猫のベッドについて
まず、猫のベッドには様々な素材が使われています。多いのはナイロンやポリエステルなどの生地ですが、1995年に行われたある研究では、ポリエステルのフリースが1番好まれた、という結果が出たようです。一般的に猫は、ふわふわな素材を好む傾向にありますが、夏になると冷たさを感じる素材が快適と感じることもあるようです。季節によってベッドの素材を変えてみるのも、愛猫に快適に過ごして貰うポイントとなりそうです。
猫が好むベッドについて
猫が好んで使ってくれそうなベッドとは、どのようなものでしょうか?
柔らかい素材
大半の猫はふわふわもこもことした素材を好みます。何かと柔らかい膝掛けや毛布の上に座っていませんか?温かい日差しが降り注ぐふわふわな場所で寝てみたり、時には童心に返ってふみふみしてみたりします。ですから愛猫のベッドをふわふわ素材にした場合、好んで使ってくれる可能性は高いと言えます。夏には冷感素材の猫用ベッドや、金属製や石製のベッドも店頭に並びます。愛猫が使ってくれるかは試してみないと分からないことも多いので思い切って購入してみるか、又は同様の素材の切れ端などをホームセンターなどで購入して試してみると良いでしょう。
屋根付き
段ボール箱を始めとした四方が囲まれ、屋根がついているような場所を好む猫も多いです。敵から見つかりにくいため、安心するのでしょう。愛猫のベッドを適度な大きさの段ボールにしても使ってくれる可能性は高いです。段ボールの中にお気に入りの毛布などを敷いてあげると良いでしょう。毛布の下にクッションを入れてあげても良いですね!飼い主さんのアイデアで、段ボールをスペシャルカスタマイズしてしまいましょう!段ボールは見た目として余り置きたくない、という場合は、屋根付きベッドも多数販売されていますので、愛猫と飼い主さん好みのものを購入しても良いでしょう。
自分のニオイ付き
猫はしょっ中、家の様々な場所に顔を擦り付け自分のニオイを付けています。もちろん飼い主さんにもです。自分のニオイがする場所は安心するので、新しくベッドを用意した場合などには、愛猫のニオイがついたタオルなどを入れてあげると躊躇なく使ってくれるかもしれません。
快適な温度
猫が快適に過ごせるのは22℃前後だと言われています。ですから、なるべくそのくらいの温度になるよう調整してあげると良いでしょう。例えば、夏は風通しの良い場所に置いたり、冬は湯たんぽを入れてあげたりすると良いです。
ちょっと狭め
猫はだだっ広い場所よりも、自分の体にフィットする少し狭めの場所を好む傾向にあります。もちろん個体差はありますが、広めのベッドよりも、愛猫ピッタリサイズ、若しくはちょっと小さめサイズの方が好まれる可能性は高いです。
猫のベッドの置き場所
愛猫が快適に過ごせるベッドの置き場所も重要ポイントです。チェックしておきましょう!
飼い主さんの近く
大好きな飼い主さんの近くで安心してグッスリ寝たい、という子も多いです。なるべく近くで過ごせるよう、ベッドの置き場所を考えてあげましょう。
薄暗い場所
明るい場所や真っ暗な場所よりも、薄暗いくらいを好みます。明るければ人間と同じで、グッスリと眠るのが難しくなります。たまに前足で目隠しをして寝ていることがありますが、あれは周りが明るいのです。もし愛猫がベッドで目隠しをしていたら、もう少し暗い場所に移動するか、光を遮る工夫を施してあげましょう。また、猫は暗いところでも目が見えると言いますが、さすがに全く光のない真っ暗な場所では目が見えません。ですから、適度に光の入る薄暗い場所の方が、ベッドの置場としては適しています。
見通しが良い
飼い猫とはいえ、猫の体の中には野生が残っています。家の中に敵はいないでしょうが、愛猫が見張りをできるような見通しの良い場所が適していると言えます。
我が家の猫たちのベッド
とはいえ、猫は自分が快適に過ごせる場所を探す天才です。高い猫用ベッドを購入しても、気に入らないことも多々あります。と思えば、ずっと使わずに放置して、1年ほど経ったときに使いだす、何てコトもあります。我が家の猫たちはいつも思い思いの場所で寝ています。いる場所は大体決まっていますが、時間で場所を移動することも良くあります。もちろん猫用ベッドで寝ることもあれば、ソファで寝ることもあり、人間用のベッドで寝ていることもあります。
最近のお気に入りは、2匹揃ってお布団をしまってある棚の中ですが、お布団の隙間にうまく入り込んで、そこで寝ています。我が家の猫たちの場合はベッドが複数あるようです。
猫のベッドを置く場所がない場合
猫は高い場所を好む子が多いので、例えば、家の家具の棚1段を猫のベッドにしてしまう、というのはどうでしょうか?クッションを敷いてふわふわにし、その上にもこもこな毛布などを敷けば、立派な猫用ベッドの出来上がりです!もちろん購入した猫用ベッドをそのまま置いてあげても良いです。多頭飼いで更に場所がない、というときは、カラーボックスを使うという手もあります。カラーボックスのそれぞれの段に、愛猫好みのベッドを作ってあげれば、猫用2段、3段ベッドの出来上がりです。縦に並んで仲良く寝る姿もとっても可愛らしいでしょうね。
まとめ
たとえ立派なベッドを用意したとしても、それを使ってくれるかは愛猫次第。無駄な出費を防ぐためにも購入する前に、ふだん愛猫がどのような素材を好むか、またその場所などをチェックしておくと良いでしょう。最初は使ってくれなくてもしばらくすると使うこともあります。余り気張らずゆる〜く構えるのが、猫のベッド作りを成功させる1番のポイントかもしれません。
40代 女性 ママにゃん師走
しかし、我が家はベッドを作っていません。冬にマカロン式のベッドを購入し駄目、夏に涼しいと評判の丸形ベッドをプレゼントいただいても駄目、作っても駄目となりました。今は本猫の好きにさせております。窓際、人間ベッドの奥、タンスの上、ピアノの上などなど。一番困るのは、私の洋服の上が好きな事でしょうか。白い毛が抜けるので、私の服のほとんどである黒い洋服は毛だらけになります。完全なる移動民族です。
寒い時期の息子の異動先は私の布団です。夜になると誘うようにベッドにいる息子を見ると本当に幸せを感じます。だいたい布団の3分の1は息子が使用してますので、私がゴソゴソとぶつからないように入り込むという形です。
何かで読んだ事がありますが、猫と暮らすと言う事は猫の奴隷になる事と。言い得て妙と言いますか、まさにその通りです。
しかし、猫との暮らしがこんなに素敵だとは思いもしませんでした!
これからも、猫に任せて人間用ベッドも他のスペースも占拠してもらおうと思います。