未来の世界からの猫型ロボット?

すかいらーくホールディングスは、コロナウィルス感染防止のためと顧客満足度アップのために猫型ロボットの導入を決めた。フロアサービスをロボットが分担することにより、従業員と顧客の接触を抑えることができる。

さらに、ロボットには配膳用トレーが4段あるので一度に運べる料理の量が多く、従業員の身体的な負担を減らすこともできるので、結果として従業員のサービスの向上につながる。

「猫型ロボット」の正式名称は「BellaBot」で、中国・深圳(しんせん)に本社をもつPudu Roboticsが開発した。同社は配膳・配送用に4つのモデルのロボットを開発している。「BellaBot」の特徴は、猫をモチーフにした豊かな表情とされており、実際、正面のモニター画面には様々な表情が映し出される。

簡単な会話や、感謝されたり褒められたりすると喜ぶといったお茶目な一面も併せ持つ。周囲の障害物を感知するセンサーつきで、障害物を避けて自走できる。

外食業界では時短や効率化、コロナ禍により加速した非接触を目的としてロボット導入が進んでいる。すかいらーくホールディングスも、今回のロボット導入による顧客満足度の向上とともに職場環境の改善を目指している。

ロボットとの作業分担により、覚える作業内容を減らすことで新しく入った従業員の負担が減る。料理提供などの身体的な負担も減るので、応募者数の増加が期待できる。

人手不足に悩む外食産業にとって、顧客満足度と人材確保の両方から期待を寄せるロボットなのだ。