短期記憶が得意
短期記憶とは、すぐに使うことができる記憶のことです。例えば、人が電話番号を一時的に覚えるときに使っています。猫はこの能力が高く、人間よりも優れているといわれています。
ある実験では、16時間もの間記憶を保っていたとか。ただ猫の短期記憶は興味があることに限られます。食べ物のことは良く覚えていても、おもちゃに関してはすぐに忘れるのだとか。猫って素直な生き物ですね!
嫌だったことも覚えている
短期記憶が得意ということは、長期記憶は苦手なの?と思いますが、そうでもありません。特に嫌だったこと、危険な目にあったことは長期間覚えています。嫌なことをされた恨みは、忘れないかもしれません。
これは猫の生命維持のために必要なことです。一度危険な目にあえば身を守るのに、二度と同じ状況にはあわないようにするでしょう。猫に「あの人、危ない!」と判断されれば、以降は近づいてくれない可能性がありますので、十分注意して接したいですね。
大好きな飼い主さんはもちろん!
嬉しいことに、大好きな飼い主さんのことはしっかりと、覚えてくれているようです。猫は声や匂いで記憶していますので、久しぶりに会ったときは声をかけてあげると思い出してくれるでしょう。匂いは外から帰ってくると変わっていることが多く、少々警戒されてしまうかもしれません。
ただ3年もすると、さすがの猫も忘れてしまう傾向にありますので、それは致し方ありません。
思い出も持っている
記憶力はそれほど悪くなさそうな猫ですが、人と同じで思い出も持っているよう。たとえ1回きりの経験であってもしっかりと覚えており、あとで思い出すことがあるようです。
もしかしたら飼い主さんと遊んだこと、一緒に寝たこと、可愛がってもらったことなどを記憶として持っており、ふとした瞬間に思い出に浸っているのかもしれません。ちょっと嬉しいお話ですね。
人の言葉も覚えられるかも?
人の言葉さえも記憶できる、といわれています。近頃の研究で、猫は犬と同じ程度の知能を持っているとされています。人の3歳児くらいという話がありますね。
実際一緒に暮らしていると自分の名前はもちろん、飼い主さんのいう短い言葉「ご飯」や「おいで」などを理解しているように感じます。やはり猫にとってプラスになることは、良く覚えているのではないでしょうか?
叱るときは悪いイメージを持ちやすいので、名前とはセットで使わない方が良いといいます。これも猫が人の言葉を覚えられることからきていると考えられます。
まとめ
今日のねこちゃんより:くーちゃん♀ / マンチカン / 2.9kg
猫は思った以上に記憶力が良いので、日々の接し方には注意したいですね。嫌がることを頻繁にしていると、きっと近づいてくれなくなってしまうでしょう。逆に嬉しい記憶を与えるようにすれば、猫との幸せな暮らしを送れることは必至です!