猫は自分の住む家をどのように理解しているの?

猫は自分の住む家をどのように理解しているの?

室内で暮らす猫は、ごはんを食べ、眠って、飼い主さんと遊んぶを繰り返していますが、自分が住む家をどう思っているのでしょうか。猫にとって家はどのような存在なのかまとめました。

家の中は自分のテリトリー

キャットタワーの上にいる猫

のんびりと家の中で過ごしている猫ですが、家の中は猫のテリトリーなんですよ。猫は自分のテリトリーを大事にする生き物です。家の中にもいろいろな方法で自分のニオイをつけてテリトリーとしています。家の中を歩く、顔や体を擦り付ける、爪とぎをする、尿スプレーをするなどの方法でニオイをつけています。飼い主さんからすると困ってしまう方法もありますが…。

そして、家の中でもテリトリーのチェックはかかせません。家の中を歩いて、異変がないか、知らないニオイがないかなどをチェックしているんです。我が家の猫は来客が来ると逃げはしますが、来客が帰ると入念に、ニオイチェックをしています。こういう姿を見ると、猫にとって家の中は自分のテリトリーなんだなとよくわかりますね。

猫は家の中のテリトリーだけで大丈夫

昔は猫を家の中も外も自由にしていた、避妊去勢手術をしていないなど、室内飼育で脱走しようとする猫がいるということもあり、家の中にいることはストレスになっていないか心配になる方もいると思いますが、そんなことはありません。

ごはんを食べることができ、安心して眠れ、他の猫との争いの心配のない室内は、猫にとって自分のテリトリーにする条件が揃っているんです。飼い主さんと遊んだり、キャットタワーなど運動できる環境があれば、満足して過ごしてくれます。

窓から見える景色も自分のテリトリー

外を眺める猫

猫が窓からじーっと外を見ていることがありますが、家の中から見える場所も猫のテリトリーなんだそうです。なので、じーっと外を眺めているのも、テリトリーチェックなんです。外に野良猫が来ると、それがかなり遠くでもソワソワし始めるのは、そのせいかもしれませんね。

猫の帰巣本能

地図と猫

猫は住む家を自分のテリトリーと思っているのなら、家の外へ出てしまったとき、帰巣本能が働いて帰ってこられるのでしょうか?太陽や磁場でわかるなどいろいろな説があります。家からとても遠い場所から自力で自宅に戻った猫がいるそうです。

しかし、室内飼育の猫が外へ出てしまうと「他の猫の縄張りに入ってしまい追い出される」を繰り返して、どんどん家から遠ざかってしまいます。自力で帰ってこられる可能性は低いので脱走には注意が必要です。

まとめ

りり

室内で暮らす猫は自分の家をテリトリーとしています。室内を歩いたり、爪とぎをしたりして、自分のニオイをつけているんです。そして、そのテリトリーは家の中だけではなく、窓から見える場所までと言われています。

テリトリーとして認識しているなら帰巣本能が働くのか気になりますが、多くの猫は家から脱走すると帰れなくなってしまいます。食事、睡眠、敵が来ないなど安全なテリトリーである家から脱走しないように注意したいですね。

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