猫の知能レベル
猫の知能レベルを知る方法の一つとして、「脳化指数」と言うものがあります。この脳化指数とは、脳の重さと体重から、「式・EQ=定数×脳の重量÷体重2/3」で算出される値であり、脳化指数は脳の質量、及び体重比が大きくなるほど高くなります。
動物の脳化指数
幾つかの動物の脳化指数を調べてみました。
- ヒト=0.89
- チンパンジー=0.30
- カラス=0.16
- 犬=0.14
- 猫=0.12
- 馬=0.10以下
ヒトの脳化指数はずば抜けて1番ですね。ヒトとチンパンジーは大きく差がありましたが、チンパンジーとカラスも、大きな差があります。この脳化指数の値から、猫は犬以下、そして馬以上の知能レベルだという事がわかります。
猫の知能は人間で言うと何歳か
そして、私たちに最も身近な動物である、犬と猫ですが、一体人間に当てはめると何歳くらいの知能があるのでしょうか?犬は3歳から5歳程度、そして猫は1歳から2歳程度だと言われています。
実は、犬に比べて、猫の知的能力に関する研究はほとんど進んでいません。理由としては、猫よりも犬の方が訓練をしやすい事、そして猫の行動は人間からすると矛盾が多い事だとか。
実は似ている、猫とヒト
マイペースで自由気まま、そして何を考えているのかわからない!と言われがちな猫ですが、実は海外の心理学専門サイトで、猫の脳は人間の脳と90パーセントも同じ構造で、とてもよく似ていると言う事が発表されました。
猫は、大脳皮質が犬の2倍発達しているんだとか。この大脳皮質は、記憶や感情の部分をコントロールしている重要な部分で、人間も同じく感情や意見等の中枢となっている部分に当たります。このことから、猫とヒトは感情がとても良く似ていると言われています。
猫の知能でヒトの言葉を理解するのか
猫は言葉を話しませんが、人間の言葉を理解する事が出来ると言えます。我が家の猫も、すべての言葉に反応するわけではありませんが、
- おいで
- 寝るよ
- 〇〇ちゃん(猫の名前)
- ごはんだよ
この4つの言葉には必ず反応してくれます。
私が「おいでー!」や、「寝るよー!」と言うと、3匹の猫たちは走って駆け寄ってきます。それだけでは無く、1匹ずつそれぞれが自分の名前をきちんと理解しています。
「ももちゃん」と呼べば、ももちゃんがゴロゴロ言いながらスリスリしにきますし、「ごまちゃん」と呼べばごまちゃんが走って来ます。「むさしくん」と呼ぶと末っ子猫のむさしくんは、「ニャァーオ!」と可愛い声で鳴きながら飛び付いてきてくれます。
ごはんの時間になり、「ごはんだよー」と声を掛けると、幾ら寝ていようとも、声をかけた瞬間飛び起きて3匹とも「ニャーン」と鳴きながら、ごはんを食べる位置でお座りして大人しく待っていますよ。
猫の知能レベルを考えながら言葉を教える!
では、どのようにして猫に言葉を教えると良いのでしょうか?私は、猫の知能レベルにあった言葉で教えてあげる事が重要だと思います。猫の知能は人間で言うと、1歳から2歳程度だと言う事がわかっていますので、1歳児、2歳児でもわかるような言葉で教えましょう!
