眼鏡店の店主に拾われた野良の子猫
米国ペンシルベニア州メカニクスバーグで子供向けの眼鏡店を営む認定眼鏡士のダニエル・クルールさんは、看板猫のトラッフルズにおしゃれな眼鏡をかけさせて、来店する子供たちを楽しませています。
トラッフルズは生後3カ月の頃、教会のキャンプの近くをうろついていたところをダニエルさんに拾われました。
メインクーンの入った黒白猫のトラッフルズは、とても物覚えが良くおやつが大好きだったことから、ダニエルさんは彼女にいろいろと芸を教え込み、生後6カ月の時トラッフルズに眼鏡をかけてみることを思いつきました。
トラッフルズの目が悪かったわけではなく、猫に眼鏡をかけることで眼鏡やアイパッチなどの目の矯正器具を装着することに対する子供たちの抵抗感が和らぐのではないかと考えたのです。
そこで、ダニエルさんが子供たちのためにいつもやっているようにトラッフルズ用に眼鏡を調整すると、トラッフルズは嫌がることなく眼鏡をかけてくれました。
眼鏡モデルとして子供たちを元気づけるトラッフルズ
ダニエルさんがトラッフルズと一緒に眼鏡のお手入れ方法を教える動画を作ってみると、眼鏡をかけたトラッフルズはオフィスの同僚にも大好評でした。
さらに、眼鏡をかけるのを嫌がっていた3歳の女の子は、眼鏡をかけたトラッフルズを見た途端喜んで眼鏡をかけたがったそうです。
「今やトラッフルズは子供たちを和ませるための秘密兵器です」と、ダニエルさんは言います。
泣いている子供も眼鏡をかけたトラッフルズを見ると笑い出すそうです。また、子供の気が楽になれば親御さんにも子供の目に必要なことについて話しやすくなります。
子供たちの思い
トラッフルズは、新しい変化に対処しているのは自分だけではないことを子供たちに分からせてくれているようです。自分と同じように小さい子猫で、何の他意もなくただ友達になりたいだけのトラッフルズに子供たちは親近感を抱き心を開くのでしょう。
トラッフルズへのファンレターには、トラッフルズに対する子供たちの熱い思いが詰まっています。
ダニエルさんは、自分とトラッフルズの信頼関係がなければこうしたことはなし得なかったと言います。
最初にトラッフルズを迎え入れた時には、彼女がこんなに素晴らしい猫になるとは思いもしなかったでしょう。
ダニエルさんによると、トラッフルズのスローガンはいつでも「愛して、受け入れて、おしゃれな眼鏡をかけること」だそうです。