猫が泡を吹く理由
愛猫が泡を吹いてしまうと、飼い主さんはとても心配になりますよね。ただ、一言に泡を吹くと言っても、その症状や原因は様々です。猫が泡を吹く時に考えられる主な理由は、以下の4つです。
- 猫が泡を吹く理由:誤飲
- 猫が泡を吹く理由:空腹
- 猫が泡を吹く理由:てんかん
- 猫が泡を吹く理由:苦いものを口にした
誤飲
誤飲によって何度も嘔吐を繰り返し、泡状の胃液を吹く、吐く事があります。また、毒物や有害物質を誤飲した場合には、中毒症状によって泡状のヨダレをダラダラと垂らす事も。
空腹
猫は空腹時に胃液を吐く事があります。無色透明の胃液が、泡状になって吐き出される事で泡を吹いているように見える場合があります。
てんかん
てんかんの発作症状でも、口から泡を吹く事があります。泡を吹く以外に意識がない、痙攣している等の症状がある場合は、てんかんを疑いましょう。
苦いものを口にした
薬等の苦いものを口にした時に、ブクブクと泡を吹く事があります。これは、胃液等を吐いている訳ではなく、苦いものを口から吐き出そうと大量のヨダレを垂らす事で、泡を吹いているように見えるようです。
猫が泡を吹く原因は、特に心配の要らないものから、何らかの病気が隠れているものまで様々です。ただ、繰り返し泡を吹く場合や、泡を吹く以外の症状がある場合はすぐにかかりつけ医を受診しましょう。
猫が泡を吹く時に考えられる病気
猫が泡を吹く時に考えられる主な病気についてご紹介します。
胃炎・胃潰瘍
猫が繰り返し泡状の胃液を吐く場合、まず胃腸障害が疑われます。胃腸障害を引き起こす原因は多岐に渡り、ウィルス性の感染症や食べすぎ、ストレス等、原因の特定が難しい場合も少なくありません。猫は比較的吐きやすい動物ではありますが、1日に何度も泡を吹く、元気がない場合等はすぐにかかりつけ医を受診しましょう。
食道炎
人間の病気としても知られる逆流性食道炎は、猫が掛かる事もある病気です。何らかの原因で食道が炎症を起こしている場合、食べ物を飲み込む際に痛みを感じる事で、大量のヨダレを垂らしたり、泡状の胃液を吐いたりする事があります。
上記以外にも、膀胱炎や腎臓病等も嘔吐やヨダレが増える等の症状が表れる事があります。愛猫が何度も繰り返し泡を吐く場合は、たとえ元気があったとしてもかかりつけ医に相談し、原因を突き止めておくと安心ですね。
猫に泡を吹かせない薬の飲ませ方
猫が泡を吹く原因として多いのが「苦い薬を飲ませた時」です。抗生物質等は苦い味がするものが多く、飲ませるのに苦労する飼い主さんも多いですよね。猫は苦いものを口にすると、飲み込まないようヨダレをブクブクと出します。初めて愛猫が泡を吹くのを見た飼い主さんは何事だと驚く事も多いようですが、嘔吐している訳ではないので心配は要りません。しかし、薬を飲ませる時に泡を吹いてしまうと、薬をちゃんと飲ませられず困ってしまいますよね。ここでは、そんな時の対処法についてご紹介します。
オブラートに包む
猫用のオブラートも様々な種類が販売されており、粉薬や砕いた錠剤を包んで飲ます事ができます。人間用のオブラートを小さく切って使用しても問題ないようですが、猫用のオブラートであれば、猫が好む香りが付いているので飲ませやすいかもしれませんね。
タブポケット
猫に薬を飲ませる為のおやつのようなものです。真ん中に空いた穴に薬を入れて食べさせるタイプや、薬を包める粘土状タイプまで様々な種類が販売されています。どれも猫が好む味に作られている事から、無理に口を開く必要もないので、愛猫の好みの味を探してみるといいかもしれません。
ハチミツや無塩バター
一時的に薬を飲ませなければいけないという場合は、家にある調味料を少量混ぜて苦い薬を飲ませるという方法もあります。ハチミツや無塩バター、マヨネーズ、シロップ、ヨーグルト等に薬を混ぜ、猫の鼻と口の間にちょんと付けると舐めとってくれます。ただ、人間用の食べ物ですし、高カロリーのものが多いのでこの方法を長期的に利用するのはお勧めできません。
猫は、一度嫌な事と覚えるとなかなか忘れてはくれないので、薬を見せるだけで泡を吹くという子も居るのだとか。薬を飲ませたいのに泡を吹いて飲んでくれないという場合は、是非上記の方法を試してみて下さいね!
まとめ
猫が泡を吹くというと、とても心配になりますがその理由は様々です。薬を飲んで泡を吹くというのも、知らなければ何事かと不安になりますよね。ただ、やはり何度も嘔吐を繰り返す場合は深刻な病気が隠れている可能性もありますので、愛猫が頻繁に泡を吹く場合は早めにかかりつけ医に相談しましょう!
女性 ひなまま
もしも愛猫が泡を吹いた場合、何かニガイものを口にしなかったかどうかを確認し、していないのであれば重篤な病気の可能性も考え、早急に動物病院へかかることが1番です。
ニガイ薬を飲んだ際に泡を吹いてしまう猫ちゃんにオススメな薬の飲ませ方ですが、「オヤツに混ぜる」という方法です。
我が家の猫達もたくさんの病気をしてきて、何度もニガイといわれる薬を飲んだ経験があります。
そのたびに活躍するのが「チャオちゅ~る」というオヤツ。粉剤ならばそのままちゅ~るに混ぜ、錠剤なら細かくして混ぜて与えると嫌な顔せずにペロッと食べてくれることがおおいですよ。
40代 女性 さわこ
従兄弟の猫ちゃんが、てんかんの発作を起こしたときに泡を吹き驚いたそうです。
しかし、治療の甲斐があって現在はあまり発作がでないそうです。
大きな病気につながらないように、注意をしているそうです。