猫嫌いが何故か猫を保護して飼い始めるまでの物語

猫嫌いが何故か猫を保護して飼い始めるまでの物語

私は猫があまり得意な方ではありませんでした…しかしそんな私が猫をそれも近所で彷徨っていた子猫を何故家に迎え入れたのか。そして大の猫好きへと変貌を遂げた当時の心境をお話ししたいと思います。

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平成26年6月のこと

茶トラの子猫アップ

「お父さん、ちょっと」。出勤準備をしている私を妻が呼びました。妻は勝手口から外へ。私もつられて出てみると、そこには、明らかに生まれて間もないと思われる子猫がいました。母親を捜しているのか必死に鳴き声を上げて、ヨタヨタとおぼつかない足取りです。

「なんだ猫か…」。

当時の私は大の猫嫌いで、厄介者が現れたとしか思いませんでしたが、可哀想だと言う妻の一声で、倉庫にあった段ボール箱に子供が赤ちゃんの時に使っていた布団を敷き詰め、子猫をそこへ入れました。

「俺もおまえも仕事に間に合わなくなるから、とりあえずこうしとこう。親が迎えに来ればよし、でなければその時は手を考えればいい」。

私はそれ以上係わりたくなかったので、そそくさと出かけてしまいました。

“ちゃたろー”と名付ける

大きなあくびをする茶トラ

昼ご飯はいつも家で食べるので、帰ったときに段ボール箱を見てみましたが、子猫はどこにもいません。やれやれ安心だとホッとして立ち上がり、お昼を食べて職場へと戻りました。

夕方帰宅して、段ボール箱を片づけようとすると、視界の端になにやら丸い物体が。よく見ると子猫がうずくまってピクリとも動きません。

「まさか死んだ!?」

と思い一歩踏み出すと、足音に反応して子猫がピクっと動き、ヨタヨタと立ち上がったかと思うと私の方へ寄ってきたのです。

その必死な姿を見たとき唐突に、「よし家で飼おう」と決心していました。

私は小さい頃からインコが好きで、雛を買って来ては手乗りに育てていましたが、何度か猫に食べられてしまい、気づけば相当な猫嫌いとなっていたのです。

が、考えるまでもなくインコを殺したのはこの子猫ではありません。親は探しにも来ずお腹もすいてボロボロの毛玉を見殺しにできなくなった私は、薄茶色の子猫に近づきすくい上げました。

そして、「今からお前は“ちゃたろー”だぞ。今日からうちの子だ」と言って迎え入れました。

こうして毛玉みたいな子猫は“ちゃたろー”となり、我が家の一員となりました。

猫嫌い、猫にはまる

グルーミングする茶トラ

初めての猫に悪戦苦闘しながら4年が過ぎ、ちゃたろーがどうなったかというと、

  • 体重8Kgのわがままボディに成長
  • 要求が通るまで不屈の意志で主張し続ける、燃える闘魂猫に成長
  • 気に入らないととりあえず噛む、独裁者猫に成長
  • 胡座をかいていると足の間に収まって”ちゅぱちゅぱ”する甘ったれに成長

猫は気まぐれで媚びません。かと思うと擦り寄ってきて喉を鳴らす。

よしよししてやると、「やめい!」と言わんばかりに噛んでくる。自由奔放で扱いにくく、ですが猫とはなんと完成された姿なのでしょうか。

勝手気ままなくせに側にいてくれる猫の魅力にはまり、妻と二人で「下僕1号」の座を争いながら、今日も猫のいる生活に満ち足りて一日が終わります。

まとめ

愛猫のちゃたろー

出会った当時は生後三週間くらいで、私の手の平のうえでボールに出来るくらい小さかったちゃたろーは、今では我が家のボスにまで上り詰めました。

人知れず命を落とす猫がいる中で、ちゃたろーを救えたことは幸せなことでした。命ある者は全て天寿を全うすべきだと思います。

皆様の猫ちゃんも、どうかこのまま幸せでありますように。

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