猫を賃貸で飼うための注意点や工夫

猫を賃貸で飼うための注意点や工夫

最近は猫を飼える賃貸が増えてきています。猫を飼いたいけれど、うちは賃貸だし…という方へ、ペット可の賃貸で猫を飼う時の注意点や工夫などをご紹介します。勿論、賃貸でなくても猫を飼ってみたい!と思う方も参考になさってください。

猫可の賃貸物件

ソファーに座っている女性と猫

猫を飼う時に、まずはご自身が住んでいる住居が賃貸である場合にはペットを飼う事が可能かどうかが重要になります。初めに契約する際に契約書などに明記されていますが、明記していなくても、以前はダメだったけれど今はペットの飼養が可能になっている場合もありますので、先ずは大家さんや管理会社に問い合わせてみて下さい。

猫を賃貸で飼う時の注意点

ソファーに伏せている猫

持家であればさほど気にしなくても良い事が、賃貸では退室の理由になってしまう事があります。賃貸でペットを飼うスペースは大家さんや管理会社の管理規約に定められています。

共用部分は建物の基礎部分から外壁や屋上、廊下、階段やエレベーター。エントランスや各種設備(給排水設・備電気設備・ガス配管設備)テレビやBSアンテナ。

野外では駐車場や敷地内の小公園や植栽や街灯などがあります。ベランダやバルコニーなどで猫を飼うことは出来ません。また、共有スペースで猫を放つなどの行為は十分に配慮してから行ってください。

エレベーターなどに乗る際に猫を同乗させる場合、混雑していたら次のエレベーターを待って、猫が苦手な人への配慮も忘れない様にしましょう。

大家さんや管理会社への申告

猫と一緒にお引っ越しすることが初めから分かっている場合や、途中から飼うつもりでも猫と一緒に住み始めたら、大家さんや管理会社へ連絡をしましょう。

物件によっては猫がいる場合、別には敷金がかかったりする事があります。もちろん敷金なので破損が酷くなければ帰って来ます。バレないからと黙って居ると、退室する際に揉め事になりかねませんので必ず連絡をして下さい。

隣近所への挨拶

賃貸ではあまり他者と関わらない傾向がありますが、私の場合は引っ越した際に必ず、上下左右の部屋の方へは挨拶へ行きました。お互いにどんな人がいるのか、また猫を飼って居る事を伝える事で、余計なトラブルを防ぐ事ができます。挨拶へ行くのが躊躇われる…という方は、猫がいる事を玄関などに「猛猫注意!」などと明記するのも良いかもしれません。

騒音・匂いなどの配慮

賃貸で猫を飼う時でも、猫は比較的鳴き声も音もしないほうだと思っていても、猫によっては、声の大きさや鳴く頻度が違います。朝晩のご飯の時に鳴きまくられると、かなり煩く聞こえることも。

また猫は高いところに登るのが好きな子が多いので、高い所から飛び降りた時の音や、夜中にテンションが上がって運動会を始めたりすると、騒音はかなりのものになりますので、防音対策にカーペットや防音シートなどの対策が必要になります。

匂いも同様に飼っている方は慣れて、あまり不快に感じませんが、トイレに流さないタイプの猫砂などを使用している場合は、使用後の砂をベランダなどに放置したりしないようにしましょう。その他ブラッシングなど、室内だと散らかるからと言って野外やベランダなどでする事もやめましょう。

猫を賃貸で飼う時の工夫

キャットタワーの猫

猫を賃貸で飼う時に1番気になるのは広さでは無いでしょうか。ペット可の物件でも1Rでは猫が窮屈なのでは無いか?と、思う事もあるかもしれませんがそんな事はありません。工夫次第で猫も人も快適に過ごす事ができます。

高さを出す

猫は高いところが好きなので、賃貸でも壁や天井に突っ張って立てる事ができるキャットタワーはオススメです。キャットタワーが無い場合でも、タンスや家具で段差をつけて、猫が登れる様に工夫するだけでも十分です。

隠れられる場所

高い所も好きですが、猫はトンネルの中などの狭い空間も好きな事があります。屋根付きのベッドがあればベストですが、ケージの中にクッションなどを敷いてあげるだけでも十分です。ケージに慣れさせておけば病院に行く時や災害時などにも役立ち、一石二鳥です。

広さ

猫は走る事も好きなので広さも多少は必要になります。広さがなくても、例えばロフトがあれば上下を行き来できますし、家具の周りをぐるぐる回れるだけでも大丈夫です。

その他

窓から外を眺める事も刺激になり、気分転換には最適です。窓の高さに家具を配置して、その上にクッションなどを置いてあげるだけでも十分です。ただし、夏場は窓を開ける場合は脱走に注意してください。

窓辺にいる2匹の猫

まとめ

開いた本の上にいる猫

いかがでしたでしょうか。昔と比べて、ペットを飼える賃貸は増えてきています。その分、残念ながらトラブルも増えてきています。不要なトラブルを極力避けるためにも、賃貸での猫の飼養には十分注意してください。また、最近では「猫付き物件」という賃貸もありますので、そういった物件を探すのも選択肢の一つになりますね。

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