猫にフロントラインは効く?効果と使う時の注意点

猫にフロントラインは効く?効果と使う時の注意点

猫にフロントラインは効く?完全室内飼いであっても、

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監修:獣医師 平松育子先生

(ふくふく動物病院)

猫にフロントラインは効くのか?

駆除薬投与イメージ

フロントラインは、犬猫用のノミダ二駆除薬です。猫にフロントラインは効くのか?についてですが、フロントラインは、正しい使い方をすればその効果をしっかり得る事が出来ます。

フロントラインの購入方法

フロントラインは、動物医薬品であり、ペットショップやホームセンターで購入する事は出来ません。最近では、通販で購入する事もできるようですが、効果や安全性を考えると、できるだけ動物病院で処方してもらうべきと言えます。

フロントラインの類似品に注意

と言うのも、フロントラインの公式ホームページでも注意を呼び掛けているように「フロントライン 激安」等と謳った、フロントラインの類似品が販売されている事があるようなのです。

実際に「ネット通販でフロントラインを購入したが、効き目がない。安かったので、偽物かもしれない。」と不安になる方も多いようです。

もちろん、きちんと許可を得て正規品を販売しているネットショップもあるようですが、効き目はもちろん、安全性を考慮すると、動物病院で処方してもらうのが安心ですね。

フロントラインの効き目

ただ、動物病院で処方してもらった場合であっても、猫の体質や生活環境、ノミダ二が大量に寄生してしまっている場合等によって、効き目に多少の差があるようです。

フロントラインは、実際に多くの獣医師に支持され、信頼されているノミダ二駆除薬です。しかし、人間の薬と同じで全ての猫に100%同じ効果が得られるという保証はありません。

かかりつけの獣医師に相談し、愛猫の状態に合わせて使用しましょう。

フロントラインの効果や使い方

処置イメージ
  • フロントライン スポットオン
  • フロントラインスプレー
  • フロントラインプラス

猫用のフロントラインにもいくつか種類があります。種類別の効果や、使い方についてご紹介します。

フロントライン スポットオン

  • 室内飼いの猫向き
  • ピペットを首筋に滴下するだけの簡単投与
  • 滴下後24時間以内にほぼ100%のノミを駆除
  • 滴下後48時間以内にほぼ100%のマダニを駆除
  • 妊娠、授乳期の母猫にも投与可能
  • 生後12週齢からの子猫に投与可能
  • 投与前後2日はシャンプー不可(獣医師に相談)
  • 投与後1ヶ月間効果が持続する

フロントライン スポットオンは、ピペットに入った薬剤を猫の首筋に滴下するだけで、有効成分であるフィプロニルが、皮膚表面の皮脂の層に広がり、ノミやマダニを駆除する事ができる駆除薬です。

猫の肩甲骨辺りの毛をかき分け、皮膚の上に垂らすだけなのでお家でも簡単に投与する事ができます。

滴下後、24時間以内に寄生するノミ、48時間以内に寄生するマダニをほぼ100%駆除できるとされており、効果は1ヶ月持続します。妊娠中、授乳中の母猫や、生後12週齢からの子猫にも使用できます。

フロントラインは、シャンプーによる影響は少ないとされていますが、念のため滴下前後2日間は、シャンプーをしないようにとの記載がありますので注意しましょう。野良猫を保護した場合等で、なるべく早くシャンプーしてあげたい場合は、獣医師に相談して下さい。

フロントラインスプレー

  • 野良猫、外飼いの猫向き
  • 猫の体表に噴霧するスプレータイプ
  • 滴下後24時間以内にほぼ100%のノミを駆除
  • 滴下後48時間以内にほぼ100%のマダニを駆除
  • 妊娠、授乳期の母猫にも投与可能
  • 生後2日齢からの子猫に投与可能
  • 投与前後2日はシャンプー不可(獣医師に相談)
  • 投与後1ヶ月間効果が持続する

スプレータイプのフロントラインです。使用方法は、猫の毛の根元に向けて噴霧するだけなので、そう難しくはありません。有効成分に関しても、上記のフロントライン スポットオンと同じですが、即効性と持続性に長けているとされています。

ただ、フロントラインスプレーの使用方法として屋外で使用する事と記載されているので、完全室内飼いの猫ちゃんの場合には不向きかもしれません。

また、フロントラインスプレーを噴霧後、自然に乾燥するまで火気に近づけてはいけない事や、全身(首・脚・しっぽ・お腹等)にフロントラインスプレーを振りかけなければいけないので、嫌がる猫ちゃんも多いでしょう。

