猫の風邪が治らない3つの原因と正しい対処法

【獣医師監修】猫の風邪が治らない3つの原因と正しい対処法

鼻水やくしゃみが続いてる、猫の風邪が治らない…。そんな長引いてしまう猫の風邪の症状には原因があります。飼い主の方は猫の風邪にが治らない原因を知って正しい対処をとる必要がありますね。今回は、猫の風邪が治らない場合の原因と正しい対処法をご紹介します。ぜひご参考にしてみてくださいね。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

猫の風邪が治らない原因

風邪をひいていそうな猫

長引く鼻水やくしゃみ…猫の風邪が治らない原因とは何でしょうか?調べてみると猫の風邪が治らない原因がありました。

  • 猫の風邪が治らない原因1:アレルギー性の鼻炎
  • 猫の風邪が治らない原因2:感染症などの病気
  • 猫の風邪が治らない原因3:季節の移り変わり

以上の3つです。では、猫の風邪が治らない原因について詳しく見ていきましょう。

1.アレルギー性の鼻炎

風邪をひいている窓際の猫

猫の風邪が治らない原因の1つ目には、アレルギー性の鼻炎という身近にあるアレルゲンが原因で引き起こる猫の鼻炎が原因の可能性です。

アレルギー性の鼻炎では鼻水やくしゃみと言った猫風邪に似た症状が長期的に見られるため猫の風邪が治らないと感じる原因になります。

猫がアレルギー性の鼻炎になる原因では「ハウスダスト」や「花粉」、「ダニ」や「ノミ」など身近にあるアレルゲンが挙げられます。

また、猫達は秋に「ブタクサ」と呼ばれる植物の花粉に反応して花粉症を発症させることがあります。猫の花粉症でも鼻水やくしゃみと言ったアレルギー反応が見られるため猫の風邪が治らないと感じる原因であると考えられます。

2.感染症などの病気が原因

動物病院

猫の風邪が治らない原因の2つ目では、感染症などの病気が原因である可能性です。猫の風邪は長引く鼻水やくしゃみを引き起こしますが、その猫の風邪の主な原因となるのが以下のウイルスです。

  • ヘルペスウイルス
  • 猫カリシウイルス
  • 猫クラミジア

この3種類のウイルスですが、生後2~3ヶ月頃の子猫に見られやすいウイルスと言われており、3種類の中でも特に危険とされるのがヘルペスウイルスです。

子猫が一度でもヘルペスウイルスに感染し猫ウイルス性鼻気管炎を引き起こすと症状が治まっても体内にヘルペスウイルスはとどまり続けます。

ヘルペスウイルスは感染後一生、体内から消えることはないされており、体力が弱ると再び症状が再発するため猫の風邪の中でも本当に治らない非常に危険なウイルスと言えます。

3.季節の変わり目で免疫が下がった

暖かな場所にいる猫

猫の風邪が治らない原因の3つ目には、季節の変わり目が原因の可能性があります。特に冬場や寒暖の差が激しい春先などに鼻水やくしゃみが続いてる場合は季節の変わり目よる体調不良が原因です。

鼻水やくしゃみ、声が枯れてしまうなど人であれば風邪気味という症状に似ています。鼻水が少ないが咳が出るならば、気管支炎の可能性もあります。

動物病院を受診してもなかなか治らない場合は、免疫低下が関係しているかもしれません。
食欲があるならば、少しカロリーの高いものを食べさせて免疫力が上がるようにしていきましょう。また、インターフェロンを打つという方法もありますので、動物病院で相談してみましょう。

猫の風邪が治らない場合の症状と対処法

風邪でけだるい猫

鼻水やくしゃみが続く猫の風邪が治らない場合の症状と対処法をご紹介します。ぜひ、ご参考にしてみてくださいね。

症状別の対処法1:アレルギー性の鼻炎の場合

風邪で寝込む猫

アレルギー性の鼻炎の症状とは『鼻水、くしゃみ、流涙、目ヤニ』です。万が一、猫がアレルギー性の鼻炎であった場合は以下の2つで対処してみましょう。

  • 部屋の中を清潔に保ちアレルゲンを出来る限りなくす
  • 定期的に猫の体を濡れたタオルなどで拭いてあげる

猫の風邪が治らない原因になるアレルギー性の鼻炎の場合の対処法とは猫がアレルギー反応を引き起こすアレルゲンを出来る限りなくすことです。部屋の中を清潔に保ちアレルギーの原因となる「ハウスダスト」や「ダニ」や「ノミ」を駆除することがアレルギー性の鼻炎の改善に効果的とされます。

