猫がパニックになった時の対処法
猫がパニックになった時の対処はどのようにすれば良いのでしょうか。猫がパニックになっていると飼い主が触ろうとしても威嚇をしたり、暴れたりなど危険な状態が続いてしまいますよね。
そこでここでは、猫がパニックになった時の対処法についてご紹介させていただきます。
猫がパニックになった時には狭い場所を作る
まず猫がパニックになってしまった時には「狭い場所」を作るようにしましよう。
どのようなことが原因で猫がパニックになってしまったとしても、安全を確保し落ち着くために猫は狭い場所に入りたがります。
押し入れなどでは猫が見つからなくなってしまうこともあるので、段ボールやキャットハウスなどを準備してあげてください。脱走などをしてしまわないように扉は施錠し、窓なども開放したままにしないようにしてくださいね。
猫がパニックになった時には暗い場所を作る
猫がパニックになってしまった時には「暗い場所」を作るようにしましよう。
猫は暗い場所に入ることで落ち着くことができます。ケージやキャットハウスなどに入れ、布をかけて暗くしてあげるようにしてみてください。
猫がパニックになった時には放っておくようにする
猫がパニックになってしまった時には「放っておく」ようにしましょう。
猫がパニックになってしまっていると「猫を何とかしてあげたい」と触ろうとして、抱っこをしようとしてしまうこともあると思います。
しかし猫はパニックに陥ってしまっていると、予想外の出来事に興奮している状態にあるので、飼い主を引っかいたり噛んでしまう可能性もあるのです。ですので、なるべく猫の隠れ場所を作ってあげた後は、そっとしておいてあげるようにしましょう。
猫がパニックになる原因
猫がパニックになる原因はどのようなことが考えられるのでしょうか。
まず、猫がパニックになってしまうと
- 過呼吸になる
- 走り回る
- 攻撃的になる
- 興奮状態の後よだれを垂らすなどぐったりする
などといった行動が現れます。
こうした、猫がになって起こす行動が出てしまう原因についてご紹介させていただきます。
大きな音を聞いたとき
猫は「大きな音を聞いたとき」もパニックになってしまうということがあります。猫は人間よりも聴力が優れています。
そんなときにテレビの爆音や突然の着信音、外で聞こえる車や工事の音を聞いたときに、猫はパニックになってしまうのです。ですので猫を飼っている場合には、なるべく大きな音は避けてあげたいですね。
また、「他の猫の鳴き声を聞いたとき」にパニックになってしまうことがあります。ふだん自宅で1匹、室内飼いをしていても、外から野良猫の鳴き声が聞こえてくることがありますよね。
そんなときに突然、野良猫の激しい喧嘩や威嚇をする声などを聞いてしまうと、飼い猫はびっくりしてパニックになってしまうことがあります。また臆病で怖がりな猫だと、テレビなどで猫が映り、その鳴き声を聞いたときにもパニックになってしまうこともあるようです。
怖いものを見たとき
猫は「怖いものを見たとき」にパニックになってしまうことがあります。
猫は野生に生息していたときヘビが天敵の一つだったため、現在でも細長いものが苦手とも言われています。リモコンやきゅうりなどの細長い野菜など、細長く苦手な形を見たときにはパニックになってしまうことがあるようです。他にも、今までなかった大きなものが突然部屋に置かれていたり、普段動かないものが動くのを見た時にもパニックになるほどびっくりすることがあるようです。
猫がびっくりしてパニックになってしまいそうなものは、なるべく片付けてあげるようにしてくださいね。
怖いことをされたとき
猫は「怖いことをされたとき」にパニックになってしまうことがあります。
基本的に猫を叩くようなことは絶対にしていないと思いますが、猫を脅かすようなことをしてしまうとパニックに陥ってしまいます。
またそれだけでなく、猫の持病などで、どうしても薬をあげないといけないときに猫が嫌がっているのに無理やり体を押さえつけたりしてしまうと、パニックになってしまうこともあります。
まとめ
猫は
- 大きな音を聞いたとき
- 怖いものを見たとき
- 怖いことをされたとき
このようなときに、パニックになってしまうことがあります。
猫はパニックになってしまうとなかなか落ち着かせるのが難しかったり時間がかかったりして、飼い主も抱っこしたりなでたりしようとしてしまうかもしれませんが
- 暴れて引っかいてくる
- パニックのまま飼い主の手や腕を噛む
これらのようなことをしてしまう可能性もあるのでなるべく放っておくようにしましょう。
パニックになった猫をなるべく落ち着かせるための対策としては
- 狭い場所を作る
- 暗い場所を作る
などをして、大切な猫が早く落ち着くようにしてあげてくださいね。
猫が隠れられる場所がなかったりとっさにキャリーなどを用意してあげられない場合には、バスタオルなどを猫の顔にかけてあげると良いでしょう。顔が隠れることによって、暗く狭い場所に入ったのと近い感覚が得られ、猫が落ち着くのに役立つと思います。