①子猫の時から人に飼われている
猫が幼少期に、人間と接してくると人に触られても平気な性格な猫になる傾向が高いです。猫の爪切り、歯磨き、ブラッシングなど、体に触れるのを慣らせておくと、成猫になっても拘束される事が平気になるようです。
猫の急所と言われる場所を触っても、動じない猫もいます。人間に育てられたことで、猫は心がオープンになっているのでしょう。
なのでお腹を見せたり、お腹を出したまま寝ていられるようです。尻尾を触ると猫は「ぎゃっ!」と怒る事がありますが、急所がない猫は何の反応を見せない事もあります。
人間と暮らしていくうちに、大人の猫でも警戒心が薄れてくる事もあります。猫は警戒心が強い生き物で、警戒心が全くなくなる事はありませんが、人間に慣れると「怖い」と言う感情が弱くなるのでしょう。
②猫と飼い主の信頼関係ができている
猫が無抵抗になるのは、人間に危険を感じていないからなのでしょう。もちろん全ての人間に無抵抗にはなれませんが、これは飼い主さんに示すものです。飼い主さんが猫に危険を感じさせなければ、猫も安心しきってしまうのでしょう。
猫との信頼関係は、しっかりコミュニケーションがとれていると築けるものです。コミュニケーションをとらずに、猫と接しても心を開いてくれません。猫が「この人なら安心できる」と思ってくれた時に、猫の方から距離を縮めてくれます。
③親猫からの遺伝
猫の性格は、父猫の遺伝子が強く残ると言われています。父猫が交友的な性格だったら、生まれてきた子猫も、その遺伝子を受け継ぎやすいそうです。茶トラの猫は、父猫の遺伝子がたっぷり受け継がれているそうです。
④猫の毛の色や柄
猫の毛の色や柄も、少しは関係しているのかも知れません。黒猫は交友的で穏やか、白猫は気が強く少し神経質、甘える時は飼い主を独り占めしてしまう事もあるようです。
赤い毛色の猫は、攻撃的な一面もありますが、性格が臆病でそれを隠すために強がって見せてるそうです。
猫の毛色に、柄や斑点でまた違った性格になるようです。キジトラ猫は野性味溢れていますが、人間には交友的で無防備な性格が多いそうです。
⑤オス猫とメス猫の性格
よく言われるのは、オス猫は甘えん坊でメス猫は大人しいと言われます。必ずこの通りの性格と断定はできませんが、オスとメスでは脳の発達も違いがあるようです。オス猫は、好奇心が強くやんちゃな性格に対して、メス猫はクールで大人びた性格が多いそうです。
まとめ
猫が無抵抗なのは、人間によるもの、生まれもつ性格、育った環境から言えるのではないでしょうか。猫が何をされても平気と感じるのは、相手に危険を感じず安心できるからなのでしょう。そして、それが習慣になっているからなのでしょう。
猫がもってる性格から、飼い主さんの育て方で無抵抗な猫にもなれると言えるのではないでしょうか?また、猫の性格が穏やかで大人しいからと言って、無理に何かをしたり、長く触り続ける事がないようにしてあげましょう。