猫の夜泣き対策でできること8つ
猫の夜泣きを止める方法はないの…?と頭を悩ませる飼い主さんが多くいらっしゃいます。
しかし…何故、猫たちが夜泣きをするのかというと、猫たちにも「飼い主さんに伝えたい!」ということがあって夜に泣いているんですね。
つまり、猫の夜泣きの原因に合わせて飼い主の方が対策をとれば、夜泣きを改善することも可能ということです。ここでは、そんな猫の夜泣き対策でできることについてご紹介させていただきます。
1.猫の運動量を見直す
猫が運動不足であった場合、遊び足りなくて夜泣きをしてしまうケースがあります。
特に、遊びが大好きな猫が運動不足になると、夜中に遊びたくなる子もいるようで、夜泣きに加えて夜の大運動会を始めてしまい…飼い主の方が寝不足になることもしばしばあるようです。
この場合、猫の夜泣き対策として猫の運動量を見直し、日頃からたくさん遊べるようなキャットタワーやキャットウォークなどの設置に加えて、ねこじゃらしなどで一緒に遊んであげるなど、遊ぶことが大好きな猫達には、前もって運動不足解消の猫の夜泣き対策を行うことで、不満が解消されて夜泣きや夜に遊ぶなどの行動を改善することができます。
2.ご飯の時間を見直す
猫が夜泣きをする原因の一つになる空腹。この空腹による夜泣き対策では、ご飯の時間をしっかり決めることが一番の対策になります。
成猫であれば一日のご飯の回数は、「朝と晩」の2回ですが、夜泣きの対策をするためには食事の回数を3回に増やして、眠る前に与えておくのもいいでしょう。
また、フードは猫が良く噛んで食べることができる「ドライフード」が好ましいです。ドライフードで満腹中枢を満たしてあげながら、朝と晩、眠る前のご飯を与える時間を決めて、しっかりと猫の空腹による夜泣きの対策を行いましょう。
3.トイレは清潔にしておく
猫は綺麗好きなので、トイレが不衛生になると使わなくなったり、粗相の原因になったりするほど「トイレの清潔度」は重要なポイントです。
もし、猫がトイレの近くで夜泣きをしていたら原因はトイレにあると考えられます。飼い主の方は、眠る前にトイレの掃除をしてあげてから眠るのが、猫の夜泣きの対策にもなりますね。
4.湯たんぽなど暖かいものを用意する
寒い冬場の夜泣き対策では、湯たんぽなど暖かいものを用意してあげることで猫が落ち着いて眠ってくれることがあります。寒いと人もなかなか寝付けないということもありますよね。
もし、ペット用コタツなど用意することができたら、猫たちが使用してくれるかも知れません。ただし、湯たんぽやペット用コタツの温度には十分注意してあげてくださいね。
5.猫が安心する環境をつくる
日頃から甘えん坊な猫の夜泣き対策には、「飼い主の匂いがついたもの」を側に置いてあげましょう。飼い主さんの匂いに安心して、夜泣きをすることなく安心して眠ってくれることもあります。
また、静かな空間が落ち着かないという猫の夜泣き対策では、テレビやラジオを付けて、あえて「雑音のある環境」をつくってあげたり、真っ暗が寂しい猫には豆電球をつけて薄明るくしてあげたりすることで落ち着いてくれたというケースもあるようです。
飼い主さんは、飼い猫の性格を考慮して夜泣きの原因を探って、夜泣きの対策をしてあげることで猫が安心する環境に繋がります。
6.夜泣き対策グッズを使ってみる
猫の夜泣き対策グッズと言われている「フェリウェイスプレー」や、「レスキューレメディ」を使ってみることで夜泣きが止むこともあります。
両方とも猫に対する鎮静効果があり、個体差はあるものの使用することで、落ち着いてくれる、不安や神経の高ぶりを減らしてくれるなどの効果があるため、眠る前のリラックス効果が期待できます。
このほか、眠る前の猫にリラックス効果をもたらすものとして、「またたび」をあげるという夜泣き対策もあります。
7.夜泣きを無視することも必要
猫の夜泣きが激しい場合、飼い主の方は心配して、「何かあったの?」と構ってしまいがちですが、猫たちは夜泣きをすると飼い主さんが構ってくれると学習することで、さらに、夜泣きをしてしまう原因になります。
このため、飼い主さんは猫の夜泣きを無視する日も必要と言えます。ただし、大切なのは「構わない」ことなので、決して「うるさい!」と叱ってはいけません。
飼い主の方が今日は構わない日と決めたら、徹底して無視をして猫の夜泣き対策をしましょう。
8.発情期の夜泣き対策に避妊、去勢手術は行っておく
猫は発情期が来ると発情期特有の夜泣きを始めるため、避妊や去勢手術を行わない場合には、飼い主の方の多くが、この発情期特有の夜泣きに悩まされると言われています。
猫の夜泣き対策の一つとして、避妊手術や去勢手術を行うことで発情期特有の夜泣きはなくなり、スプレー行為や猫の発情期によるストレスを軽減することができます。
このため、発情期の猫の夜泣き対策には、避妊手術や去勢手術は行っておくことが重要になります。
猫が夜泣きする原因
猫が夜泣きする原因は、年齢や環境によって違います。猫が夜泣きをする原因を知ることは、もちろん、猫たちの夜泣き対策にも繋がりますね。
ここで、猫が夜泣きする原因についてそれぞれ詳しく見ていきましょう!
