猫のひげが抜ける理由
猫のひげが抜けるのにはいろいろな要因があります。
猫のひげが抜ける理由1:自然なサイクル
猫のひげは人間の髪の毛と同じように抜け変わるもので、個体差はありますが、だいたい半年に1度、数本ぐらい抜けるとされています。
特に若い猫はひげも抜けやすいと言います。
ひげは新しいものが生えてきてから古いものが抜けるしくみになっているため、無くなることはありませんが、猫の顔まわりのひげが豊かになってきたと感じられたら、抜け変わりのサインかもしれません。
このように自然にひげが抜ける場合、健康上の問題はありません。
猫のひげが抜ける理由2:ストレス
猫は気ままに見えますが、実は繊細で引っ越しや、飼い主の結婚、出産、他の猫を新たに飼うなどはかなり大きなストレスです。猫のひげはこのようなストレスでも抜けてしまうのです。
猫のひげが抜ける理由3:病気
猫のひげは自然なサイクルで抜け、全く問題ないこともあるのですが、ストレスなどから病気になりそれが原因で抜けることもあります。
猫のひげが切れている場合は?
抜けているのも気になるのですが、抜けているだけでなく、むしろ切れてしまっているような感じがすることもあるようです。
ひげが切れることに関しても抜けることと同様に生え変わりによって自然とそうなることが多いようです。
また、それ以外の場合にも外で自由にできる猫の場合、猫同士の喧嘩で切れてしまったり、子猫の場合は、母猫が舐めて毛づくろいをしている時に無意識に食べてしまうこともあるようです。また、猫のヒゲは人間の髪と似て、もろいところがあり、横に寝ころがっただけでもぽきりと折れてしまうこともあるのだとか。
猫のひげが抜ける病気
例えば人間もストレスなどから病気になり円形脱毛症になりますが、猫もこのような原理に近いかたちでヒゲが抜けてしまうこともあるようです。他にも具体的な病気としては、
- 二キビダ二症
- 猫エイズ
などでひげが抜けることもあります。
ニキビダニ症
通常は皮膚にいても常在菌なので問題はない二キビダ二が、免疫の低下などに伴って顔、体に皮膚炎、脱毛、フケ、ただれなどを起こすものです。
また、この病気には皮膚の問題だけでなく、免疫が低下する原因となる病気が隠れている時もあるようです。例えば猫白血病、腎不全などが一例です。
猫エイズ
この病気は人間のエイズに近い症状が見られるのでこう呼ばれます。
猫エイズは特効薬がなく、ウィルスにも弱くなるため室内飼いになり、治すのではなく対症療法をしていくしかありません。
このように猫のひげが抜ける理由には病気で免疫力が落ちているという可能性もあるのです。
猫の抜けたひげの活用法
このように猫のひげがストレスや病気で抜けてしまうことは問題ですが、自然なサイクルで抜けるひげも多いようです。そんな自然に抜け落ちた猫のひげを持ち歩いている人もいるのだとか。
それは猫のひげが厄除けや金運アップに役立つと信じられているからだそうです。
ヨーロッパでは猫のひげは恋のお守りとされることもあるのだとか。
招き猫なども幸運のしるしですから、猫の一部であるひげもまた、幸運を呼ぶとされても過言ではないのかもしれません。
また、とても意外な活用法として見受けられたのが、抜けた猫のヒゲを使って魚釣りようの毛針を作ったという人がいたことです。これで思った以上に魚が釣れたのだとか。
これ以外にも猫のヒゲにはまだ見つけられていない以外な活用法があるのかもしれませんね。
猫のひげ保存あれこれ
そんな幸運を呼ぶとされる猫のひげは、例えば財布やお守り袋に入れて持ち歩かれたり、他にも専用のひげ保管ケースや、中には猫の顔のデザインのひげ立てにさしておいたりもできるようです。
猫のひげ保管ケースは桐の箱で作られているものもあり、付属している金色っぽい紙で猫のひげを包んで保管したりします。このようにして保管すると猫のひげもとても貴重な品のように思えてしまうのが、不思議です。
他にもガラス瓶などに入れておく人もいますが、意外にもおしゃれな棒状の芳香剤のようにも見えなくはなく、インテリアとしても違和感がなさそうです。
まとめ
いかがでしたか?猫のひげが抜けるのはちょっと心配な理由もありましたが、自然に抜けることも多いようです。
また、猫のひげの変わった活用法もありましたね。
いずれにしても猫のひげは健康バロメーターでもありますから、たくさん抜け過ぎていないかチェックしてあげてくださいね。
40代 女性 いずみ
我が家の猫ちゃんの、ひげが抜けたときにもガラスケースに入れて収納しています。
たまに、猫ちゃん同士の喧嘩でひげが切れてしまうときがあります。そんなときにも、コロコロをして切れたひげを見つけて大切にとっておくようにしています。ひげは、猫ちゃんにとって大切なものなので引っ張ったりしてはいけません。小さなお子さんがいるご家庭では猫ちゃんのひげを触られないように気をつけてあげましょう。