猫の親離れ
猫が親離れするのは、生後3か月頃から練習が始まり、生後6か月までの間に完全に親離れする場合が多いそうです。親離れが始まる特徴ですが、母猫が突然子猫に対して
- 急に威嚇する
- 前足で攻撃する
等が始まると、猫の親離れのサインだと言われています。母猫が子猫を寄せ付けないように威嚇や攻撃をし、子猫の方も母猫に寄り付かなくなります。子猫を里親に出そうと考えている場合は、親離れのサインが見られてからが理想です。引き取る側だとしても、猫の親離れが終わっているかどうかを目安にしましょう。
猫の早い親離れに注意
猫の親離れが終わる前に引き離された子猫の場合、
- 噛み癖がついてしまう
- いつまでも甘えん坊
- 誤飲しやすくなる
等の困った行動が見られる事があります。しかし、これは親離れが出来なかったら必ず起こる問題行動というわけではありません。
一番心配なのは誤飲しやすくなるという事。母猫のおっぱいが忘れられずに、ティッシュや布の物等に吸い付きそのまま誤飲してしまう場合があるそうです。
ちなみに、野良猫の場合完全室内飼いの猫と比べて親離れが早い傾向があり、可哀想だと思う方もいるかもしれません。しかし、外はキケンがいっぱいなので、早くしっかり独り立ちして一人前になりなさい!という、母猫の思いやりから来ていると言われています^^
猫が親離れを始めたら
猫が親離れを始めると、互いに縄張り意識が強まります。ですから、今まではずっとくっついてベッタリだった親子猫が、離れて過ごす時間が増えていきます。その後里親に出す場合は、心配はいりません。
そのまま飼育し続けるのなら、それぞれが自由にできる空間を作ってあげなければストレスの原因になってしまう可能性があります。猫は元々単独行動をする動物ですから、我が家の猫3匹もたまにくっついて寝ていますが、ほとんどがそれぞれ自由にしています。
面白い事に、1匹はクローゼットの中、もう1匹は子供部屋、もう1匹はリビングのキャットハウス、とそれぞれがお気に入りの場所があり、たまに違う猫が自分のお気に入りの場所に現れると、その猫を猫パンチで追い払っているのを目撃します。
猫はそれだけ縄張り意識が強いのです。多頭飼育になる場合は、家の至る所に
- キャットハウス
- 段ボール
- 箱
- タオルケットや毛布
を置いてあげると猫は好きなように移動し、その時に自分が快適な温度の所でくつろぐ事ができるので、オススメです^^
まとめ
急に母猫が親離れの為子猫を威嚇し始め、子猫は何がなんだかわからずに鳴きながら甘えて近寄るケースが多く見られます。それでも母猫は厳しく突き放し、そのおかげで子猫は自我が芽生え親離れ出来るのです。
見ている側としても子猫が可哀想だと感じる事もあります。しかし、すべては子猫の親離れの為なのです。立派な猫になる事を願って、暖かい目で見守るようにしましょう。
30代 女性 みつえ
我が家の子猫ちゃんも意外と親離れが早い子もいて様々でした。しかし、親離れが早い子は後に親猫に噛みついたりと困ったことが多々ありました。ぎりぎりまで親猫に甘えていた子はスムーズに親離れができたようでした。
もらわれていった先でも、すぐに慣れて楽しく過ごして馴染んでくれました!
しかし、親離れが早くて噛みついたりしていた子は、もらわれていった先でも、うまくいかずに戻ってきてしまいました。
結局、我が家で飼いましたがしつけに苦労しました。猫ちゃんも子猫の頃の親離れの時期は、難しいものだなと思いました。