猫が着地する時声を出す理由
猫が着地の時に声を出すのは掛け声
猫は高い所からジャンプして着地をする際に、思わず「にゃっ」といった短い鳴き声を出すことがあります。
この着地時に鳴く声について詳しいことは分かっていませんが、着地の声はおそらく人間でいう「どっこいしょ」や「おっとっと」などといった掛け声的な意味で着地をした時に発しているのではといわれています。
猫が着地する声はふいに出る
そのため、意識的に鳴き声を出しているというよりかは、思わず声に出てしまったという状態に近いと考えられます。もちろん、猫によっては着地時に声を出さないこともあります。猫の性格などによってその辺は変わってくるため、着地時の鳴き声は個性のひとつだと思ってよいでしょう。
猫が着地出来る高さ
猫が着地出来る高さは個体差がある
猫が着地できる高さは、猫の体重や大きさ、運動神経の良さや体質などによって変わってきます。そのため、高いビルから落ちても平気な猫もいれば、小さな木から落ちて怪我をする猫もいるのです。
猫が着地出来る高さの平均
ただ、平均的な猫の体格の場合、2~3階建て程度の高さまでなら無事に着地できるのではといわれています。
猫は低い場所から着地した時の方が危険?
また、猫の場合高いところから落ちた時よりも、低いところから落ちた時の方が重傷になりやすい傾向にあります。猫は落下している間に姿勢を整えて着地に備える習性を持っているため、落下距離が短いと受け身の姿勢をとる前に地面にぶつかるリスクが上がります。
一方、落下距離が長いと地面に着地する前に、受け身の準備をしっかりとできるため、怪我をしにくい傾向にあるのです。
着地が下手な猫たち
猫の中には着地が下手な子もいます。猫の性質上、ジャンプや登ることは得意でも着地に関しては苦手な場合もあるのです。そこで、思わずクスリと笑ってしまう「着地が下手な猫の動画」をいくつか紹介します。
着地が下手な猫動画「着地が下手なニックさん」
ねこじゃらしで遊ぶ猫の動画です。勢いよくジャンプするのは良いのですが、着地する際、お布団の上にお腹からボテっと落ちるところに不器用さが感じられます。下手な着地を繰り返しながらも一生懸命遊んでいる姿にキュンキュンします。
着地が下手な猫動画「猫ダイビング大失敗」
こちらはSNS等でも有名ですね!ベランダからジャンプする際に着地に失敗した猫の動画です。両手両足を綺麗に広げたまま、モモンガのような体制で綺麗に落下していきます。
この猫の場合は、地面についた際に怪我もなく無事だったようですが、打ち所が悪いと大怪我に繋がる可能性もあるため、飼い猫にはやらせないようにしましょう。
猫が着地に失敗した時の対処法
猫が着地に失敗した時はまず病院へ
もし猫が高い所から飛び降りて、着地に失敗した場合はすぐに病院に連れていきましょう。また、落下した場所の状況によって怪我の症状も変わってきます。土や芝生の上に落下するよりも、コンクリートの上に落下した時の方が重傷になりやすい傾向にあります。
猫が着地に失敗した時病院へ運ぶ方法
一見平気そうに見えても、骨折などをしている可能性は十分に考えられるため、できるだけ猫のからだに負担がかからないようにそっと運び、すみやかに動物病院へ連れていきましょう。
猫が着地に失敗し怪我をしていない場合
また、怪我をしておらず無事に着地できたように感じる場合でも、地面に体をぶつけた可能性があるのなら、念のため病院で診てもらうことをおすすめします。
猫が着地した時内臓に異常は無いか確認してもらう
猫は落下した時の衝撃で、肝臓の細胞にダメージが加わっていることがあります。肝臓の細胞が壊れた場合、猫本人にも自覚がないまま肝臓の機能に悪影響を及ぼす可能性があるため、着地に失敗した旨を動物病院で伝えた上で肝臓が大丈夫かどうか診察してもらいましょう。
落下しないための対策
着地に失敗して怪我をしないためには事前の予防策が重要となってきます。猫の落下事故の中でも特に多いのが、二階以上のベランダから誤って飛び降りるケースです。
そのため、落下事故が起きないように、あらかじめ猫が通れそうな手すりの隙間などは落下防止ネットを張っておくことをおすすめします。
まとめ
着地をする際、声が出てしまう猫もいますし、そもそも着地が下手な猫もいます。
猫の個性によって着地時の様子も変わってくるため、猫が身近にいる場合は、どのような着地をするのか注目してみるのもおすすめです。
30代 女性 のりちゃん
我が家の猫ちゃんも本棚からはるばる着地するときにだけニャニャっと声が出ています。
よいしょっと、というかんじでしょうか。面倒なのかはわかりませんが、間にある家具を抜かして高い場所から下りてきます。
怪我をしないようによく見ているようにしています。
外出するときには、上がれないようにしておいたり、対処をしています。
2階のベランダにも出ますので、1階の庭までの間にネットを張りました。やっと、安心して暮らせています。猫ちゃんは、好奇心旺盛でどんな場所にいくか想像できないので私たち飼い主が、気をつけてあげなければなりませんね。