【幸せを運ぶ猫】アメリカには多指症の猫が多いって本当?

【幸せを運ぶ猫】アメリカには多指症の猫が多いって本当?

短く、くるっと曲がった鍵しっぽは、日本の猫に多い特徴だと言われています。イギリスのマン島原産のマンクスもしっぽが短いですが、アメリカの北東部などでは、ある特徴を持った猫が多いとか・・・?さて、その特徴とは何でしょうか?

アメリカには多指症の猫が多い?

猫の手

アメリカ北東部やカナダの海岸地帯、グレートブリテン島の一部では、『多指症』の猫が多く見られる、と言われています。一方で日本では、多指症はほとんど見られません。

また、日本で多い鍵しっぽは逆に、上に挙げた地域ではあまり見られないのが面白い所です。聞き慣れない多指症ですが、一体どんな症状なのでしょうか?

多指症とは?

猫の爪

多指症とは、名前の通り指が多い症状ですが、特に病気という訳ではありません。通常猫の指は、前足が5本ずつ、後ろ足4本ずつですが、多指症の場合は指が1〜2本追加されて生えています。その分手も、大きくなっています。

指が多くても問題なく日常生活は送れますし、指が多い事以外は、普通の猫と何ら変わりはありません。ただ、爪とぎしづらい傾向にありますので、飼い主がマメに爪を切ってあげた方が良いでしょう。

多指症には遺伝子が関わっており、親猫のどちらか一方がこの遺伝子を持っていると、子猫も多指症の子が生まれてくる可能性があります。多指症は人間や他の動物でも起こりますが、理由は不明であるものの、特に猫で多く見られます。全猫中の実に10%は多指症だと言われています。日本ではあまり目にする機会がないので、この数字にはビックリですね!

ちなみに、多指症が多い猫種はメインクーンやピクシーボブで、ピクシーボブは唯一、多指症でもTICAなどの猫血統登録団体に認定されている猫種です。

多指症の猫は肉球も多い!?

肉球

ぷにぷにとした感触にファンも多い猫の肉球ですが、多指症の場合、肉球も多いのでしょうか?その答えは・・・「Yes」です!指が多い分、肉球も指の数に合わせて付いています。ぷにぷにポイントが多いなんて、ちょっと羨ましい気がします・・・。

多指症の猫は幸せを運ぶ!?

幸せ

「多指症の猫は幸せを運んでくる。」というのは、小説家のヘミングウェイが話していた、と有名です。鍵しっぽの猫も「その尻尾に幸運を引っ掛けてくる」という言い伝えがありますから、幸運を信じたい気持ちに、国境はないようです。

ヘミングウェイの愛猫、スノーボールが多指症だっだ為、「幸せを運んでくる猫だ」と言っていたようです。スノーボールの子孫は今もヘミングウェイの自宅に住んでおり、訪れる人々を笑顔にしています。多指症の猫を「ヘミングウェイキャット」と呼ぶ事がある位、人々に根付いた話となっています。

まとめ

猫と飼い主

地域で猫の特徴が違うとは、面白い現象ですね!我が家の猫も1匹、鍵しっぽの子がいます。確かにその子を迎えてから、甘えん坊のもう1匹がお留守番で寂しい思いをしなくなったのは幸運だな、と思います。

多指症の猫は、どんな幸せを運んできてくれるのでしょうか?もちろん、飼い主にとってはどんな猫でも、出会えた事が幸運なのですが!

スポンサーリンク