死亡する事も…チューリップが猫に危険な理由

死亡する事も…チューリップが猫に危険な理由

猫がチューリップにより死亡したというニュース皆さんもご覧になりましたか?猫にとって有毒な植物がたくさんあるのをご存知の方もいらっしゃるでしょうが、チューリップが有毒な植物であることをご存知の方はすくないのではないでしょうか?チューリップを食べた猫が死亡する事故のニュースを見て初めて知った!という方もいらっしゃるはずです。今回はそんな危険な猫とチューリップについてみてみましょう。

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監修:獣医師 平松育子先生

(ふくふく動物病院)

猫がチューリップで死亡したニュース

チューリップと猫

猫がチューリップによって中毒死した。そんなニュースが世界中に驚きを与えました。イギリスに住む猫が、飼い主が有毒だと知らずに部屋の中に飾っていたチューリップをかじったことにより腎臓機能が低下する腎不全を引き起こしてしまったのです。

誤ってチューリップを食べてしまった猫ちゃんは手の施しようがなく、飼い主様と相談し最終的には安楽死という悲しい選択をすることになったようです。この悲しいニュースを聞いて思うことは「猫にとってチューリップは有毒だったんだ!」ということでではないでしょうか?

しかも、このニュースによればかじったと思わる次の日には手の施しようがないような状態になっています。

チューリップがそれほどまでに、死に至るまでの進行が早い危険な植物だという事実に驚きを隠せないと思いますが、実はチューリップは猫にとって危険なユリ科の花だといえばその理由がわかるのではないでしょうか?

猫がチューリップで中毒を起こす理由

チューリップ畑にいる猫

猫にとってユリ科の植物に触れるのは死を意味しています。葉や花を食べるだけではなく、花粉や花瓶の水を舐めることすら中毒症状を引き起こす原因となります。そんなユリ科の植物であるチューリップを口にしたらどうなると思いますか?

  • 嘔吐
  • 下痢
  • 脱水症状
  • 腎臓障害
  • 視力障害
  • 呼吸困難
  • 手足のしびれ
  • 全身麻痺

など、どれも死に至るような重篤な症状を引き起こすのです。特にチューリップの球根は猫に中毒症状を引き起こす成分が多く含まれているため細心の注意を払う必要があります。

また、チューリップを口にしたことに気付きすぐに病院に連れて行ったとしても手遅れな場合も多く、一命はとりとめても慢性腎不全となり闘病生活を余儀なくされることも珍しくはありません。

このような恐ろしい症状を引き起こさない為にも、猫が触れられるようなところにはチューリップを置かないようにし、齧らなくても花粉がつかないようにしましょう。何かが起きた後では遅いのです。愛猫の命を守るためにも事前の対策が大切なのだと覚えておきましょう。

チューリップ以外にも猫にとって危険な植物

チューリップの花束と猫

チューリップ以外にも猫にとって危険な植物はたくさん存在します。今回はせっかくなので、チューリップ以外の猫にとって危険だと言われている有毒な植物をご紹介します。愛猫の事を考えるなら決して食べさせないように注意しましょう。

ユリ科

  • ユリ
  • チューリップ
  • ヒヤシンス
  • カサブランカ

今回ご紹介したチューリップと同じユリ科の植物は私たちの生活にとても身近な植物です。誰かから花束をもらった時、よくよくみたらユリ科の植物が入っていた!なんてことも珍しくはありません。ユリ科の植物はチューリップでもご紹介した通り、とても症状が重くなりやすく死亡事故も多い直物です。ぜひ注意をしましょう。

ネギ類

  • たまねぎ
  • 長ネギ
  • ニンニク
  • アサツキ

ネギ類は猫にとって大変危険な植物として有名なのでご存知の方も多いと思います。症状としては歩行困難、嘔吐、下痢などが現れ、最終的には死に至る可能性もあります。玉ねぎや長ネギは知っていたけどニンニクは知らなかった!なんて声も聞きますのでぜひ注意しましょう。

ナス科

  • タバコ
  • ナス
  • トマト
  • ホオズキ

知らな人も多いのですが、ナス科の植物は猫にとって有害な場合が多いです。特にお部屋の中でトマトなどを育てている人は要注意。熟したトマトに害はありませんが、芽や葉っぱを口にすると嘔吐、血便、腹痛、呼吸困難、痙攣などの症状を引き起こします。中には心筋梗塞に繋がる場合も。そのような危険があるため、猫の触れられるような場所でナス科の植物を育てるのは控える方がいいでしょう。

まとめ

猫とチューリップ

私たちの身近である植物、チューリップは猫にとってはとても危険で死に至る可能性も高い植物であるという事実に驚いた方も多いでしょう。チューリップだけではなありません。植物には猫にとって有毒で危険な植物がたくさんあります。

愛猫に万が一の事態が起こったらいけません。お部屋の中に植物を置くときは猫に有毒ではないか調べるようにしましょう。

またチューリップなどをどうしても飾りたいと思うならば、猫が決して触れられるような場所で楽しむようにしましょうね。

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