猫が飼い主を探している時の仕草5つ

猫が飼い主を探している時の仕草5つ

猫はクールなようで、意外と飼い主さんに対して甘えっ子な一面を持ち合わせています。そして飼い主さんがいないと探し回ることがあるのです。今回は、飼い主さんを探す仕草と寂しがり屋な猫との暮らし方についてご紹介いたします。

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猫が飼い主さんを探す時に見せる仕草

のぞく猫

幼い頃から人間と暮らす猫にとって、飼い主さんは母親のような存在です。だから急に姿が見えなくなると不安になってしまうことがあります。そして、いなくなってしまった飼い主さんを一生懸命探します。今から紹介する仕草は飼い主さんを探しているときに見せるものです。愛猫がこのような行動をとっていたら飼い主さんのことを探してくれていると思ってください。

1.「アオーン」と大声で鳴く

鳴く子猫

猫が「アオーン」と鳴く行動は、発情期の鳴き声を真っ先に思い浮かべるでしょう。しかし、意外にもそれだけではないのです。飼い主さんの姿が見えなくなってしまったとき、猫は大声で鳴いて呼ぶことがあります。分かりやすくいえば、幼い子どもが「ママー」と大声で母親を呼ぶようなイメージです。愛猫とは離れた空間にいるときにこのような鳴き声が聞こえてきたら、飼い主さんを呼んでいるサインです。

2.キョロキョロする

見つめる猫

猫は五感の中で聴覚が最も優れています。飼い主さんの姿が見えなくても、家の中にいると確信している場合は音がする方向に耳を傾けてキョロキョロと観察します。この行動とともに先ほどの鳴き声を発して呼ぶこともあります。

3.飼い主さんがよくいる場所を捜索する

構える猫

普段意識することはないものの、家の中でもくつろぐ空間はだいたい決まっているものです。猫は飼い主さんのいわば「お気に入りの場所」をよく知っています。だから飼い主さんの姿が見えないときは、それらの場所を探し回ります。見当がつくところにいないと、猫ならではの発想でソファの下や出窓のカーテン裏など猫がいそうな場所を捜索し始めます。猫は人間のことを大きく成長しすぎた猫だと思っているようです。だから、自然と猫がいそうな場所に隠れていると思うことがあるのです。

4.気配のする場所へと移動する

イタズラする猫

家の中を自由に移動できる猫であれば、実際に飼い主さんの気配を感じる場所へと移動します。先ほども紹介したように、猫は聴覚が優れているので些細な物音にも反応することができます。猫とかくれんぼをすると案外すぐに見つかってしまうのは、些細な音やにおいで場所を特定されてしまうからです。

5.出待ちする

座って見つめる猫

部屋の扉を開けたら猫が座っていて驚いたという経験はないでしょうか?甘えっ子な猫は常に飼い主さんと一緒にいたいので、トイレやお風呂など自分は入れないけれど確実に飼い主さんがいると分かっている部屋の前で出待ちすることがあるのです。飼い主さんの一定の行動パターンを理解していると、このように効率よく見つけ出して待っていることがあるのです。

飼い主さんを探し回る猫の特徴

飼い主さんと遊ぶ猫

飼い主さんが見当たらないと、思わず探さずにはいはれない猫にはどのような特徴があるのでしょうか。ここからは、よく飼い主さんを探し回る猫の特徴についてご紹介いたします。

飼い主さんへの依存度が高い

冒頭でも紹介しましたが、猫は飼い主さんを母親のような存在として認識していることが多いのです。本来であれば、独り立ちして単独でも生きていけるように母猫が教育をします。

しかし、人間と暮らす猫は飼い主さんから独り立ちすることはありません。食事やトイレ掃除などの基本的なお世話、思う存分甘えることができる相手として依存度が高くなります。このように依存度が高くなると、少し姿が見えなくなってしまっただけでも不安になってしまいます。

逆に飼い主さんを子猫だと思っている

先ほどとは逆に、飼い主さんを子猫として見ている場合もあります。体は大きく成長しているはずなのに、まだまだ半人前の子猫。だから自分がそばにいて守らなければならないと思っているのかもしれません。すると必然的にいなくなれば必死に探し回ります。安全な縄張りの外には危険がいっぱいですからね。もちろん室内での出来事ですが、猫にとってはまだお世話を必要としている段階の子猫が危険な旅に出かけてしまったと心配しているのです。

