子猫がごはんを食べない理由とその対処法

子猫がごはんを食べない理由とその対処法

この記事では「子猫がごはんをなかなか食べてくれない時どのような原因が隠れているのか」や「子猫にごはんを食べさせるための対処法」について紹介します。

子猫がごはんを食べない時に考えられる理由

キャットフードのお皿と子猫

生後1年未満の猫は、成長盛りの子猫にあたります。この時期の猫は基本的に食欲も旺盛で、どんどんとからだが大きくなる時期なのですが、さまざまな理由によりごはんを食べなくなることもあります。
以下、子猫がごはんを食べなくなった時に考えられる理由について紹介します。

理由1:歯の生え変わりのせいで食欲不振になっている

猫は生後3~6ヶ月目あたりの期間に、歯の生え変わりが起きます。人間の子供が大人の歯へと生え変わるように、子猫にも大人用の歯が生えてくるのです。

この時期になると、生え変わりのせいで口の中がムズムズしたり、歯が抜ける前後で軽い痛みなどをおぼえることがあるため、その違和感のせいで食欲不振になっていることがあります。
歯の生え変わりで食欲不振になっている場合は、食欲もすぐに戻るためそこまで心配する必要はありません。

理由2:環境の変化のせい

子猫の時期に、飼い主さんが決まるという猫は多いです。ペットショップやブリーダーさんの家、野良猫の場合は屋外など、今まで住み慣れていた場所から、飼い主さんのお家へ移り住んだ場合、はじめのうちは環境に慣れず、食欲が湧かない猫もなかにはいます。

理由3:ごはんのにおいや味に警戒している

子猫の時期は、まだ食事に関する経験が浅いため、今までに食べたことのない味やにおいのごはんに遭遇する機会もたくさんあります。
そのため、新しいキャットフードを与える際などは、警戒してなかなか食べないこともあります。

理由4:ごはんの味に飽きた

猫は食にうるさい生き物です。毎日同じごはんが続くと飽きてしまい、違う味や食感のものを要求することがあります。
ずっと同じごはんを与え続けていた場合は、別のキャットフードに変えてみるのもよいでしょう。

理由5:おやつなどの食べすぎ

子猫に可愛くおやつをおねだりされると、つい要求に応えておやつをたくさんあげたくなります。
しかし、子猫の要求のままおやつを与えすぎた結果、ごはんの時間になってもお腹が減らず、ごはんを食べなくなってしまうこともあるのです。

理由6:病気や体調不良を起こしている

子猫の時期は、成猫に比べて体力もないですし、免疫力も弱い傾向にあります。そのため、病気や体調不良を起こしやすいです。
下痢や嘔吐、便秘、発熱、その他通常は見られない異変が起きている時は、何かの病気にかかっている場合があり、そのせいで食欲不振になっている可能性が考えられます

子猫がごはんを食べない時はどうしたらよい?

キャットフードのにおいを嗅ぐ子猫

もし、子猫がごはんを食べなくなってしまった時は、以下の対策をとってみましょう。

嗜好性の高いフードに変えてみる

水分量の多いウェットフードや、猫の大好物であるお肉や魚をたくさん使ったフードは、猫の食欲を掻き立てやすいです。
体調不良やストレスを抱えている時や、味の選り好みが激しい時などでも、嗜好性の高いキャットフードを与えれば食べてくれる可能性があるため、試してみる価値はあります。

おやつの与えすぎには注意

子猫の要求のまま、おやつを与えすぎるのはあまり好ましくありません。なぜなら猫用おやつは、あくまでも「おやつ」であるため、成長に必要な栄養などをしっかり摂れるわけではないからです。

子猫の時期は成長のために栄養のとれるごはんをたくさん食べさせてあげた方がよいので、もし、猫が空腹を訴えているようであれば、おやつではなくごはんを与えるようにしましょう。

様子がおかしい時は動物病院へ

もし、歯の生え変わりが終わったはずなのに食欲が戻らない場合や、家の環境に慣れたにも関わらずごはんをなかなか食べない場合は、動物病院に相談しましょう。また、食欲不振の他に異変が見られる場合も、動物病院で診てもらうことをおすすめします。

早めに動物病院で受診することによって、容体の悪化を事前に食い止められることも多々あるため、子猫の様子をよく観察しておき、少しでも変だと思う時は獣医さんに診てもらいましょう。

まとめ

ミルクを飲んでいる子猫

たくさん食べるはずの子猫の時期に、ごはんを食べなくなるととても不安になってしまいがちです。でも、原因が分かれば、すんなりと食べてくれるようになるケースも多いため、日頃から子猫の様子をよく観察しておきましょう。
もし、病気や体調不良を起こしている場合は、早めに動物病院に連れていくのが賢明です。

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