また、猫のアレルギー性の鼻炎の場合にはアレルゲンが体に付着することで症状が悪化することもあるので定期的に猫の体を濡れたタオルなどで拭いてあげるとアレルギー症状の緩和に繋がります。

症状別の対処法2:感染症などの病気の場合

病院で受診中の猫

感染症別の症状をまずは見てみましょう。

ヘルペスウイルス症状

  • 鼻水
  • くしゃみ
  • 食欲不振
  • 角膜炎
  • 結膜炎
  • 発熱
  • 目が開かない

猫カリシウイルス症状

  • 鼻水
  • くしゃみ
  • 食欲不振
  • 口内炎
  • 口臭
  • 発熱
  • 口の中に水泡ができる

猫クラミジア症状

  • 鼻水
  • くしゃみ
  • 食欲不振
  • 角膜炎
  • 結膜炎
  • 発熱
  • 口内炎
  • 肺炎
  • 多発性関節炎

上記の感染症であった場合は以下の3つで対処してみましょう。

  • ヘルペスウイルス(抗ウイルス薬、インターフェロンなど)
  • 猫カリシウイルス(インターフェロン注射など)
  • 猫クラミジア(抗生物質の投薬治療など)

猫の風邪が治らない場合の対処法とは、猫の風邪の主な原因となるウイルスへの対症療法です。ウイルスに直接効く薬はありません。起こる症状に対して治療を行っていきます。

猫の風邪といってもウイルスが違えば治療法も変わるので、まずは動物病院でウイルス検査をしてウイルスの特定をすることが必要になります。

勿論、早期発見は早期治療に繋がるので、猫の鼻水やくしゃみが続いてる、猫の風邪が治らない…など症状が不安な時は動物病院に連れて行き早めに受診して貰うことが大切です。

症状別の対処法3:猫が季節の変わり目で体調不良になった場合

お部屋でのんびりしている猫

猫が季節の変わり目で起こりやすい症状とは『鼻水やくしゃみ、声が枯れる』といった症状です。万が一、猫が季節の変わり目に体調不良になった場合は以下の4つで対処してみましょう。

  • 動物病院で症状を改善する薬を貰う
  • 朝や夜の寒い時間帯は室内に入れる
  • 部屋は暖かくする
  • 症状が治るまでは出来る限り室内での生活をさせる

猫の風邪が治らない原因になる、猫が季節の変わり目で体調不良になった場合の対処法とは動物病院で症状を改善する薬を貰う必要があります。

また、家では部屋を暖かくして出来る限り寒暖の差がないように心がけてあげることで対処することが出来ます。室内飼い猫も外飼い猫同様に部屋は暖かくして寒暖の差が出来ないように気を付けてあげましょう。

猫の風邪が治らない場合は動物病院へ

薬を出す猫ナース

猫の風邪が治らない場合の一番の対処法は、まずは動物病院で原因を特定して貰うことです。そして、その原因によって正しく対処することが症状の改善に繋がります。

しかし、猫と人の風邪は違い、長引いてしまうケースが珍しくありません。猫の風邪が治らないという子では数ヶ月以上、治ったり再発したりと風邪の症状を繰り返してしまうようです。

かぜが長期化すると涙目や鼻炎の症状が持続士慢性化する場合もあります。飼い主の方は根気よく治療と適切な対処を続けましょう。

まとめ

青い空と猫

今回は、猫の風邪が治らない場合の原因と正しい対処法についてご紹介しました。猫の風邪はなかなか治らないことも多いため、重い病気なのでは?と不安に思われることも多いと思います。

筆者の猫は季節の移り変わりに風邪のような症状が続いた為、動物病院に連れて行くと季節の変わり目で体調不良になったと診断されました。猫は季節の変わり目で体調を崩してしまうことが多い様です。ウイルス性ではないと判断されて安心したのですが、薬と部屋の温度調整に苦労しました。風邪に似た症状はある日突然治ったのですが、治るまでには数ヶ月間かかりました。

猫の風邪が治らない場合は一度、動物病院に連れて行くことで猫の状態が分かるので飼い主の方も安心できます。猫も症状が改善に繋がるので不安になった時はかかりつけの獣医師に相談してみてくださいね。

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