猫がおしっこをしない!考えられる原因や病気と対処法

猫がおしっこをしない!考えられる原因や病気と対処法

猫は1日に、1~4回程度おしっこをすると言われています。もし愛猫がおしっこをしない時は、どうしますか?そこには重大な原因が隠れているかもしれません。なぜおしっこをしないのか、考えられる原因、病気、対処法などをお伝えしていきます。

13096view

監修:獣医師 加藤桂子先生

(伊達の街動物病院)

猫がおしっこをしない原因

猫おしっこ1

猫がおしっこをしない原因は、以下の事が考えられます。

  • 病気のため、おしっこをしない
  • ストレスや警戒心のため、おしっこをしない
  • トイレが気に入らないため、おしっこをしない
  • 水分不足のため、おしっこをしない

猫が病気のため、おしっこをしない

特に猫は、下部尿路と言って膀胱とそれに続く尿道に病気をかかえやすい動物です。これらの泌尿器系に病気が起きると、おしっこが出にくくなる原因となる場合があります。

猫がストレスのせいで、おしっこをしない

また、元々繊細で警戒心が強い猫ですから、何らかの原因でストレスを溜めたり、警戒したりする事により、おしっこをしないのもしれません。

猫はトイレにこだわりがあるので、おしっこをしない

猫はトイレにこだわりがある傾向があり、トイレが汚い、トイレが気に入らないなどの理由で、おしっこをしなくなることも考えられます。

水分不足のため猫が、おしっこをしない

そして、猫はあまり積極的に、水分を取らない事があります。体内の水分量が不足して、おしっこをしないのかもしれません。

これは猫の先祖であるリビアヤマネコが砂漠に住んでいた事に起因する、と言われていますが、普段からなるべく、水分を取らせるような工夫が必要です。

猫に水分を取らせる方法

例えば、ドライフードだけでなくウェットフードも与える、ドライフードを水分(お湯やチキンスープなど)でふやかしてから与える、などです。

猫に無理矢理水を飲ませるのは難しいので、ご飯から自然に水分を摂れるようにしてあげましょう。逆に、水を飲み過ぎる場合は、病気が隠れているかもしれません。

猫がおしっこをしない病気

猫おしっこ2

猫がおしっこをしない原因の1つである、病気について詳しく見てきましょう。

  • 膀胱炎
  • 尿路結石

「膀胱炎」のため猫がおしっこをしない

結晶、細菌感染、ストレスなどにより、膀胱炎になることがあります。おしっこが出ずらい、痛い等の理由からおしっこをしないという事があります。膀胱炎を放置すると腎機能に悪影響がでてきてしまう場合もあります。

酷くなると腎臓の機能が低下し、急性腎不全へと発展する可能性もあります。急性腎不全になると慢性とは違って、体の中に急に毒素がたまってしまい急激に体調が悪くなってしまいます。ここまでなってしまうと命にもかかわりますので、早急な治療が必要になります。

そこまではいかずに、膀胱炎として治療する場合、なにが膀胱炎の原因かによって治療法は異なってきます。石や結晶が原因であれば食事療法や抗生剤の投与、ストレスが原因ならばトイレ環境の整備や、可能であればストレスの除去やフェロモン製剤の使用、細菌が原因ならば抗生剤などの治療を行っていきますが、症状に合わせて、治療方法は検討されます。

「尿路結石」のためおしっこをしない

人間でもありますが、尿路の一部に結石ができ、それらが詰まる事でおしっこをしない状態になります。全くおしっこがでないか、出ても少量で、排尿時に痛みを伴う場合も。

愛猫がしょっちゅうおしっこでトイレに行っていたら、この病気かもしれません。おしっこの状態を良く見て、血が出ていないか、おしっこがキラキラしていないかなど、チェックしてください。

結石の原因は、食事や性別などです。メスよりもオスの方が、体の構造から、かかりやすいようです。

結石にはいくつか種類がありますので、かかりつけ医に訊ねてみましょう。それにより、原因がハッキリと分かります。治療は食事療法や投薬、内科療法では難しい場合は手術などが行われます。

子猫がおしっこをしない時の応急処置

  • 子猫のおしっこが出る所をぬるま湯で濡らしたキッチンペーパーで刺激する
  • 生後3週間以降で自分でおしっこができるようになる

また子猫の場合ですが、産まれて間もない子猫は、自力で排泄ができないので、放っておくとおしっこをしません。母猫がいればおしりをペロペロと舐め排泄を促すのですが、母猫がいない場合は、飼い主さんが代わりに行う必要があります。

哺乳をする毎に、ぬるま湯で濡らしたテッシュやコットンなどで、おしっこの出口を刺激してあげましょう。キッチンペーパーが母猫の舌の感触に似ていると言われているので、キッチンペーパーでも良いですね。

おしっこの色が付かなくなるまで、何度か刺激しこすって出してあげてください。生後3週間以降で、自力での排泄ができるようになってきます。

そうなったら次は、トイレの上で排泄するように促してあげましょう。猫は砂があれば比較的、トイレを直ぐに覚えてくれます。おしっこをしたそうにソワソワしだしたら、トイレへ連れていってあげましょう。また自分のおしっこの匂いがついたテッシュやキッチンペーパーなどを覚えるまでトイレにおいてあげても効果的です。

まとめ

ぐったりする猫
  • 病気のためおしっこをしない:膀胱炎、尿毒、尿路結石の可能性
  • ストレスや警戒心のためおしっこをしない:ストレスの原因をつきとめる
  • トイレが気に入らないためおしっこをしない:トイレを掃除する、新しい物を買う
  • 水分不足のためおしっこをしない:フードに水分を加える
  • 子猫がおしっこをしない時は、母猫がするようにお尻を刺激してあげる

猫のおしっこはニオイがキツく、嫌がられる方もいるでしょうが、実は健康のバロメーターだったりします。猫は言葉を話しませんので、おしっこなどの排泄物で、体の状態をある程度、把握することができるのです。

ですから、愛猫がおしっこをしない時は、何かしらの異常が生じているのでしょう。

おしっこをしない事が続くと、愛猫の体が危険です。なるべく早く、対処してあげましょう。

そして、おしっこをしない原因は何か、獣医師と相談しながら、原因を見つけてください。

40代 女性 ねね

猫ちゃんがおしっこをしないときは、なにかしらの、病気を疑った方がいいかもしれません。水分不足が、原因で脱水になりおしっこがでないときもあります。我が家の猫ちゃんも、ストレスが原因でおしっこがでなくなり、尿毒症になりかけました。点滴をしていただき、半日後におしっこが出て、元気になりましたが、心配しました。猫ちゃんが水を飲まないときは、フードをお湯でふやかしたりして、自然に水分をとれるようにしてあげましょう。ビタミンの、摂取ができるので、ブロッコリーを茹でて細かく刻んでトッピングしてあげてもいいですね。
人気のキーワード