猫が夜中に鳴く理由・飼い主に何かを訴えている場合
猫同士のコミュニケーションではほとんど鳴くことはなく、猫が鳴くのは飼い主に何かを要求しているときだと言われています。夜中に猫が鳴くのも、飼い主に何かを要求していることがあるのです。
遊び足りない
遊び足りず欲求不満だと飼い主に訴えている場合、夜中に鳴くことがあります。遊びや運動が好きな性格の猫、ベンガルなどの運動が多く必要な品種の猫に多い要求です。
この場合、飼い主が就寝前に遊んであげることが対策になります。15分から30分ほど遊ぶと猫も疲れて寝てくれることが多いです。注意したいのは、「夜中、鳴いたら遊んでくれる」と猫に思わせないように、寝る前の時間にたっぷり遊びます。
お腹がすいた
決められた量を食べているのに、お腹がすいたと夜中鳴くときは、ごはんの回数を増やしたり夜中に食べる分を用意したりと工夫する必要があります。
寒い
寒いときとお腹がすいたときに鳴くのは子猫が多いです。猫ベッドの素材をフリースなどの暖かいものにしたり、ペット用の電気マットを使用したり、暖かく眠れる環境を整えてあげます。
寂しい
これも子猫に多く、母猫がそばにいない環境では寂しくて夜中鳴くことがあります。成長とともに夜中に鳴くことはなくなりますが、飼い主が離れることで不安が強くなり問題行動を起こす「分離不安」が出ることがあるので注意が必要です。鳴き続けたり、布を吸って飲み込んでしまったりする症状があります。改善方法の一つは、猫との接し方を見直すことです。
猫が夜中に鳴く理由・家の外に何かいる場合
家の周りに動物がいる場合も興奮して鳴くことがあります。夜中、タヌキなどの野生動物が現れる場合は、寄せ付けないようにする必要があります。農作物や生ごみ、雑草や枯れ葉などは片付けることが対策方法です。
飼い猫が外へ出かけるようなら、仲間の猫が夜中に外に来て「外に行きたい」と鳴く場合があります。避妊手術をしていない場合、発情期になると鳴くことがあります。その時期には野良猫も夜中動き回るので、気になって鳴いているのかもしれません。去勢手術や避妊手術をすることや、遊ぶ時間を増やして発情期のストレスを発散させてあげるのも対策方法です。
猫が夜中に鳴く理由・病気が原因の場合
猫は体調が悪くても我慢してしまうことが多いですが、鳴いて知らせることもあります。猫が夜中に鳴くようならケガや体の異変があるかもしれないので、病院でチェックしてもらいましょう。
また病気の症状として「鳴く」ことがあります。甲状腺機能亢進症という病気では、ホルモンの影響で活発になり鳴くことがあります。甲状腺機能亢進症は、シニア猫がかかりやすい病気の一つです。また、認知症の症状にも夜鳴きがあります。昼夜逆転してしまい、夜中に鳴いたり動き回ったりするのです。早期に対処することで悪化を防ぐことができます。
まとめ
猫が夜中に鳴くのは、飼い主に遊び足りないことやお腹がすいたなどのメッセージを送っていることがあります。メッセージの内容を読み取り、対応してあげましょう。
また家の中だけではなく外が原因となっている可能性もあり、夜中、家の周りに野良猫や野生動物が来ている場合は寄せ付けない対策をしなければなりません。シニア猫の場合には病気の可能性も視野に入れて、普段と変わったことがないかチェックしましょう。早めの治療が鍵となります。
40代 女性 さおり
我が家の猫ちゃんが 、夜中に鳴くときには病気のことが多いです。
持病の泌尿器の症状が強く出ているときに、鳴くことが多いのです。
今は完治しましたので夜中はぐっすりと眠って静かなものです。
夜中に鳴く場合は注意が必要ですね。