1. 体調不良
猫の体調が悪い時、ゴロゴロ言わなくなる場合があります。ゴロゴロ言わなくなった他に、普段の様子と比べて違うことがないか確認しましょう。食欲や水を飲む量、うんちやおしっこの状態、元気はあるのか。また歩き方や発熱など、おかしいと感じたら動物病院を受診してください。
ただ、猫は緊張や体調不良の時もゴロゴロ言うとされています。ゴロゴロと鳴いていても、いつもと様子が違うときは注意が必要です。
2. ストレスを感じている
ちょっとした変化が猫にとってストレスとなっていて、それが原因でゴロゴロ言わなくなってしまうケースがあります。猫にとって環境の変化はストレスとなります。
例えば、引っ越した、家族構成が変わって飼い主さんに甘えられない状況になった。新入りの猫がやってきた、仲の良かったペットが死んでしまったなどです。また、食器やトイレの位置が変わった、工事の音、運動不足なども原因となります。
我が家には2匹の猫がいますが、先住猫は新入り猫が来てからあまりゴロゴロ言わなくなってしまいました。2匹はじゃれ合って遊ぶことも多いですが、新入り猫の方が元気がいいので、先住猫が少し圧倒されてしまっているのかもしれません。先住猫は、時間をかけて声をかけながらなでるとゴロゴロと言い始めますが、猫の性格に合わせてケアが必要だなと感じています。
3. 家に慣れた、大人になった
猫を迎え入れたばかりのときはゴロゴロ言っていたのに、その後言わなくなってしまったというケースがありますが、この場合は家に慣れたためと考えられます。子猫の頃はよくゴロゴロ言っていた猫が言わなくなったのは、成長して精神的に大人になったためでしょう。
また、避妊去勢手術を受けた後に、ゴロゴロ言わなくなる猫もいるそうです。それでも、甘えたい時や眠いときはゴロゴロ言っているかもしれないので、耳を済ましてみてください。
4. 気になる音や物があった
猫は聴覚が優れていて、動くものを見る力も高いです。人間には気づかない物音を聞いたり、何かを見つけたりして、突然空中を見つめることがあります。そんなときはゴロゴロ音はピタッと止まります。「何かいるの?」とびっくりした経験がある飼い主さんも多いのではないでしょうか?
まとめ
猫がゴロゴロ言いながら甘えてくれると、とても嬉しいですよね。そのゴロゴロ音が聞こえなくなる時があります。体調が悪い、ストレスを感じている、家に慣れた、気になる音が聞こえたなどの時です。ゴロゴロ言わなくなったことに加えて、普段と違うと感じることがあったときは動物病院を受診しましょう。