子猫が夜泣きをする原因
- ミルクが欲しいから
- 母猫や姉弟と離れて不安だから
子猫が夜泣きをする原因は、ミルクを欲しがっている場合が多いと言われているため、夜泣き対策として、飼い主さんは定期的に、子猫にミルクを与えてあげる必要があります。
また、ミルクを欲しがらないのに泣いている場合は、母猫や姉弟猫と離れて不安なときであるとされているため、湯たんぽなど暖かい温もりを感じさせてあげることで、安心して眠ってくれると言われています。
ただし、ミルクや湯たんぽの温度は一度、肌に当てて温度を確認した後に、与えるようにしてあげましょう。
保護猫が夜泣きをする原因
実は、保護猫が夜泣きをする原因のほとんどが、外に出たいという要求のようです。外に縄張りを持つ猫は外に出て、縄張りをパトロールしないと落ち着かない習性があります。
このため、保護猫の夜泣きは猫の習性の一つであるため、すぐに改善するのは難しいと言われていますが、飼い主の方が1~3週間徹底して夜泣きの無視を行い、保護猫が環境に慣れて室内飼いを受け入れるまでは、飼い主の方が根気強く我慢してあげることが必要であるとされています。
成猫が夜泣きをする原因
- 発情期だから
- 寂しいから
- トイレが汚れているから
- おなかすいたから
- 遊んでほしいから
成猫が夜泣きをする原因は以上のように様々あります。
飼い主の方は猫たちの行動を見て、何が原因であるのかを探して、原因にあわせて飼い猫の夜泣き対策をしてあげるのが、一番の改善方法になります。
老猫が夜泣きをする原因
- 認知症だから
- 老化に伴う不安から
- 甲状腺機能亢進症だから
老猫が夜泣きをする原因は、老化に伴う不安や病気が大半を占めていると言えます。人と同じように、猫たちも歳をとることで体が思うように動かなくなったり、耳が聞こえにくくなったりします。
これにより、老猫が不安を感じて夜泣きをすることがあるとされているほか、老猫に起こりやすい病気とされる甲状腺機能亢進症や認知症なども、老猫の夜泣きの原因になります。
このため、飼い主さんは動物病院で老猫の症状にあわせて正しい処置をしてもらい、症状にあった薬をもらうことが、老猫の夜泣き対策になります。
猫の夜泣き対策におすすめ商品
猫の夜泣きがうるさくて眠れない。少しでも効果のある夜泣き対策グッズはないの?とお悩みの飼い主さんに、「猫の夜泣き対策におすすめ商品2選」をご紹介します。
ぜひ、夜泣き対策のご参考にしてみてくださいね。
フェリウェイ スプレー 60ml
猫のフェイシャルフェロモンF3が含まれており、ストレスによる猫の問題行動を軽減、また情緒を安定させてくれる効果があります。
フェリウェイは、猫の頬から分泌されるフェイシャルフェロモンを参考に製造されているため、猫の体に害はなく、安心して使用することができます。
もちろん、効果は個体差があるので必ず夜泣きに効くとは言い切れませんが、猫たちが落ち着くと言われるフェイシャルフェロモンの効果には、猫の夜泣き対策が期待できます。
レスキューレメディ 10ml
商品情報
・5種類のエッセンスを配合
・猫が緊張やパニックを起こしている時等に使えます。
植物療法のひとつである「バッチフラワーレメディ」。今回、紹介するフラワーレメディは、バッチ博士がインパチエンス、クレマチス、チェリープラム、ロックローズ、スターオブベツレヘム、の5つを調合して作った「レスキューレメディ」で、ショック状態など緊急時に用いられることの多いブレンドです。
「レスキューレメディ」のブレンドは乱れた心のバランスを整え、ふだん通りの落ち着きを得ることができると言われていますので、猫の夜泣き対策にも使用されています。
例えば、クラブアップルであれば、老猫の泌尿器系の予防や潔癖症に効果的であり、アスペンは不安で落ち着かないときに効果的といったように、フラワーレメディの種類によって効果が変わりますので「レスキューレメディ―」のブレンド以外にも、状況に合わせて適切なフラワーレメディを選ぶとよいでしょう。
まとめ
いかがでしたか?猫たちの夜泣きの原因は年齢や環境によって様々ありますが、夜泣きは猫が飼い主さんに伝えたい何かのサインであることが多いということですね。
飼い主の方は一度、原因を探してあげて解決してあげることが一番の対策と言えます。大変なことも多いですが、猫たちの夜泣きと向き合って、対策を練り改善につなげていきましょう。