猫は記憶力がないの?
猫は3日で物事や飼い主を忘れてしまうと言われていますが、猫には記憶力がないのでしょうか。
結論としてはあながち間違ってはいないようです。飼い主が出張などで1ヶ月ほど猫と会わなかったとき、1ヶ月ぶりの感動の再会!となると思っていたのに素っ気ない態度で見向きもしなかったなんてこともあると思います。私も遠方の祖母の家へ帰省した時に、猫と少しだけ会えなかったことがありますが帰宅したときには覚えている様子がありませんでした...。
実は猫には記憶力がたしかにあまりありません。飼い主との思い出などは「長年一緒にいる」と忘れないこともあるようですが、基本的には「いたかな?どうだったかな?」という程度になってしまうようです。
しかし猫は「瞬間的な記憶力」は人間の何十倍も優れていると言われています。具体例をいくつかご紹介させていただきます。
怖かった記憶など
猫は怖かった記憶や痛かった記憶は「永遠に覚えている」と言っても過言ではありません。お風呂に落ちればお風呂に近づかなくなりますし、悪いことをして痛い目に合うと次は怖くて同じことをしません。このように瞬間的に怖かった、痛かったという記憶はなくなることがありません。
本能の記憶
猫は本能の記憶も忘れることがないと言われています。獲物がいたらハンターとなって狙って襲うという動作や餌を食べたりトイレをするという記憶はなくなることがありません。餌を食べる動作やトイレをする動作など、瞬間的なものは忘れることがないということです。これらのように瞬間的な記憶は、猫はとても優れているのです。
猫に飼い主のことを思い出してもらうにはどうすればいい?
猫に久しぶりに再会しても、覚えている様子がないと飼い主としてもかなりショックですよね。では、猫に飼い主のことを思い出してもらうにはどうすればいいのでしょうか。猫は飼い主と久しぶりに再会をしても、
- 声は聞き覚えがある
- 匂いも飼い主と似ている
これらのように感じてはいるようです。しかし、久しぶりなので怪しかったり警戒をしてしまうんですね。プイッと素っ気ない態度をとってしまうこともあるようです。しかし、全く覚えていない訳ではないので飼い主が猫にたくさん遊んでコミュニケーションをとると良いでしょう。
いつもしていた習慣などがあるのであれば、再び猫にしてあげて「ご主人様だ!」と改めて思い出すことができるようにしてあげると良いでしょう。
まとめ
猫は本能的なことや怖かった体験などの瞬間的な記憶力は人間よりも優れています。しかし、飼い主との思い出などは忘れてしまいがちです。久しぶりに飼い主と会ったときにはなんとなく雰囲気では覚えているのですが、警戒をしてしまうこともあります。そのようなときには思い出してもらうためにもたくさんコミュニケーションをとるようにしましょうね。