一般的な猫のイメージとは?
つれない
まず猫のイメージでよく言われるのが、飼い主様や他の猫に対してつれない態度を取るというイメージです。名前を呼んでも返事をしないし、遊んであげようとしても素っ気ない。
話しかけても、どこ吹く風と言わんばかりに話半分にしか聞いてくれない。
挙げ句の果てには、イタズラについて叱っても知らん顔をすることも。
そんな猫のつれないイメージに、どこかモヤモヤしてしまうかたも多いことでしょう。
きまぐれ
さっきまでご機嫌で一緒に遊んでくれていたのに、数秒後にはフト興味を失ってどこかに行ってしまう。
ご機嫌よくナデナデさせてくれていたのに、突然うっとうしいと言わんばかりに噛み付いてくる。そんな秒単位で変わるきぶんを気まぐれと呼ばずに、何と呼べばよいのでしょうか?
気まぐれな性格に振り回されるイメージはあるものの、可愛い猫にむしろ振り回されたい!そんな思いを抱く猫好きは後をたたないようです。
自由奔放
猫は自分の気分次第でにゃんにゃんと甘えることもありますが、気分じゃなければどれだけ飼い主様に遊びを誘われても、どれだけ撫でようとされても、決してなびこうとしない。
そんな猫のイメージはまさに、「自由奔放でワガママ」という言葉がピッタリなのでは?
自己中心的
猫のイメージでよくいわれるのは、自己中心的な性格です。
猫はもともと自分が思うまま、本能のままに生きる動物であるため、自分がイヤだと思ったことはとことんやりたがりませんし、自分がやりたいと思ったことには驚くほどの能力を発揮します。
よくペットとして引き合いに出される犬が、人に対して忠実で、とても社交性の高い動物なので、余計に猫は自己中心的だというイメージが強いのかもしれませんね。
クール
犬のイメージが、天真爛漫で表情豊かであるなら、猫のイメージはいつも落ち着いているクールで無表情なイメージではないでしょうか?
犬は自分の感情を体全体を使って表現をしますし、飼い主様への愛情表現もとてもストレートです。一方、猫は飼い主様に対して、ストレートに自分の感情をぶつけるということは、あまりないイメージを持たれるため、何となくクールで静かなイメージがついていると考えられます。
一人が好き
猫のイメージでよく聞くのが、一人でいるのが好きでお留守番もへっちゃらだし、放っておかれるのが好きという話です。
確かに室内飼いが基本の猫にとって、飼い主様と四六時中一緒にいるというのはなかなか難しいでしょうし、実際に外で会う野良猫を見ていても、一人で過ごしているイメージが強いため、猫は仲間で群れないというイメージを持たれやすいのかもしれませんね。
暇そう
猫は毎日ゴロゴロしているイメージが強いため、何だか暇そうでうらやましいと思っている方も多いのではないでしょうか?
窓を眺めたり、ゴロゴロ寝たり、気が向いたときだけ飼い主様にナデナデしてもらってと、自由気ままにのんびり生きる猫の姿を見て、いつか猫になりたいと憧れている方もいらっしゃるかもしれませんね。
愛情が薄い
猫のイメージとして愛情が薄く、薄情者だというイメージを持っている方も多いようです。
猫は前述した通り、あまり感情を表に出さないイメージが強く、飼い主様が愛情を注いでもツンとしている、飼い主様がピンチのときも特に助けないなんてイメージが強いのでは?
ペットとして、猫と一緒にあげられる犬が飼い主様に対して忠実なので、余計に薄情なイメージが強いのかもしれませんね。
あまり頭がよくない
猫は犬と違ってしつけが難しく、芸を仕込もうと思っても一向にやろうとしてくれないので、あまり頭がよくないというイメージを持っている方も多いようです。
確かに猫が何かの芸をしているところはあまり見ませんし、人間の言葉に従うというイメージもありませんので、そのように思われても仕方がないのかもしれませんね。
猫のイメージが変わった!実はこんな性格
イメージしてたより猫は甘えん坊
猫はあまりべたべたしてこずに、気分が乗ったときだけスリスリして、すぐにどこかに行ってしまうというイメージがありますが、意外にも大変甘えん坊な子は多く、中には飼い主様の後をずっとつけまわすほど、べったりとしてくる猫も多くいます。
その甘えん坊ぶりに、猫のイメージとあまりにもかけ離れていることから困惑する方も。
しかし、人間と幼いときから暮らしている猫は甘えん坊になることが多く、飼い主様の体でフミフミしたり、スリスリ、ゴロゴロしたりしてくれるようです。
特にオス猫は甘えん坊になりやすいとのこと。
意外にも愛情深い
猫は自分のお世話をしてくれる人のことを信頼し、この上ないほどの愛情を見せてくれる動物です。そのため、イメージと違うと思うかもしれませんが、飼い主様に対しては猫なりの愛情サインをたくさん見せてくれるのです。
犬のように感情を全面で出すことはしませんが、スリスリしたり、ゴロゴロしたり、さらには仲の良い猫にしかみせないまばたきをしてみせたりと、人間に対しても様々な愛情表現をしてくれるのです。
そんな猫の愛情表現に気が付けた瞬間が何よりも幸せで、余計に猫にはまっていく人が後を絶たないのです。
実は頭が良く学習能力も高い
猫は犬よりも頭が悪いというイメージを持っている方も多いでしょうが、実はそんなことはありません。
とある海外の調査によると、猫の知能は犬を超えている部分があったようです。
特に物事を理解して覚えるという点では、猫の方が上だったそうです。
ではなぜ、猫は何かの芸を仕込んだりしつけをしたりするのが難しいのか?
それは自分に関係があることにしか興味を示さず、自分の思うがままに行動をするためです。
その点だけは猫のイメージのままだということですね。
自分が思っている以上に可愛いかった
「動物が苦手」「猫って冷たいイメージがする」「見た目は可愛いけど性格はかわいくないイメージ」など、猫に対してあまりいいイメージを持っていなかった人でも、ひとたび猫を飼えば、「猫すごくかわいい!」「とってもキュート!」「毎日猫にメロメロ」など、自分が予想以上に猫に夢中になってしまっていて、その事実に驚いているという方も多いようです。
猫がここまで人間を虜にするイメージがなかったのかもしれませんね。
人間の言葉でも「猫系女子はモテる」という理論があるとおり、猫の性格は人間にとって魅力的に見えるのかもしれませんね。
イメージしていたよりも忙しそう
猫を飼うまでは、毎日ゴロゴロと暇そうに過ごしているイメージが強かった方でも、いざ猫と過ごしてみると自宅警備をしたり、飼い主様に構ってあげたり、お外を監視して異常がないかチェックしたりと、毎日忙しそうに過ごしていることに気づかされます。
そんな猫の姿を見て、もしかして猫ってイメージしているよりも、ずっと忙しい生活をおくっているのでは?と思ってしまうということです。
まとめ
猫の魅力は自由気ままで、のんびりしていて、見ていて飽きなくて、好奇心旺盛でというイメージが強いですが、実はそれだけではなく愛情深く、飼い主様が落ち込んでいるときにはそっと寄り添ってくれる優しさや、飼い主様に向けてくれる何気ない愛情がとても魅力的ですよね。
猫のイメージと、現実のギャップがとても魅力的な猫との生活をぜひ楽しんでくださいね。