猫が飼い主の足に隠れる心理
1「ここなら安全だにゃ」
猫が足の間に隠れるのは、この場所が安全だと思うからでしょう。例えば、同居猫に追いかけられて、飼い主さんの元に来ることもあります。突然大きな音がして、飼い主さんの足の間で身を潜めることもあるようです。飼い主さんを安心しきっているからなのでしょう。
2「怖いよ助けて」
いつも、飼い主さんが守ってくれるとわかっているのでしょう。飼い主さんを親のように思う気持ちが強いのです。
例えば、自分の知らない人が近くにいるときに、飼い主さんに助けを求めにきます。また、知らない場所でも飼い主さんのそばから離れようとしません。それくらい、猫にとって飼い主さんは、信頼できるからなのでしょう。
3「ここはボクの場所にゃ」
飼い主さんの足の間は、猫たちの取り合いになることもあります。
「飼い主さんはボクのもの」と独り占めしたり、「ここはボクの場所」と優劣感を強くもっていたりするようです。何となく足の間に隠れているようですが、猫の気持ちには縄張り意識の強さが感じられます。
4「あったかいにゃ」
飼い主さんの足の間に落ち着いてしまうのは、防寒しているからなのでしょう。飼い主さんの足が、屋根代わりになって風も防げるし、ここにいれば「あったかいにゃー」と思っているようです。足の間に隠れたまま、眠ってしまったのでしょう。
5「いい隠れ家みっけた!」
飼い主さんの足の間が、ちょうど良いスペースになっているようです。広すぎず、猫の体にちょうど密着できて、安心できる大きさなのでしょう。
猫が見つけた隠れ家は、ほかの猫も隠れ家にしてしまいます。その場所にいる猫に「いい所見つけてるな」と、次から自分の隠れ家にしてしまう場合もあります。
6「一緒にいたいにゃ」
大好きな飼い主さんと、ひと時も離れたくないらしいです。飼い主さんにまとわりつくように、足の間で一心同体になります。動くとついてきては、そばで落ち着くのが当たり前になっているようです。
猫が「一緒にいたい」と言う気持ちと、「見守ります」と言う、献身的な気持ちもあるようです。
7「構ってくれにゃ」
飼い主さんの気をひこうとしているのでしょう。相手にしてほしいあまりに、飼い主さんの足の間に居座ってしまったようです。
遊んでもらいたい、構ってもらいたい、撫でてもらいたいなどの要求からきているのでしょう。足の間から、飼い主さんにちょっかいをかけてくることもあります。
足の間に隠れてしまったらどう対処する?
安心させてあげる
猫は飼い主さんに信頼があるので、猫の不安を安心に変えてあげましょう。
怖い、助けて、守ってと言う気持ちがあるので、優しく抱きしめてあげたり、言葉をかけてあげたりして「大丈夫だよ」と言ってあげましょう。
そっとしておく
飼い主さんの足の間が落ち着いているようなら、そっとしておいてあげるのが良いかも知れませんね。猫が見つけた隠れ家であったり、温まれる場所であったりするなら、そのまま居させてあげましょう。
撫でてあげる
猫が不安そうに見つめてきたら、飼い主さんに何かを求めているのでしょう。笑顔で優しく撫でてあげると安心できると思いますよ。
隠れ家をつくる
ほかに安心できる隠れ家が必要なのかも知れません。飼い主さんがいないときに、隠れられるスペースをいくつか用意してあげましょう。
猫は基本、狭くて静かな場所がないと生活できません。家の中でも隠れ家は必要になるので、2、3個はあると良いですね。
まとめ
猫が足の間に隠れるのは、飼い主さんに安心感があるからだったようですね。猫と飼い主さんとの信頼関係がこうやって行動にあらわれているようですね。猫が足の間に隠れてしまったら、追い払うような行動は避けて、安心できる環境作りを整えてあげましょう。