その猫の性格によるもの

猫の性格というとマイペースで、クールな印象が強いでしょう。しかし、中には猫とは思えないほど甘えっ子で寂しがり屋な猫もいるのです。これにはその猫が持つ本来の性格的なものもあれば、飼い主さんとの生活で身についた生活環境が大きく影響している場合もあります。飼い主さんが猫から離れられず、常にそばにいる習慣が当たり前になってしまうと猫もそれが普通の生活になります。だから、常に飼い主さんがそばにいてくれないと寂しくなってしまうのです。

ただの寂しがり屋では済まないケースもある

甘える猫

猫が飼い主さんを探すという意外な行動は、健気で愛おしいと感じるでしょう。特にほんの少し姿が見えないだけで、呼んでくれる愛猫に対しては自然と母性本能が芽生えるような気持ちにさせられます。

しかし喜んでばかりはいられないケースもあります。それが「分離不安」です。分離不安になると様々な症状が出現します。次に紹介するような症状が見られる場合は、単なる甘えっ子と捉えずに解決策を考えなければなりません。

  • 大声で鳴き叫ぶ
  • 扉や壁などに体当たりをする
  • 部屋を荒らす
  • 過剰なグルーミングや尻尾に噛み付く

ただ健気に探してくれるだけでは治まらず、これらの症状が見られるときは注意が必要です。放置してしまうと抑うつ症状に発展してしまうこともあります。日頃からひとりで過ごす時間を作り、退屈しないようにおもちゃで遊ばせる習慣をつけましょう。そして分離不安の猫と接するときは、鳴いたらすぐに甘えさせるのではなく、落ち着くまで待つことが大切です。

甘えっ子な猫との生活で意識すること

抱っこされる猫

飼い主さんの後を追いかけてきたり、探し回るほど甘えっ子な猫と暮らす場合は、先ほど紹介した分離不安を未然に防ぐことが理想的です。普段の生活の中で、次のようなことを意識しましょう。

  • お互いに依存関係にならない
  • 猫がひとりで過ごす時間を作る
  • 必ず一緒に過ごす時間を確保する
  • 飼い主さん以外のものに関心を持たせる
  • 声をかけて安心させる

猫が人を頼るように、案外人間も猫を心の拠り所としている部分があります。このような生活は、お互いに依存関係になり分離不安の原因にもなります。同じ空間にいながらも、お互いに別々のことに集中する時間も必要なのです。夢中になってひとりで遊べるおもちゃを見つけ、飼い主さん以外のものに注目できるようにしてあげましょう。これは留守番をする際にも役立ちます。

猫が安心出来る配慮をする

そして、ひとりで過ごす時間とは逆にともに過ごす時間も大切にします。思う存分甘えさせてあげる時間を確保することも、分離不安の予防になります。また、日常的に飼い主さんを探し回る猫は不安になりやすい傾向があります。不安はストレスになり、ストレスは万病の元になります。日頃から頻繁に声をかけて安心させてあげましょう。

直接関与するのではなく、少し離れた場所からでも飼い主さんの声が聞こえると安心することができるのです。こうすることで、目の前にいなくても自分のことを大切に思い、忘れずにいてくれると感じることができます。愛猫が甘えっ子だと感じたら、これらのことを意識しながら生活してみてください。

まとめ

ルチア

猫は飼い主さんが大好きです。普段はまるで関心がないかのような仕草を見せながらも、いざ姿が見えなくなると不安になってしまうものなのです。クールで飼い主さんを探すということとは縁遠いような猫が、健気に探してくれていると想像すると嬉しくなりますよね。

心の中では大喜びしつつ、過剰な寂しがり屋にならないように注意しなければなりません。日頃から適度な距離をとりつつ、探してくれる仕草を遠目から見て喜び、落ち着いたら甘えさせてあげることも忘れないでください。

飼い主さんを探したくなるほど大切な存在だと思えるのは、飼い主さんの愛情が愛猫に伝わっている証といえるでしょう。猫は感情表現が分かりにくいですが、細かな仕草に注目してみると我々人間に愛情を伝えてくれてくれているのです。