猫は曜日がわかっている
驚くことに、猫は、曜日がわかっています。
なぜなら猫だけに限らず、動物には「体内時計」というものがあります。大昔、猫は砂漠で小動物の狩猟をして生活をしていました。
ネズミなどの小動物は行動時間が決まっているので、猫もそれに合わせて狩猟をしなくては生きていけなく、そうでもしないと餌がなくなって、餓死をしてしまうからです。
そうしたことで猫は、獲物を捕まえて生き抜くためにも、体内時計が身についた、と言われています。
現在の猫は「飼い主の行動」で曜日を把握する
昔の猫は小動物から把握していましたが、現在の猫は飼い主の行動で曜日を把握しています。
人間の行動は、
- 朝起きるとトイレに行く
- 朝起きると朝御飯を食べる
- お昼は仕事に出る
- 夕方は家族でご飯を食べる
- 寝る前は歯磨きをして着替える
など、毎日同じ動作を行っていますよね。猫はこれらのような、飼い主や家族の行動を把握することで曜日感覚を身に着けています。
- 学校にいる子供が休みだから土日である
- お父さんがいるから日曜日だ
- お母さんがいるから平日だ
などと家にいる人間によって、曜日を把握して、「おやつをもらってから、1週間たったから今日は月曜日だ」などというタイミングなどでも曜日を把握しています。
驚くことに猫には、1週間程度の曜日感覚は記憶することができるので、このように行動を見て曜日感覚を分かっているのです。
飼い主の帰宅時間もわかる
また帰宅時間が違うのに、いつも玄関にお出迎えをしてくれる猫もいますよね。
これは猫が、曜日によって帰宅時間を分かっている場合もありますが、ほとんどは車のエンジンなど音を聞き分けて、「ご主人様が帰ってきた!」と玄関に駆け寄っていくのです。
猫の聴覚は、人間の4~5倍程度ありますので、飼い主の車のエンジン音など、音の聞き分けもできます。
帰宅直前に車の音が聞こえれば目覚めて、玄関に駆け寄っていく、というわけなんですね。
猫は太陽で時間がわかる
猫は時間も分かっています。「どうして寝てばかりいるのに時間が分かるの?」と、疑問に思いますよね。実はこれは、太陽が関係しています。
太陽の動きから時間を把握
- 太陽の昇った時間、沈んだ時間
- 太陽の角度
- 太陽の日照時間
- 太陽の光の強さ
上記、これらの太陽の動きから、おおよその時間を把握しています。
猫はこの時間を把握しているからこそ、朝起きてくる飼い主を、同じ時間に起こすことができるんですね。
猫は気温の変化も理解している
他に気温によっても時間の把握はしていますが、その時は日照時間も変わりますので、春夏秋冬、季節もある程度、猫は理解できるのです。
太陽の関係により、猫は時間把握をしているので、室内飼いの猫よりも、比較的、野良猫の方が時間把握をしているようです。
室内飼いの猫には、あまり変化がないこともありますが、日照時間や気温によって、猫は「繁殖期」なども把握していることで、同じタイミングなんですね。
このように太陽は、人間だけでなく動物の生活リズムも整えているのです。
まとめ
猫は
- 曜日
- 時間
それぞれを理解しています。これは猫だけに限らず、動物は生命維持をしていくためにも、体内時計が必ず必要だからです。
猫は曜日を1週間記憶することができます。これは、飼い主の行動や、周りの家族が在宅しているかどうかで把握をしています。
また、細かな時間の流れも把握しています。これは「太陽」が深く関係しており、
- 太陽の昇った時間、沈んだ時間
- 太陽の角度
- 太陽の日照時間
- 太陽の光の強さ
上記の太陽の動きから、猫はおおよその時間を把握しているのです。
寝ているだけだと勘違いしてしまいがちですが、このことから意外にも猫は賢い動物なんですね。