猫のヒゲにまつわるトリビア
猫の顔には、立派なおヒゲがあります。猫のヒゲは、猫種によっては長かったり短かったり、カールしていたりと様々です。猫のヒゲに関するトリビアをいくつかご紹介してみましょう。
1 猫のヒゲは12本存在する
鼻の横に広がって生えているヒゲは、各12本で合計24本生えています。猫によっては、12本以上生えていることもあるそうです。
2 猫のヒゲをwiskerと呼ぶ
猫のヒゲを英語で言うと、wisker(ウィスカー)と言います。whiskerは猫のほほヒゲと言う意味で用いられていますが、掃除に使うほうきと同じ意味があるそうです。また猫のヒゲのぷっくりした袋を、ウィスカーパッドと言うそうです。
3 猫のヒゲは全部で5種類ある
猫の顔にあるヒゲは、上毛、頬骨毛、上唇毛、頭下毛、口角毛の5種類からなります。そして、前足にもヒゲが3~4本隠されています。全てのヒゲは、猫の目の変わりになる役目があります。
4 猫のヒゲを切ると動けなくなる
猫のヒゲを抜いたり切ったりしてはいけません。猫のヒゲは太く深くまで生えており、神経に繋がっています。
ヒゲを切ると平衡感覚が失われ真っすぐ歩けない、障害物を避けられない、危険を察知できなくなるので動けなくなります。目が見えなくなるのと同じ感覚なのです。
5 ヒゲの感覚と体の幅は同じ
猫のヒゲは体格によって広がり方が違います。ヒゲをアンテナにして、隙間に入れるかを確かめる役目があります。
つまり、猫の体の幅の感覚とヒゲセンサーは繋がっていて、体の大きな猫ほど、ヒゲは広がって生えていると言うことです。
6 猫が顔を洗うと雨が降る
「猫が顔を洗うと雨が降る」「猫が顔を洗うとき耳の後に手が行くと雨が降る」などの迷信があります。これは迷信ではなく、猫のヒゲは天候を読み取る力があります。
空気中に湿気が多くなり、ヒゲに水分を含み、重たくなります。すると神経に触れるからヒゲをお手入れしてしまうからなのです。
また、猫が天気が変わると気分が落ち着かなくなることから、気分を紛らわせるためとも言われています。
7 猫のヒゲは感情を表せる
鼻の横に生えているヒゲは、筋肉と繋がっているので、ヒゲを動かして感情を表せるようです。ヒゲを前にしたり、後ろにしたり、垂れたりと、気分の変化で自由自在に動かすことができます。
リラックスのときはだらんと垂れています。ヒゲが前に向くときはご機嫌が悪いようですね。
後ろにぺったり引っ付いてるときは怖いと言う気持ちです。通常のヒゲは、時計の針の10時10分が基本位置です。
8 猫のヒゲは抜ける
猫のヒゲは自然に抜けます。猫のヒゲが抜けても心配はいりません。立派なヒゲは、生まれ変わって新しく生えてきます。
体毛と違って頻繁に抜けることはありませんが、1本見たら結構落ちているのに気づいてしまうものです。
9 猫のヒゲは幸運の御守りになる
あなたは猫のヒゲが抜けているのを見つけたら捨てますか?猫のヒゲは、幸運を呼ぶと言われています。
ヒゲが厄除けになると言われ、お財布に入れておくと金運が上がるなどと、御守りにしている人が多いようです。ヨーロッパでは、猫のヒゲが恋の運気をアップしてくれると言われています。
まとめ
猫のヒゲに関するトリビアを紹介しました。猫のヒゲには、一言でいえば、目の役割をもちます。ヒゲが太く生えているのは、神経系に繋がってアンテナの役割を果たしています。
猫が獲物を逃さないためにも、ヒゲがいろいろと教えてくれているようです。高く飛ぶときにもヒゲが力を付けてくれているのでしょう。
ヒゲは、猫がとても重要で生きるためには必要不可欠なものなのです。ヒゲが抜け落ちていたら、ヒゲケースにそっと入れて御守りにしてみましょう。