猫がトイレで鳴く理由
痛い、不快感
猫がトイレで鳴くのは病気の可能性があります。トイレをした時に生じる痛みや、トイレがうまく出ない不快感から鳴く場合もあります。猫がトイレで鳴く病気は主に泌尿器系の病気が考えられますが、あまりにも頻繁に猫がトイレに行っているようならば腎臓病の可能性もあります。
猫がトイレでなく症状以外にも、多飲多尿、食欲の低下や元気減退といった症状がみられる時は病気の可能性が高くなります。獣医師にはやめに相談をするように心がけましょう。
トイレハイ
猫がトイレの前後に走りまわるトイレハイという状態のときも、猫がトイレで鳴く行動がみられます。トイレハイになる原因は猫ちゃんによって様々ですが、
「今からトイレをするぞー!」と、気合が入っている可能性もありますし、「トイレがたくさんでたよー!」とアピールして猫が鳴く可能性もあります。どちらにしても元気のいい証拠なので、微笑ましく見守ってあげましょう。
トイレを掃除して欲しい
猫がトイレで鳴くのは飼い主にトイレが汚いよと知らせている事があります。
猫がトイレをしようと思ったら、前のうんちがまだ残っていたり、トイレが汚かったりする場合、猫はトイレをきれいにしてもらおうと鳴く事で飼い主様に掃除を要求することもあります。猫は元々きれい好きですからトイレが汚いと気になってしまうのです。
猫のトイレが汚いままだと、猫ちゃんによっては我慢をしてしまい様々な病気の原因となることもありますので、猫のトイレはきれいにしてあげることを心がけましょう。
トイレが出たよ!の報告
猫ちゃんによっては、トイレをしたことを報告するためにトイレで鳴く場合もあります。トイレをすぐに掃除してほしいと要求しているのかもしれません。猫にとってトイレは大変重要なものなので、神経質な猫ちゃんなら少し汚れているだけでストレスを感じてしまうこともあります。
猫がトイレで鳴く時に気をつける病気
膀胱炎
猫がトイレの前後で頻繁に鳴く場合は病気の可能性があります。猫がトイレに頻繁に行くようになっているのに量があまり出ていないという症状が見られたら注意が必要です。
猫が膀胱炎になると膀胱が炎症を起こし残尿感があるため、何度もトイレに行くようになります。またおしっこをするときに、痛みが生じるため猫がトイレで叫ぶように鳴く事もあります。
猫がトイレで鳴く事以外の症状としては、おしっこの態勢を取っているのに尿が出ていなかったり、にごった尿や血尿が出たりします。膀胱炎は悪化すると尿が出なくなり急性腎不全になることもありますので、頻繁に猫がトイレで鳴くようなら早めに受診しましょう。
尿路結石
トイレ後に猫が鳴く場合は尿路結石の可能性があります。尿路結石は尿道に結石ができて、尿が出にくくなってしまう病気のことです。もっともわかりやすい症状としては、トイレをしている最中やトイレ後に痛みで頻繁に鳴いたり、トイレ後に陰部をしつようになめるようになるものがあります。
そのほかにも、トイレの姿勢をとるのに尿が出ないという症状があります。。尿路結石の原因はミネラルやマグネシウムの摂り過ぎや飲水量の減少が主なものとなってきます。尿路結石になりにくい食事を普段から心がけるようにしましょう。
猫がトイレで鳴く時の対処法
病院に受診する
猫がトイレで頻繁に鳴く場合は、病気の可能性があります。トイレで頻繁に猫が鳴く事以外にも頻尿や血尿などの症状がみられる場合は早めに動物病院を受診するようにしましょう。
トイレのチェックをする
それ以外でトイレの前に猫がよく鳴く場合は、現状のトイレに不満を持っている可能性があります。トイレが汚くはないか?掃除は行き届いているのか?落ち着いてトイレができる場所に設置できているのかなど、トイレについて見直すようにしましょう。
猫トイレを変えてみる
その他にも、トイレが気に入っていなかったりトイレの砂が好みに合わない理由も考えられます。最近トイレを新しいものに変えたり、猫砂のメーカーを変えたという方は、試しに前のものに戻してみるようにしてはいかがでしょう。
まとめ
猫がトイレで頻繁に鳴くのは何かしらの理由が隠れています。中には一刻を争う病気のサインだったり、トイレへの不満によるストレスサインの場合も。猫にとって重要なトイレだからこそ、いつもと違う仕草が見られたら軽くみることなく原因をしっかりと考えるようにしましょう。