猫にも体内時計ってある?規則正しく活動するヒミツ

猫にも体内時計ってある?規則正しく活動するヒミツ

1日のリズムを刻む、体内時計。人間には備わっているのが分かっていますが、果たして猫にもあるのでしょうか?そう言われると猫は、意外と規則正しい生活を送っていますよね。どうしてそんな事が出来るのでしょう?

なぜ猫は規則正しい?

目覚まし時計の横でくつろぐ猫

猫はなぜ、規則正しく活動するのでしょうか?

1.飼い主さんの生活パターンを把握している

空のお皿の前で座る猫

飼い主さんが毎朝何時に起きてご飯をくれるのか、何時頃帰ってきてご飯をくれるのかを把握しているため、規則正しく動きます。時間が来たら真っ先にご飯をもらおうと、待ち構えていることもあります。

猫に毎朝同じ時間に起こされるために、目覚まし時計代わりとして重宝している飼い主さんも。とはいえ猫は気まぐれな動物なので、100%頼ると痛い目を見る場合もあるようです。

実は曜日まで分かっていて、平日は起こしに来るけれど休日は違った時間に起こすこともできるよう。すごい能力です。

あくまでも自分の基準で早朝に起こしに来る猫もいれば、飼い主さんのペースに合わせて起こしに来る猫がいるようですが、前者は飼い主さんが猫の言うことを聞いてしまった場合が多いのではないでしょうか?「起こせば起きてくれる!」と学べば、以降はそのように行動します。

後者の場合、起こしても飼い主さんが起きなかったので、飼い主さんのペースに合わせるようになったことが考えられます。猫が起こしに来て目が覚めてしまっても、無視し続けると合わせてくれるようになるかもしれません。猫の痛い攻撃にもしばし我慢して、猫が合わせてくれるようになるのを待ちましょう。

2.太陽の光で調整

日の光を浴びるサングラスをした猫

太陽の光を浴びることで、体内時計を調整しているようです。それにより、日照時間の異なる夏と冬では行動する時間が異なる場合も。冬から春になると日照時間が長くなるため、発情期を迎えます。

また、自宅から遠く離れた場所に来たとき、体内時計で記憶している太陽の位置が合わなくなるので、そこから計算して自宅に戻れるのだとか。なかなかのスゴ技です。

3.時間の長さを区別できる

時計を上から見つめる猫

少し古い実験ですが、1976年に行われた実験では、猫が時間の長さを区別していることが分かったようです。つまりそれは、猫が体内時計を持っていることを示唆しています。

4.ご飯が欲しいから!

飼い主の手からご飯をもらっている猫

猫にとってご飯は、生きるために必須なものでもあり、楽しみでもあります。ご飯の時間を良く覚えているので、その時間になると飼い主さんの側に来たり、おねだりをし始めたりします。

5.薄明薄暮性のため

暗闇と猫の横顔のシルエット

飼い猫は飼い主さんの生活リズムに合っていることが多いので、朝起きて夜寝る生活になっています。ですが本来の猫は、薄明薄暮性という薄暗い夜明けや夕方に活動する生き物です。

猫の獲物となるネズミなどの小動物が、薄暗い時間に活動しだすため、自然とそういうリズムになったのでしょう。やはり、猫には体内時計が備わっていそうです。

6.同じ場所で生活してるから

リビングの椅子の上に座る猫

同じ場所で生活していると、体内時計が出来上がるという話もあります。猫が生活する場所に応じて、その場にあったリズムが作られていくのでしょう。

ですから飼い猫は飼い主さんの生活リズムに合っていくのですね。家に迎えた直後は夜中に活発になっていた猫も、しばらくすると夜寝て朝起きるようになるのはそういう訳です。

まとめ

大きく口を開けてあくびをする猫

猫の体内時計に関するきちんとした実験は行われていないので、はっきりとしたことは言えませんが、猫に体内時計がなければ規則正しい生活は送れないのではないでしょうか?

こうして見ると、猫に体内時計がある方が自然と思えます。猫が起こしてくれると、とても幸せな気分になります。猫目覚まし、楽しんでいきたいですね!

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