完全室内飼いの場合は、スポットオンタイプを選び、野良猫や、自由に出入りしている猫ちゃんに、大量のノミが寄生してしまった場合等にスプレータイプを使用するといいかもしれません。

また、フロントラインスプレーは生後2日齢の猫にも使用できるとされています。生まれたばかりの子猫を保護した際は、フロントラインスプレーを使用しましょう。ただ、念のため獣医師に相談して下さい。

フロントラインプラス

  • ピペットを首筋に滴下するだけの簡単投与
  • 滴下後24時間以内にほぼ100%のノミを駆除
  • 滴下後48時間以内にほぼ100%のマダニを駆除
  • ハジラミの駆除
  • ノミの卵の孵化、幼虫を駆除
  • 妊娠、授乳期の母猫にも投与可能
  • 生後8週齢からの子猫に投与可能
  • 投与前後48時間後にシャンプー可能
  • 投与前は皮膚が乾いていれば投与可能
  • 投与後1ヶ月以上効果が持続する

フロントライン スポットオン(以下、フロントライン)と同じ、ピペットに入った薬剤を猫の首筋に垂らすだけで簡単に滴下する事ができます。

フロントラインとの違いは、その効果です。フロントラインプラスには、フロントラインに含まれる有効成分フィプロニルに加え、有効成分(S)-メトプレンが追加されています。

この有効成分(S)-メトプレンは、ノミやマダニの成虫を駆除する事はもちろん、ハジラミの駆除、ノミの卵の孵化や幼虫の発育を阻止し、その効果は1ヶ月以上持続します。

また、妊娠中や授乳中の母猫、生後8週齢からの子猫にも安心して使用する事ができ、シャンプーに関しては投与後48時間、投与前は毛や皮膚が乾いていればすぐにでも滴下する事が可能とされています。

つまり、フロントラインプラスは、フロントラインの効果に卵や幼虫、ハジラミへの効果を追加したノミマダニ駆除薬という事になります。

フロントラインと、フロントラインプラスに関しては、やはり卵や幼虫も駆除できるという点から、フロントラインプラスを選ぶと安心かもしれません。

フロントラインスプレーは、ノミが大量寄生してしまった場合等に使用するのがいいですね。愛猫の状態に合わせて、使用するフロントライン選びましょう!

フロントラインを使う時の注意点

注意イメージ

スポットオンタイプ

  • 薬剤を舐めてしまう可能性
  • 投薬した箇所の脱毛する場合がある

毎月のように愛猫を動物病院へ連れて行くのは、とても大変ですよね。動物病院へノミダニ駆除薬だけを購入しに行き、自宅で投与する方が多いのではないでしょうか。

この時、心配なのが滴下した薬剤を猫が舐めてしまう事ですよね。フロントラインシリーズに含まれる有効成分フィプロニルは、猫や犬、人間などの脊椎動物には安全性の高い薬剤である事から、少し舐めてしまった程度であれば問題ないとされています。

ただ、猫が滴下した薬剤を舐めてしまった場合、よだれを垂らす事があるようです。

また、猫の体質によって滴下した部分の毛が抜けたり、嘔吐下痢などの症状が出たりする場合もあるようですので、念の為しっかりと様子を見ましょう。

特に、多頭飼いの場合は、お互いをグルーミングする事で多量に薬剤を舐めてしまう可能性があります。フロントラインシリーズを滴下した後は、薬剤が乾くまで目を離さず見守りましょう。

スプレータイプ

  • 舐めないようにする
  • 目や傷口に入らないようにする

スプレータイプのフロントラインも、上記のスポットタイプと成分は同じです。ただ、スプレーの基材成分の刺激によって、よだれが垂れる等の症状が多いようです。

猫は体が濡れるとグルーミングする習性がある為、薬剤が完全に乾くまで体を舐めさせないのは難しいですよね。

フロントラインスプレーを使用した後は、スポットタイプと同様に完全に乾くまでしっかりと様子を見守り、できれば体を舐めさせないようエリザベスカラー等を使用してもいいですね。

また、フロントラインスプレーを使用する際は、猫の目や傷口に薬剤が入らないよう十分に注意して下さい。

猫にフロントラインは効くのかまとめ

頭を掻く猫

猫にフロントラインは効くのか、についてご紹介しました。人間の薬もそうですが、100%効果が保証されている薬はありません。

猫の体質や状態によって、多少の差があるのは仕方ないですね。ただ、多くの動物病院で取り扱われている事を考えると、数あるノミダ二駆除薬の中でも効果が高く、安全性に優れていると言えるのではないでしょうか。

また、フロントラインは動物医薬品ですから、なるべく獣医師の指示の下で使用するようにしましょう。

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