猫の体感時間は人と同じ?早く歳を取る愛猫の為にできる3つの事

猫の体感時間は人と同じ?早く歳を取る愛猫の為にできる3つの事

当たり前ですが、猫と人では寿命が違います。猫の方が人よりも早く天国へ召されます。これには、心臓の鼓動や体重などが関係していると言われています。人よりも早く歳を取ってしまう猫のために、できる事はあるのでしょうか?また猫と人の体感時間の違いとは?

猫と人の体感時間との違い

黒い背景の猫とTIME

猫と人の体感時間の違いを見ていきましょう。

  • ポイント1 鼓動にかかる時間が違う
  • ポイント2 体重が違う
  • ポイント3 生涯鼓動数が違う

ポイント1 鼓動にかかる時間が違う

ハートと猫

心臓が1回鼓動を打つのにかかる時間(心周期)は、猫が0.3秒、人が1秒です。鼓動が早いほど動きも早くなり、寿命が短い傾向にあります。

猫は人よりも高スピードで体が活動していると言えるでしょう。当然代謝も人より高いので、それだけ早く歳を取ってしまうのでしょう。

ポイント2 体重が違う

体重を測る猫

哺乳類全体に言える事ですが、体重が多いと長生きな傾向があります。ネズミとゾウでは、寿命が全く違います。ネズミ代表のハムスターは約3年、ゾウは約70年です。

生物学で著名な本川教授によると、体重の4分の1乗に比例して、時間が長くなっていくのだとか。ちょっと分かりにくいですが、体重が2倍になれば時間は1.2倍、体重が10倍になれば1.8倍になります。

猫の体重を4kg、人の体重を60kgとすると、人の体重は猫の15倍ですから、時間は猫の2倍と言う事になります。体のサイズが大きくなると、心臓や呼吸、筋肉の動きがゆっくりになります。

ですから人は猫よりもゆっくりと生きているのです。

ポイント3 生涯鼓動数が違う

獣医と猫

心臓が生涯に鼓動を打つ回数は、猫が約10億回、人が約20億回です。単純に見ても2倍の差があり、加えて猫の方が人よりも鼓動にかかる時間が早いので、必然的に寿命が短いのは、分かります。

ただ生涯鼓動数に関しては様々な説があり、どんな動物も10~15億回の生涯鼓動数で決まっている、と主張しているものもあります。

猫の為にできる事

獣医師と猫と飼い主

誰がいつ寿命を迎えるかは分かりませんが、大抵、猫の方が先に天国に行く事が多いでしょう。そんな猫に人ができる事はあるのでしょうか?

  • 健康を維持する
  • 最期までお世話をする
  • たっぷり愛情を注ぐ

1.健康を維持する

青い服の獣医師と猫

寿命が短い、長いにはあまり関係がありませんが、猫の健康を維持して、快適に過ごせるように努めましょう。

精神的にも肉体的にも、健康的に過ごせる環境が必要です。

猫がぐっすり寝られるベッド、好きなように遊べるおもちゃ、必要な医療など、猫の健康を維持するためにできる事はたくさんあります。

日頃から猫の様子に気を配り、異常がないかをしっかり確認してあげてください。

2.最期までお世話をする

籠に入る長毛種の猫

猫を飼う時には、猫の寿命が尽きるまで、お世話をすると言う覚悟を持たなければいけません。

思い通りにならない事もあるでしょう。また猫が困った行動をしてしまう事も、あるかもしれません。

それでも全てを受け止めて、猫を最期までお世話する義務が人にはあります。

嫌になったからと言って安易に捨てたり、保健所に連れて行ったりする事は、絶対にしてはいけません。

もしどうしても、事情で猫を手放さなければいけない時は、必ず猫の面倒を見てくれる人を見つけましょう。

3.たっぷり愛情を注ぐ

抱っこされる猫

身近な人から冷たくされるより、たっぷりと愛情を注いで貰うと嬉しいですよね?それは猫も同じです。

冷たくあしらうのではなく、たっぷりと愛情を注いであげてください。でも甘やかすのはダメですよ。

まとめ

時計と寝転ぶ猫

猫は人よりも早く歳を取る分、時間を早く感じているかもしれません。鼓動にかかる時間が短く代謝が高いと時間が早く感じるのです。

子供の頃は1年が長かったのに、大人になったら1年があっという間に過ぎていく、と言うのと同じです。

恐らく先に天に召されてしまうであろう猫との暮らしを充実したものにするよう、できることをしていきたいですね!

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