岐阜県飛騨市の「SAVE THE CAT HIDA PROJECT」とは?
岐阜県飛騨市は猫の殺処分がほとんどない街です。さらなる猫の幸せと、人と猫が支えあえる街を作るという願いから「SAVE THE CAT HIDA PROJECT」をスタートさせました。
このプロジェクトは飛騨市と保護猫にかかわる事業を展開してきた「ネコリパブリック」がタッグを組むことで実現しました。
飛騨市は過疎化が進み、高齢化や空き家が多いという問題を抱えています。社会問題を猫の手を借りて解決しようというのが街で暮らす人々のための取り組みです。
そして猫の手を借りるぶん、事業は猫の幸せにもつながるものを計画しています。「SAVE THE CAT HIDA PROJECT」は「日本一猫にやさしい街づくり」を目指すプロジェクトです。猫好きの皆さんなら応援したくなること間違いなしです。
プロジェクトで計画している主な事業
「猫勢調査」で猫の情報をデータベース化
飛騨市内で飼育されている猫や野良猫に関する情報を集めてデータベース化します。
個体数や避妊・去勢手術の有無、ワクチン接種情報を調べ、一頭一頭を適切に管理し処置ができるようにする目指しています。多頭飼育崩壊や虐待の防止につながる取り組みです。
「ネコミュニティ」で高齢者と保護猫をつなぐ
高齢者に保護猫を預かってもらう取り組みです。保護猫がお世話をしてもらえるので助かるというのはもちろん、高齢者にも猫とのふれあいによるメリットは数多くあります。
猫の存在が高齢者にとって生きがいとなり、アニマルセラピー効果も期待できます。また保護猫の様子を見るためにスタッフによる巡回型訪問見守りを行うので、高齢者の孤立化も防げます。
スタッフが猫の飼育管理に必要なものを届けてくれますし、お買い物代行もしてくれるので高齢者の負担も少ないです。猫にとっても高齢者にとっても嬉しい事業となっています。
保護猫シェルター・シェアハウスを作る
コンテナを改修して保護猫のためのシェルターを作っています。カフェとしての機能も備えて地域の人々が集まれる場にしていこうという取り組みです。
また飛騨市に空き家が多いという問題を解決するために、空き家を活用したシェアハウスやゲストハウス作りもします。もちろん猫と一緒に暮らせるので、保護猫にとってはシェルターの役割も果たしてくれます。
猫プロダクト開発で街おこし
地域の名産品のパッケージを猫デザインにすることで、猫好きに喜ばれる商品を作ろうという取り組みです。猫好きの方がつい欲しくなってしまう猫商品を開発し、購入者も満足して街の収益につながるという街おこしの一環です。
プロジェクトの支援方法は?
自分も「SAVE THE CAT HIDA PROJECT」を支援したいという方は、ふるさと納税サイトで飛騨市の返礼品を選びましょう。寄付金の使用目的に「日本一の猫助け事業を飛騨市から!」を選択すると、このプロジェクトに寄付できます。
期間は2021年12月31日までとなっているので、支援したい方はそれまでにふるさと納税を利用してください。返礼品として飛騨市の人気グルメをもらえるので、ぜひ美味しく猫助けと街の支援に参加してみましょう。
▼SAVE THE CAT HIDA 公式HP
https://www.neco-republic.jp/save-the-cat-hida/