猫が飼い主さんからちょっとだけ離れて座る３つの意味とは？
猫はなぜ、飼い主さんからちょっとだけ離れて座るのでしょうか？
- 意味1 側にいたい
- 意味2 監視中
- 意味3 おねだり
意味1 側にいたい
飼い主さんのことが大好きで側にいたい時、猫はちょっとだけ離れて座ります。冬などはくっつくこともありますが、暑い時期に猫はくっつくのはちょっと辛いので、近くで座ってまったりしているようです。
ツンデレな猫も、ちょっとだけ離れて座ることが多いです。飼い主さんに甘えたいけど、素直に甘えることができない…そんな時、少し離れた場所に座って、飼い主さんの存在を感じています。
意味2 監視中
猫が飼い主さんを監視するのは、良くある行動です。少し離れた場所から飼い主さんが何をしているか、危険はないかなど、じっと監視しています。
あまりくっつき過ぎてしまっては上手く監視ができないでしょうから、猫が監視をするのはいろいろな意味があるようですが、とりあえず側にいるということは、飼い主さんのことは危険ではない、と思っているのでしょう。
頑張って監視中の愛猫と目が合ったら、瞬きして愛を伝えてあげてくださいね！
意味3 おねだり
ご飯が欲しい時や構って欲しい時など、少し離れたところからじ～っと、飼い主さんを見つめることがあります。猫の恐ろしいほどの目力に、穴が開いてしまいそうな勢いです。その前に、愛猫の要求を叶えてあげましょう。
猫がいる場所で分かる５つの心理
猫がどこにいるかで、今どんな気分なのかが分かります。
- その1 高いところ
- その2 飼い主さんの膝の上
- その3 テレビやパソコンの前
- その4 窓際
- その5 飼い主さんの布団
その1 高いところ
猫は基本的に高いところが好きなので、登るというのもありますが、下に降りると危険を感じた、警戒しなければいけない状況があったとしても、高いところに登ります。
見知らぬ人や猫などが来た場合、高いところに登って身の安全を守っています。高いところから危険が去るのを待っているのでしょう。また、他の猫と睨み合いになった場合、高いところにいる方が有利なので、相手よりも高い場所から攻撃のチャンスを狙っていることもあります。
その2 飼い主さんの膝の上
膝に乗る猫、とっても可愛いです。飼い主さんの膝に乗るのは、「信頼の証」でもありますが、暖をとっているのも間違いないです。夏は乗らないのに、冬は乗りますよね？
多頭飼いの場合、特に寒い日は争奪戦になることもあります。猫にとって飼い主さんの膝の上は、座り心地の良いベッドでもあるのです。乗られる方は動けないし、足が痺れてくるしと困ることもありますが。でも幸せそうな顔をして膝の上で寝る愛猫の姿を見て、嬉しくない飼い主さんは、少ないのではないでしょうか？
その3 テレビやパソコンの前
飼い主さんが見ているテレビやパソコンの前に陣取り、我が物顔で居座る愛猫。これは構って欲しいサインとも、自分の優位性を示しているとも言われています。「私以外に関心を寄せるにゃんて！」と、飼い主さんの目を自分に向けようとしている行動には違いありません。かなりの邪魔猫ですが、これがまた可愛いらしいですよね。
その4 窓際
愛猫がじっと窓の外を見つめているのを見て、「外に出たいのかな？」と思う飼い主さんは多いですが、実際はそうではないようです。猫が窓の外を見るのは、自分の縄張り（＝家）を守る為だと言われています。
侵入者がいないか監視しているのです。窓の外の動くものを眺めて、暇潰しをしているという理由も考えられます。できれば窓枠に、愛猫の好みのベッドやキャットタワーを置いてあげると猫が快適に過ごせます。
その5 飼い主さんの布団
飼い主さんの布団にいるのは、飼い主さんのことが大好きで、信頼している証拠です。添い寝をする猫もたくさんいます。特に冬は暖をとるために、布団にごそごそと潜り込み、飼い主さんの上に乗って寝る場合もあります。
ただ、何か不満があり、その抗議のために、布団にいることもあるので注意が必要です。その抗議の仕方はと言うと…、粗相です。愛猫に布団へ粗相されたら、何かの不満を訴えていると考えて原因を突き止めましょう。
まとめ
猫の行動は時に不思議に感じることがあります。飼い主さんからちょっとだけ離れた微妙な位置にいるのは、いろいろな理由があるのですね。他者と付かず離れずの絶妙な距離感で付き合う、猫のスタイルを物語っている気もします。人と人の付き合いも、もしかしたらこれくらいが、ちょうど良いのかもしれません。