猫がそら豆を食べても大丈夫なの?
台所でそら豆を茹でていると、くんくんと鼻を鳴らして寄ってきます。そして、枝豆を食べる事が多くなるこの季節ですが、豆類の中でも粒が大きい「そら豆」について紹介します。
豆を食べたがる猫が多いと聞きますが、猫にそら豆を与えるのは、おやつ程度ならばOKです。そして、与え方、与える量等を気をつければ問題なさそうです。
猫がそら豆を食べても害はありませんが、そら豆には元々ミネラルが含まれていますので、腎臓の病気の猫には与えないようにしましょう。
猫がそら豆を食べた時の効果
- 疲労回復
- 肥満予防
- 便秘解消
- 胃腸の機能回復
- 血圧降下
- 貧血防止
そもそもそら豆は栄養素が豊富で、ビタミンB1は疲労回復や疲れにくくする効果がありますし、ビタミンB2は、脂質や糖質をエネルギーに変える働きがあり肥満予防になります。
また、そら豆には食物繊維が含まれておりそら豆を包む薄い皮にポリフェノールや食物繊維が豊富に含まれているので便秘を解消して腸内を整えてくれる働きがあります。
また、胃腸の機能を高めてくれ体力を向上させてくれます。胃腸の状態が良いと、皮膚が健康になると言われています。カリウム、鉄、亜鉛、銅、ミネラルも多く血圧降下や貧血防止にも良いとされます。
猫がそら豆を食べる時の注意点
そら豆の主な成分や効果はすごく豊富な事がわかりました。しかし人間が食べる場合と、猫が食べる場合では違うので注意する必要があります。
注意する点を3つ紹介します。
1.味付け
人間が食べる時は塩茹でや味をつけて食べる事が多いですが、塩分の摂りすぎは、腎臓に負担がかかるのでダメです。猫に与える時は味付けはしないようにしましょう。
2.量
そら豆に栄養があるからと言って、たくさん与えるのは危険です。猫は消化機能があまり優れていないので食べ過ぎは下痢や嘔吐などの症状が出る事もあります。また、そら豆からアレルギー反応が出る事もあります。まずは一粒から与えて様子を見てください。
3.与え方
必ず茹でて下さい。火を通さない生を与えてはいけません。そら豆は、他の豆よりも粒が大きいので、丸ごと与えると喉につまる危険性もあり細かくするか潰して与えてあげましょう。その際豆のうす皮は取る方がいいと思います。旬の物は皮が薄くて食べやすいと言われているので細かくしてやればいいかも知れませんね。
まとめ
猫にそら豆は、食べても毒性の物ではないので、大量ではなく少量なら大丈夫という事です。しかし、猫にとってはそら豆はおやつ程度で、栄養を摂るために与えると考えるのはあまり意味がないと思います。
猫の体を作るのに必要なものは、キャットフードに含まれています。あげるとしても、ひと口だけあげるのがベストだと思います。
万が一、そら豆を食べて異変がある場合はすぐに病院に行きましょう。どれくらい与え、どのように与えたのかを伝えられる様にして下さい。