縞三毛（しまみけ）はどんな猫？特徴やキジ三毛との違いについて

縞三毛という柄をご存知ですか？縞三毛は「しまみけ」と読む三毛猫の被毛柄の一種で、「キャリコ・タビー」と呼ばれることもありますよ。今回は皆さんに縞三毛についての特徴やキジ三毛との違い、縞三毛猫ちゃんたちのかわいい写真をたくさんご紹介いたします。

2020年10月16日更新

執筆ライター

縞三毛とは？

縞三毛猫の一番の特徴は体に縞模様のがあることで、縞三毛は赤や黒の被毛の部分に縞があらわれます。縞模様があることで、トラ猫のような雰囲気もありますよ。縞三毛は三毛の野良猫にはよく見られる模様だといわれています。

一般的に三毛猫は白・赤の2色の被毛にもう1色暗い茶色や黒、珍しいものではダイリュートキャリコに多い、シルバーやブルーの毛色を持っている猫をさしますが、縞三毛は白・赤（オレンジ）・黒の3色の被毛を持っています。

縞模様を持っていても、黒い被毛がないものは縞三毛とは呼ばないようです。赤部分の見分けは難しく、薄い茶色の被毛が赤く見える場合もありますが、その場合は三毛猫とは呼びません。

猫の性別を決めるのはX染色体とY染色体です。赤色の被毛になる命令はX染色体に乗っていますが、三毛猫は2本のXのうち1本だけに赤色の被毛になる命令が働くそうです。

赤は黒い被毛を抑える作用があり、赤色の命令が働かない部分は黒や縞模様の命令があらわれることもあります。縞三毛はこのような段階を経て黒い縞模様を持っている猫をさします。

三毛猫になるかどうかは遺伝子で決まっていることをご存知でしたか？それは三毛猫のほとんどがメスで、オスの三毛猫は稀だと言われていることと大きく関係しています。この記事では、三毛猫の毛色と遺伝子の関係をやさしく解説いたします！三毛猫ハカセになれること請け合いですよ。

三毛猫はほとんどがメスで、マイペースで気まぐれな猫らしい性格をしていますが、縞三毛は、他の三毛猫に比べると大人しく物静かな傾向があります。

縞三毛に似ている猫の柄でキジ三毛もいます。三毛猫は毛色の見分け方が難しく、縞三毛とキジ三毛の見分けがつかないことも多いのですが、目安となる見分け方を紹介いたします。

キジ三毛の毛色は、白・赤（オレンジ）・こげ茶です。白・赤（オレンジ）・黒の3色の被毛を持つ縞三毛に比べると、やや優しいコントラストだといえるでしょう。淡い色合いは、縞三毛に比べと柔らかな印象を受けますよ。

三毛猫はもともと警戒心の強い猫ですが、その中でもキジ三毛は心を許すまでに時間のかかる性格をしているようです。他の日本猫や縞三毛に比べてキジ三毛は自立心が強い性格だといわれています。仲よくなるのには時間がかかるかもしれませんが、打ち解けてしまえば飼い主さんにかわいらしく甘えてくれますよ。

美しい縞三毛を持つニャオリンくんは、飼い主さんが大好きで人懐こい女の子です。意思の強そうなパッチリお目々が、とても印象的ですよ。

縞三毛のすずちゃんは、ちょっと休憩中のようです。目を細めて手を舐める様子がとてもかわいらしいですね。目の上に縞模様が見えますね。

遊び疲れてしまった縞三毛のみーちゃんは、リラックスポーズでお昼寝中です。まるで笑っているかのようなかわいらしい表情に、見ている方も思わず笑みがこぼれてしまいます。しましまの模様がよくわかる一枚です。

おとな猫の色気を感じる、弥禄ちゃんの写真です。なんだかとてもセクシーな表情をしてしますよ。おとな猫の縞三毛は、子猫にはない魅力がありますね。

ここあちゃんは、おへそを天に向けてリラックスタイムを満喫中です。縞三毛の特徴である白・黒・赤の被毛を持ち、縞模様も見て取れますね。

三毛猫にはよくあるイメージの白地の被毛に黒や赤色のぶち模様以外に、縞三毛やキジ三毛という種類があることがわかりました。見分け方は難しいですが、改めてじっくりと愛猫の被毛を観察してみるのもよいかもしれませんね。

気まぐれで、ちょっとツンツンした性格をしているといわれる三毛猫ですが、オンリーワンの模様や自由で猫らしい性格の虜になる猫好きさんがたくさんいます。日本原産の三毛猫は、近年では海外でも人気があり「MIKE」という愛称で知られるようになりました。日本猫の三毛猫にこれからも注目していきたいですね。