猫が過呼吸になっている時の症状と原因や対処法

猫が過呼吸になっている時の症状と原因や対処法

猫の過呼吸とは息が早く、荒くなる症状のことを言います。大切な愛猫が苦しそうにハァハァと息をしていたら誰だって心配になりますよね?愛猫が過呼吸になった場合どのような原因が考えられ、どのような対処法をとればいいのでしょうか?

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監修:獣医師 平松育子先生

(ふくふく動物病院)

猫が過呼吸になっている時の特徴

口を大きく開ける猫のアップ
  • 呼吸が早い
  • 口を開けて呼吸をしている
  • 横隔膜が激しく上下して呼吸をしている
  • 鼻を世話しなく動かし息をしている
  • 苦しそうにしている

猫は過呼吸になりにくい動物です。通常の呼吸では見られないこのような症状が出ている場合、何らかの病気の可能性を疑うべきです。

呼吸器系の病気の他、心臓疾患も呼吸器の異常が伴う場合があります。さらに過呼吸のような症状が出ている場合、病状はかなり悪化している可能性が高いです。

いつもと違う呼吸をしている、身体全体で息をしている、ハァハァと口を開けて息をしているといった症状が見られたら早めに動物病院に駆けこみましょう。

  • 息をするたびに鼻腔がピクピクする
  • 呼吸をすると首の付け根がへこむ
  • 香箱座りから横になりにくそうにしている

呼吸意外にもこれらの症状が起きている場合も同じく何かの異常が起きています。早めに動物病院に行くようにしましょう。

実際の症状の動画を見つけましたので参考にしてください。

↑呼吸をするたび鼻腔をピクピクする猫

↑お腹を上下させ苦しそうに呼吸をしています

このような呼吸が見られたら注意をするようにしてあげましょう。

猫が過呼吸になる原因

ストレスで怒っている猫

猫が過呼吸になる原因は主に4パターンが考えられます。

  • ストレス
  • 興奮
  • パニック
  • 病気

順番に猫の過呼吸の原因を見ていき予防できるものは予防するようにしましょう。

ストレス

猫はストレスに弱い動物です。ストレスがたまると様々な病気を引き起こす他、問題行動を引き起こす原因にもなります。

ただストレスを与えただけでは、早々に呼吸に異常が現れることはありませんが過度なストレスにより過呼吸のような症状を引き起こす事例は度々見かけます。

例えば長時間の車移動、見知らぬ人に過度に接触する、怖い思いをするなど、いつもと違った状況に長時間さらされると過呼吸になりやすいようです。

猫にとって過度なストレスは死の原因になることもあります。愛猫にはストレスを極力与えないようにしましょう。

興奮

運動したあとなどの興奮状態の時にハァハァと息をする場合があります。これは興奮したことにより心拍数があがったり、上がった体温を下げようとするときに見られる症状です。

心拍数や体温が戻れば症状も自然と戻ります。呼吸が戻るまでソッとしておいてあげましょう。

パニック

怖い思いをしたり、何かに驚いたり、トラウマになるようなことが起こると猫もパニックを起こし過呼吸になります。きっかけはその猫ちゃんによって様々ですがパニックになったときは、飼い主様が触れる状態なら優しく撫でてあげ声をかけて落ち着かせる。
手を触れられない程のパニックなら安全な部屋に閉じ込めて様子を見る。落ち着いてきたら優しく声をかけてあげる。
落ち着いたのを見届けたらパニックになった原因が何か考えて対策を取ってあげるようにしましょう。

病気

呼吸に異常が出る病気は呼吸器疾患がもっとも多く、肺炎や肺水腫が考えられます。そういった場合、咳や鼻水、嘔吐や下痢といった症状も見られますので、呼吸の異常と共に見られたらすぐに動物病院に連れていきましょう。

その他にも心疾患も呼吸に異常が見られます。動くとすぐに息が切れる、ぐったりしている場合は獣医師に相談しましょう。

猫が過呼吸になっている時の対処法

聴診器と猫

では愛猫が実際に過呼吸になった場合、どのような対策をとってあげればいいのでしょう?病気の場合は言わずもがな獣医師に相談します。場合によっては酸素吸入をするように指示が出ます。あとはその病気にあった治療を進めて行くことになります。

一時的な過呼吸であれば、刺激を与えず症状が落ち着くまで静かに見守るようにしましょう。あまりにも長時間治まらない、明らかに異常である場合は獣医師に相談をするようにしましょう。重大な病気が隠れている可能性があります。

まとめ

仰向けに寝転がった猫

猫の過呼吸は希な症状な分、症状がでた場合は重篤な病気が隠れている場合があります。少しでも呼吸に異変を感じたら獣医師に相談するようにしましょう。

また過度なストレス、不要なパニックを与えないように普段から穏やかな過ごしやすい環境を用意してあげるようにしましょう。それが愛猫に長生きしてもらうコツでもあります。皆様素敵な猫LIFEを!

30代 女性 すもも

私は実際この前シェルターで、白血病を発症してしまった猫の過呼吸の現場を体験しました。それはとても荒く、見るからに苦しそうな呼吸でした。時々声を出して何かを訴える姿は本当に心が痛く、辛い現場でした。この子はかなり症状が悪化してしまった状態だったので、もう何をしてあげられることも出来ず、出来ることはただ側にいてあげることだけでした。それでも、背や頭に手を添えると少し安らいだような表情を見せることがありました。ほんの少し、気持ち程度かもしれませんが、辛い症状が和らいでくれるようにただ願いました。
猫は痛いよ、辛いよ、を声に出して伝えることができません。私たち人間側が気づいてあげることが何よりも大事なことですね。
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