猫が急に狂暴になる3つのタイミング

猫が急に狂暴になる3つのタイミング

愛猫がいきなり暴れ始めたり攻撃をしてくる瞬間があります。しかも「なぜこのタイミングで?!」というくらい態度が急変することがあるのでびっくりしてしまいますよね。今回は【猫が凶暴化する瞬間】を5つまとめてみました。

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1.なでているとき

飼い主のお腹の上に乗って撫でられている猫

「なでて~♡」と寄ってきたのになぜ?!

自ら膝の上に乗ってきて、気持ち良さそうになでられている愛猫…しかし次の瞬間、急にガブッ!と噛んでくることがあります。

一瞬前までごきげんだったのになぜ…?と戸惑ってしまいますよね。この現象、実は「愛撫誘発性攻撃行動」というムズカシイ名前が付いているのです。

これはもっと簡単に言うと「なで方へのイラつき噛み」です。自分から「なでて~♡」と寄ってきたのにイライラするとは…さすが猫!と、もはや感心してしまいます。

猫がなでられ最中にイライラする原因

なでられている最中にイライラする原因は、

  • もう満足したのになで続けられた
  • なで方が不快だった

の2つが考えられます。愛猫が自ら「なでて~!」と寄ってきたとしても、しっぽをブンブンし始めたりイカ耳になったりするなどの「不快のサイン」が出ていないかを確認しながらなでてあげましょう。

また、猫はしつこくされるのが苦手なので、自ら寄ってきたとしてもなで続けるのは控えた方が良さそうです。

2.ウンチの後

猫用トイレに入っている長毛猫

ウンチ後に興奮する「トイレハイ」

愛猫がウンチの前後に猛ダッシュする現象は「トイレハイ」「うんちダッシュ」などと呼ばれています。突然突風のように家の中をダッシュするのでビックリしますよね。

愛猫が家の中を猛ダッシュしたことで「ウンチ、出たかな?」と気が付く飼い主さんも多いのではないでしょうか。ウンチの後だけでなく、する前に大きな声で鳴いたりダッシュしたりすることもあります。

愛猫を観察していると毎回のウンチでハイになるわけではないようですが、トイレハイを起こしたときには部屋の中を全力で縦横無尽に走り回り、もはや残像しか見えません。猫はなぜウンチの後に猛ダッシュして暴れ出すのでしょうか?

なぜウンチの後に猛ダッシュするの?

ウンチの後に猛ダッシュしてしまう理由は、

  • その場から逃げる野生本能
  • 緊張状態からの解放

の2つが考えられます。猫は自分自身でグルーミングをするため、体臭はそれほど強くありません。猫は単独行動で待ち伏せ型のハンターですので、自分の存在が獲物や敵に見つからないように体臭を消すという理由があります。

しかし、ウンチのニオイまで消すことはできません。強いニオイがするウンチをした後には、即刻その場を離れた方が安心です。そういう野生の本能から、猫はウンチの後に猛ダッシュしてしまうのではないかと考えられます。

一方、ウンチの最中の緊張状態に理由がある可能性もあります。ウンチをしているときの猫はとても無防備な状態で、ウンチをしているときに敵に襲われたら大変です。

人間ではトイレにいる時間にリラックスを感じることもありますが、猫の場合はウンチの最中はとても緊張状態にある可能性があります。

そのため、無事にウンチをし終わった際に緊張状態から解放され、緊張というストレスを発散するために猛ダッシュするのではないかという考えもあります。ウンチの後にはお腹もスッキリしますし、走り出したくなる気持ちも分からなくもないですね。

3.同居猫とはち合わせたとき

茶白猫に手を上げるグレーの長毛猫

仲が悪いわけではない相手に突然の猫パンチ

我が家には3匹の猫がいます。それぞれ相性は悪くなく、時々寄り添って眠ったり毛づくろいをし合ったりしています。しかし、なぜかたまに「何もしていない相手を突然叩く」というバイオレンスな状態になることがあります。

  • はち合わせて目が合ったとき
  • お目当ての場所に他の猫がいたとき
  • ふと隣を見ると他の猫がいたとき

に多く見られると感じます。叩かれた方の猫は特に何もしていなかったのに、なぜ音が出るほど叩いてしまうのでしょうか?

猫の気分は一瞬で切り替わる

猫という動物は本当に気分屋で、猫の気分は秋の空よりも急に変わります。もともと猫は急激に興奮しやすい動物なので、まったり平和な気分から瞬間的に緊張度120%まで急変することもあります。

そのため、ラブラブ仲良しな「子猫の兄弟気分」から一瞬にして「野生のネコ科」の気分に切り替わってしまうことがあるのです。

猫の「序列行動」

猫は単独行動の動物なので、群れを成す動物のように「誰が偉い・偉くない」という順位付けをしません。しかし、単独行動といっても完全に誰ともかかわらないわけではありません。

親しい間柄の猫同士には「毛づくろい」「スリスリする」などの「親和行動」が見られます。逆に、嫌いな相手には「爪を出して本気で攻撃する」「大きな声で威嚇の声を出す」などの「敵対行動」が見られます。

「親和行動」ではないけれど「敵対行動」とまではいかない猫パンチは「序列行動」によるものと考えられます。猫は他の猫がその場にいるときに、そのときの状況によって「優位・劣位」が決まることがほとんどです。

「優位な猫」と「劣位な猫」の違いは?

「優位な方の猫」は劣位の方の猫を、

  • じっと見つめる
  • 優先的に通る
  • 追いかける
  • 猫パンチをする(するフリのときもある)
  • 相手よりも高い場所にいる

「劣位の方の猫」は優位な方の猫に、

  • 目線をそらす
  • 場所を譲る
  • 追いかけられる
  • 猫パンチをされる
  • 相手よりも低い場所にいる

などの違いが見られます。どちらの猫が優位なのかは、このように態度を見ると分かります。

「いつも劣位な子」がいないか様子を見てあげましょう

この「優位か劣位か」は絶対的なものではなく、そのときそのときで変わることが多いです。それは、猫はケンカの勝ち負けによって序列を決める動物であるためです。しかし、いつも同じ猫が劣位になっている場合は、肩身の狭い思いをしてストレスが溜まっている恐れがありますので注意が必要です。

まとめ

睨む猫の顔アップ

猫の全力って本当に凄まじい力なので、飼い主さんの手を噛んできたり同居の猫ちゃんに思いっきり猫パンチしたりするとハラハラしますよね。猫が凶暴化する瞬間は、

  • なでているとき
  • ウンチの後
  • 同居猫とはち合わせたとき

などがあります。猫は急激に興奮しやすい動物で、気分が180度急変することもあります。今まで気持ち良さそうになでられていたのに急に怒って噛んできたり、ウンチの後に猛ダッシュして暴れたり、仲が悪くない同居猫にいきなり猫パンチをしたりといった「なぜこのタイミングで?」と感じる態度の急変がみられることがあります。

私たちから見れば「なぜ?」と不思議に感じても、猫にとってみればしっかり理由があるのでしょう。急に怒りん坊になった場合やあまりにも攻撃性が強い場合には病気の恐れもありますので、一度病院で相談してみると安心です。

飼い主さんや同居猫同士の安全を守ることが大切ですが、そんな猫の気分の移り変わりもまた「猫らしさ」なのかもしれませんね…!

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