猫と泊まれる宿へお出かけ!準備しておく3つの事

猫と泊まれる宿へお出かけ!準備しておく3つの事

ペットを飼っていると、難しいのが連泊での旅行です。猫は特に知らない場所へのストレスが大きいため、猫と泊まれる宿へGO!と言うのは、なかなか腰の重いお話かもしれません。けれど、近年のペットブームで、比較的多い犬OKの宿のほか、猫と泊まれる宿というワードも聞くようになってきました。猫にとっても、飼い主さんにとっても、寛げる旅行にするには、どんな準備が必要なのでしょうか。

①猫と泊まれる宿に行くためにお出かけに慣れる

ハーネスで散歩する猫

旅行に行きたいけれど、飼っている猫が心配で…と、旅行を諦めている飼い主さんは多いかもしれませんね。猫にとって、環境の変化はとてもストレスのかかることです。

犬は飼い主さんの喜ぶ顔が好きで、一緒に行動することに対しても喜びを感じる生き物ですが、猫は生活の場の安定を求める生き物で、飼い主さんよりもホームテリトリーを大切にするのです。落ち着ける場所が何よりも一番の猫にとって、やはり旅行や遠出は大きなストレスになるのかもしれません。

そんな愛猫との旅行を負荷なく決行するには、何が必要か。それは、゙おでかげに対しての慣れです。性格的な向き不向きも大きいですが、子猫の頃から飼い主さんとの外出に慣れていると、飼い主さんと過ごす場所がホームテリトリーへであると猫の認識が傾くため、旅行もしやくなります。

楽しい旅行を猫と泊まれる宿でトラブルなく過ごすには、お出かけを日常化することがポイントとなります。

②猫と泊まれる宿探しの条件を確認する

 ホテルのベッドにいる犬と猫

「猫と泊まれる宿」で検索すると、様々なおすすめの宿が出てきます。書籍でも、ペットと泊まれる宿の特集があるほど、近年多くの需要がありますが、次のことに注意が必要です。

  • わんちゃんOKなので、猫ちゃんもOK
  • 猫ちゃんが泊まりやすい環境が整っています

同じ「猫と泊まれる宿」でも、この2つでは、意味合いが違ってきてしまいます。

犬OKの宿(猫もOK)となると、どちらかと言うと犬の過ごしやすい環境が整っていて、犬と泊まる飼い主さんが多い宿かもしれません。そうなると、音に敏感な猫にとって、犬の鳴き声や匂いが大きなストレスとなってしまっても、おかしくありません。


また、猫と泊まれる宿と言っても、様々な条件や規制がある場合もあるので、事前の問い合わせ確認はお忘れの無いようにしましょう。

猫は自分の匂いがあるか無いかでも、慣れ方の早さが違います。猫の匂いのついたトイレ本体や猫砂、普段使っているベッドやお気に入りのキャットフード等は、しっかりと飼い主さんが用意をしてあげて、旅行への準備を整えてこそ早く慣れるというもの。猫と泊まれる宿とはいえ、責任は飼い主さんにあるのです。

③猫と泊まれる宿に持って行くもの

キャリーから様子をうかがう猫

猫と泊まれる宿として、旅館やホテルで様々な配慮をしていてくれても、普段使っているものでないとダメな場合は多く考えられます。

  • ケージが用意されていても、キャリーから出て来ない
  • トイレ設備が整っていても、自分の匂いがしないから使わない
  • いつものフードじゃないから口にしない

せっかく旅行へ行っても、これでは飼い主さんも不安で、楽しむことができません。最近は様々な便利グッズが販売されているので、旅行前に慣れてもらう下準備もしておきましょう。

  • 折り畳みケージへの慣れ
  • ポータブルトイレの日常的な活用
  • 喰いつきの良いお気に入りのフード&おやつの準備
  • 首輪&ハーネス着用の日課

最低限準備しておきたいグッズを挙げましたが、その他お気に入りの寝床の箱、爪とぎ用の小物やおもちゃを用意するなど、持ち物が多くなるため、軽さと使いやすさも兼ね備えたものに、事前に切り替えておくことをお勧めします。

猫と泊まれる宿についてまとめ

車から顔を出す猫

愛猫との旅行の計画は、猫の外出慣れがポイントです。けれど、慣れている猫でも、知らない土地で万が一脱走してしまわないように、首輪やハーネスは必需品となります。病気やケガをしてしまった時に連れていける、動物病院のリサーチも不可欠です。

また、公共交通機関を使っての旅行には、様々なルールもあるため、飼い主さんにとっても、猫との旅行慣れは必要かもしれません。

  • 車での旅行には、ペットキャリーに必ずシートベルトを着用
  • 電車での旅行には、手回り品切符の購入義務(縦横90cm×長さ70cm、重さ10kg以内)
  • 飛行機での旅行には、手荷物カウンターでの受付(料金5000円前後、同意書の提出が必須)

この他にも様々なルールがあるため、猫と泊まれる宿探しと並行して、諸々の準備を進めていきましょう。

ただし、何よりも愛猫の性格上の向き不向きがあります。一緒の旅行が難しい愛猫の場合は、無理せずにペットホテルやペットシッター、ご家族やご友人に協力してもらうなど、他の対応策をお勧めします。最近は、WEBカメラでの見守りグッズも販売されているので、留守中の様子確認に取り入れてみるのも策の1つですね。

猫と泊まれる宿を見つけることと、一緒に準備することは、とても多いかもしれませんが、外出慣れしておくことで、旅行だけでなく帰省や災害などのトラブル時にも一緒に行動できるメリットにつながります。リサーチ力を上げておくと、様々な対応策にもなるので、前向きに楽しみましょう。

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