猫が大きな動物にも攻撃をする理由
1.餌を求めている
猫の運動神経は動物の中でもトップクラスです。そのため、自分よりも体の大きな動物であっても場合によっては獲物となることもありえます。
特に、餌が少ない時期やお腹を空かせている子猫を抱える母猫の場合、少々のリスクがあったとしても生死がかかっていますから無茶をしてでも狩りを行うこともあります。しかし、それもこれも猫の狩猟技術が高いからなせるわざなのです。
ただ、猫でも自分より身体が大きく決して勝てない相手には手を出すことはあまりないようです。
2.子猫を守るため
自分より大きな動物に攻撃をする理由の2つめは、その大きな動物に我が子が襲われている危機的に状況から守るためだと考えられます。自由奔放で自分勝手な動物だと言われる猫ですが、それも子猫が絡むと話は変わってきます。
母猫は自分の子供を大切にする動物なので、子猫が大きな動物に襲われている時、たとえそれで怪我を負うことをわかっていたとしても母猫は攻撃をしかけるのです。母が子を守ろうとする心は、猫も人間も変わらないということですね。
3.好奇心
あまりにも危険な動物にはそのようなことはしませんが、たとえば同居をしている犬を始めとしたペットだったり、動きが遅い猫よりも運動神経の悪い動物の場合は、持ち前の好奇心から攻撃ともとれるようなちょっかいを出すことがあります。
ただ、この場合は「これくらい攻撃しても相手は許してくれるはず」「反撃をされてもこいつならすぐに逃げられるはず」という確信があるためだとも言えます。猫ちゃんは好奇心の塊ですから、そのような行動も頷けますよね。
4.喧嘩を売られた
例えば先に攻撃をされたり、何か痛い思いをさせられた場合、怒りで頭に血の上った猫ちゃんが、反射的に攻撃をすることもあります。その場合は興奮をして我を忘れている場合もあり、ちょっとやそっとのことじゃ冷静に戻りません。
普段穏やかな猫の尻尾を踏んでしまったら、急に凶暴化して手が付けられなくなった!なんて話もあります。猫はもともと好戦的な動物ではありませんので、返り討ちにあうリスクを犯してまで攻撃をするということはそれなりの理由があると考えるようにしましょう。
5.縄張りを荒らされた
猫は縄張り意識が大変強い動物で、猫同士でも縄張り意識から喧嘩をよくしています。そんな猫ちゃんの縄張りが他の動物に荒らされてしまったとき、たいていの場合はリスクを犯してまで攻撃を仕掛けることはありません。
しかし、体が大きくても勝てると思っている相手だったり、その縄張りに大切なものがある場合はリスクを犯しても攻撃をして縄張りを守ろうとする行動が見られます。守るべきものがあると、猫ちゃんはとっても勇敢になるということですね。
猫はなぜ勇敢なのか
時には危険を顧みず、勇敢に大きな動物にも立ち向かう猫ちゃん。その行動は他の動物にはなかなか見られませんよね。しかし、猫はなぜ大きな動物にも勇敢に立ち向かうのでしょうか?その理由として考えられるのはズバリ猫の性格です。
猫は大変臆病な動物で、危険をいち早く察知して勝てない喧嘩にはいち早く降参をする潔さを持っています。しかし、その反面一度勝てると思った相手にはとことん引かないという頑固な一面も持っているのです。
猫よりもはるかに体の大きな飼い主様に対して、偉そうな態度を取るのも一度奴隷認定をした人間には一歩も引かない!という、強い心を持っているからなのかもしれませんね。猫が自分よりも大きな動物に攻撃を仕掛けている時は、猫なりに勝算があるからこその強気の行動なのかもしれませんね。
まとめ
猫が勇敢なのはその性格が大きな要因となっていました。
猫はそもそも孤独を愛して、狩りも一匹で行っていましたので時には勇敢に大きな動物を攻撃することも必要だったのかもしれませんね。勇敢だけど愛らしく、時々イラっとさせられるけどやっぱり可愛い猫ちゃんがもっと愛しくなってしまいそうです。