猫の体の部位のそれぞれの特徴
猫の体にはたくさんの特徴があります。それぞれの部位を見て簡単に説明していきたいと思います。
目
猫の錐体(すいたい)細胞は2種類とされていて、赤や緑の識別は難しく、視力も人間と比べると10分の1程度だと言われていますが、暗い所では人間の6倍以上見えています。そして暗闇で猫の目が光る事も、猫の特徴としてよく知られています。
鼻
臭いを感知する器官もとても優れており、人の2倍だと言われています。また、もう1つの特徴として、普段猫の鼻は濡れています。
耳
猫は視力が悪い代わりに聴力が非常に優れており、30メートル程離れていても60キロヘルツまで聞き分ける事が出来ると言われています。ちなみに人間は、20キロヘルツまでを聞き分けるのがやっとです。
ヒゲ
猫のヒゲは全部で16本だとか24本だとか、さらには50本以上ある!等・・・色々な説がある為、本当の所は何本なのかわかりません。しかし猫にとってヒゲとは重要な役割を果たしているのです。猫のヒゲには色々な神経が通っています。
このヒゲがあるから、空気やわずかな振動を感じ取る事もできますし、狭い場所を通る時なんかもヒゲを使い判断するのです。ヒゲが無いとまっすぐ歩けなくなるという説もあるほどで、ヒゲは絶対に切ってはいけません。猫にとってヒゲとは重要なセンサーなのです。
舌
猫の舌は犬などの動物とは異なり、ザラザラとしています。これは舌にトゲのようなものが生えている為。猫は綺麗好きなので、このトゲが生えた舌で毛繕いをします。それにより被毛が抜けやすく、抜けた被毛を飲み込みやすいのです。
爪
猫の爪は前足に5本、そして後ろ足には4本あります。この爪は自由に出し入れする事が出来ますので、クッション代わりの肉球のおかげもあり、猫は足音ひとつ立てずに静かに歩く事が出来ます。
歯
猫の歯は生後2週間目あたりから生え始め、1か月頃には生えそろいます。乳歯は計26本生えますが、その後生後6か月あたりには抜け落ち永久歯へと生え変わります。
猫の習性についての特徴
猫の場合、体だけではなく習性にも目立つ特徴があります。
- 高い所や狭い所が好き
- 単独行動を好む
- よく寝る
猫が高い所を好むのは警戒心が強い猫本来の本能であり、高い所に居れば敵から狙われる可能性も減り、安心して眠る事が出来る為だと言われています。また、狭い所を好むのも、あらゆる動物は自分の身を守る為に隠れる習性がある為、猫も狭い所に隠れるという習性を身に着けています。
単独行動が好きなのも本能で、先祖をたどると猫は、群れをつくり生活していた犬とは違い単独行動をしながら生活していました。これは生活していた環境が違う為だと言われています。その野生本能が残っており、単独行動が好きな猫が多いのです。
そして猫はよく眠りますが、これも野生時代、猫は狩りに出る時に全部の力を出し切る為、それまでは体力を温存しておく習性があります。この習性が今でも残っており、猫は基本的に狩りが行われていた夜中から明け方にかけて活発に動き出します。
まとめ
猫には、体にも習性にも他の動物とは違う特徴がある事がわかりました。特に猫の特徴として有名なのは、目が光る、高い所が好き等がありますが、もっとたくさんの特徴や習性が隠れているかもしれません。是非愛猫を観察してみてくださいね。新たな発見があるかもしれません。
20代 女性 蘭