猫が内弁慶なのはどうして?7つの心理

猫が内弁慶なのはどうして?7つの心理

飼い主の前と知らない人の前では態度が違う?と思うことありませんか?猫は内弁慶と言われる生き物なのです。どうして猫は、内弁慶と言われてしまうのか、気持ちや特徴を探って見ましょう!

内弁慶になる猫の心理の特徴

よく、借りてきた猫という言い方をしますが、外に出ると弱気な態度でも、家に帰ると大きな態度に変貌してしまう『内弁慶』と同じ意味合いをもちます。借りてきた猫になってしまう、猫の心理の特徴を紹介していきましょう。

1 人見知り

寝転んでこちらを見るグレーの猫

内弁慶になってしまう要因のひとつは「人見知り」。人間に慣れていない、飼い主以外の人や動物と接点がない猫に多く見られます。

初対面の人の前では素っ気ない態度や大人しい態度を見せて、猫を被っているのでしょう。猫が、相手にどういう態度をとって良いのかわからない、というような心境なのだと思います。

2 怖がり

押し入れに入って隠れる猫

内弁慶になる猫には、怖いという気持ちが強くあるようです。自分の知らない場所は自分のテリトリー外なので、不安要素のかたまりです。

また自分のテリトリー内に慣れない相手が入ってきた場合には、猫は「テリトリーを荒らされている」と感じています。しかし、怖い気持ちが強すぎて相手に攻撃できない猫は、借りてきた猫状態になってしまうのでしょう。

3 臆病

抱っこされて嫌な顔をする猫

猫はどちらかと言うと臆病者でしょう。家では飼い主に強気でも、病院では大人しく診察されているのではないでしょうか?

また、家に知らない人が遊びに来たとき、大人しく抱っこされて暴れないのもよく目にする光景です。しかしそれは、喜んでいるからとか、好きだからではありません。臆病な猫が、下手に動くと危険と判断しているのでしょう。

4 プライドが高い

猫が内弁慶になるのは、プライドの高さも関係しているようです。言い換えると、猫は負けず嫌い。

家の外でも強気な態度や、平気な態度を見せてしまうのは、無理をしているだけという場合もあるようです。どれだけ怖い環境においても、負けず嫌いな猫は態度を変えずに弱味を見せない。その分ストレスを溜めてしまうこともあるようです。

5 飼い主に安心感を持っている

立ち上がって飼い主の手にタッチする猫

家の中と飼い主に安心感をもっている猫ほど、内弁慶だったりします。飼い主との強い関係が、猫に安心感を与えているようです。飼い主の前では、気分をころころ変えても怒らないし、優しくしてくれるので、本当の自分が出せてしまうのでしょう。

6 外面がよい

外面がよいと言うと、ちょっと聞こえがよくないかも知れませんね。もし猫が内弁慶ではなく、知らない人にもうまく対応できているのなら、人が好きで、人に慣れているからなのでしょう。

人の前で、態度を変えることなく接しているのが、自然なことであればストレスにはなりません。けれども、気持ちと逆に行動している場合はストレスになってしまいます。猫ちゃんの本来の性格を考えて、無理しているようだったらストレスケアしてあげてくださいね。

7 甘えん坊

読書をする飼い主の膝の上で休む猫

猫が飼い主に対して極度に甘えん坊の場合、よその人に素っ気なくすると、二面性があると言われるかもしれません。この場合の甘えん坊とは、飼い主にしつこく甘える仕草をしたり、要求が通るまで甘えてきたりする猫のことです。

それが人間の世界では、文句の多いわがままタイプと言われてしまいがち。甘え方の度合いにもよりますが、飼い主にだけ必要以上に甘えてしまうのは、ほかで我慢している事があるからなのかも知れません。

猫が内弁慶になるのはどうして?

たくさんのクエスションマークと猫

1.縄張りで生活しているから

猫が内弁慶になるのは、自然なことなのでしょう。猫が安心していられるのは、縄張りの中での生活です。猫は行動範囲が決まっている動物なので、その範囲内で安全に暮らしたいと思っているのでしょう。

縄張り意識が高いというのは、自分の陣地に入られたくない、他の縄張りには入りたくないという気持ちがあるということです。そのため、縄張りを侵されると、ペースが乱れて混乱してしまうのです。外から帰った途端に猫が元気になったり、飼い主に甘えてきたりするのは、自分の縄張りにいる安心感からくるのでしょう。

2.飼い主との関係性

もしあなたが内弁慶であれば、猫にも影響する可能性はあると言えるでしょう。猫は飼い主のことを親のように思い暮らしています。飼い主の性格や行動をよく見ている猫が、飼い主に似てしまうのも不思議ではないですね。

飼い主さんも、周りとうまく接していかなければならない反動などが、知らず知らず行動や態度に表れているのでしょう。猫がその場の環境に応じて、態度を変えてしまう原因になるのかも知れません。

3.過ごしてきた環境

猫が内弁慶になってしまうのは、生まれもった性格もありますが、性格は過ごした環境にも影響されると言われています。臆病、怖がりな性格の猫も環境が違えば、内弁慶にならなかったかも知れません。

たくさんの人や動物と接してきた猫、色んなことを経験してきた猫は、協調性が身につき、何にたいしてもストレスに感じることが少ないようです。猫が過ごしてきた環境や経験が多様だと、内弁慶な猫にはなりにくいと言えるでしょう。

まとめ

女性に抱かれてこちらを見る猫

猫が内弁慶になることについて書きました。弁慶とは、武蔵坊弁慶のことで強い人を表す言葉です。そこに「内」がつくことで家の中でだけ強い人を表し、翻って外では弱気な二面性を持つ人、という意味があります。

猫の場合は縄張りの習性があるので、内弁慶になっても仕方がないのですね。内弁慶にならない猫は、飼い主さんの影響や過ごしてきた環境が大きく作用していると言えそうです。

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