そのくらい小さな子だと、長々とした言葉を覚えるのはまだ難しいですよね。ですから、教えたい言葉を短くして簡潔に教えます。ここで、私が実践した言葉の覚えさせ方をご紹介します!すべて我が家に来た初日から教えてきて、2か月もすればどの子も覚えてくれましたので参考にしてくださいね。
おいで
「おいでー」と声を掛けながら、猫じゃらしやビニール袋等、猫が好きなオモチャで猫をこちらに呼びます。来たら「偉いね」とほめながら少しだけ遊んで、猫じゃらしなどのオモチャを隠します。また30分程経ったら、同じようにします。これを時間があるときに毎日数回繰り返して下さい。そのうち、オモチャが無くても「おいで」の一言で来てくれるようになります。
寝るよ
夜自分が寝る前電気を消す時に「おいで」と呼びます。まだ「おいで」を理解していなければ、オモチャを使いながら呼んでもOKです。自分が布団に入ってから、「寝るよ」と言いながら布団をめくり、空いてる手で布団の中をポンポンと叩きます。
猫は暗くて狭い所を好む習性があるため、入ってくる場合が多いです。これを毎晩繰り返します。今ではどの子も、「寝るよ」と言えば布団に潜り込んでくるようになりました。
名前
名前を覚えさせるのが1番簡単かと思います。猫の名前を呼びながら撫でてあげてください。毎日毎日、何回も。これだけで猫はきちんと名前を覚えてくれます。我が家の猫たちは、名前を呼ぶと「ニャー」ときちんとお返事してくれます。
ごはんだよ
これも名前同様、簡単に覚えさせる事が出来ます。ごはんを与える時は必ず「ごはん!」と言い猫の前に置いてあげてください。たったこれだけです。ごはんを与える際には必ず言う事を心がけましょう。
これを毎日繰り返した所、我が家の猫3匹は「ニャーオ」とすり寄ってきた時、「ごはん?」と聞くとお腹が空いていれば「ニャー!」と鳴いて教えてくれるようにもなりました。
逆にお腹は空いていなく、ただ甘えたい時等はお尻をこちらに向けて座ったり、私の足元にバタンと倒れ、おなかを出してしっぽをゆらゆら揺らしたりします。猫の知能レベルで、これらの言葉を覚える事は、それ程難しい事では無いのです。
猫の知能に関するまとめ
猫の知能レベルは、「犬よりは下で馬よりも上」と言う事がわかりました。人間に当てはめると1歳から2歳程度。そして、猫に言葉を覚えさせるのは難しそうだと感じる飼い主さんもいるかと思いますが、そんな事はありません。猫も根気よく教える事できちんと理解する知能はあるのです。
ぜひ愛猫に言葉を覚えさせて、猫との会話を楽しみましょう。
女性 百日紅
言葉も短いと覚えてくれますよね。特別に教えたわけでもないのに、いつの間にか覚えていて「行こ!」と声をかければ歩き出してくれます。猫は人間の話すことをちゃんと聞いていますよね。知能レベルは低いかもしれませんが、賢いなと感心することも多いです。
30代 男性 yuto
では、何故猫は知能が低いと言われるのか。なんとこれらの研究結果は「猫が興味を持っている場合にのみ」発揮されると言います。猫らしいですよね(笑)つまり、犬は「飼い主さんに褒められたいから」教えられた事を忠実にこなそうとします。猫は、「自分が快適に暮らす為に必要な事」にだけ、能力を発揮します。このような違いから、猫は何度言っても理解できない、言葉を理解しないと言われる事もあるのかもしれませんね。
ただ、中にはお座りや待てができる猫ちゃんも居ますし、しつけが全くできないという訳ではありません。が、基本的に猫はやりたくない事はやりません。(笑)賢くないから理解できないのではなく、猫が必要ないと思うからやらないようですよ。ある研究者の言葉に「猫の知能レベルを計る事はできない。何故なら猫は人に従う必要がないことを理解しているほど賢いのだから」というものがあります。愛猫家なら頷かずには居られませんよね~。でもこんな猫らしさも、愛されているという自信故だと思えば、愛しさもまた増すものです(笑)
50代以上 男性 黒猫
品種によって大幅に異なります。
遺伝的に頭の良いのは、野良猫の子供だと思います?
生後7日ぐらい?の捨て猫を拾って育てた時は下記の様な知能でした。
①トイレ、その日に覚えた。
②名前を付けて呼ぶ様にしたら3日で認識(生後10日ぐらい?)
③飼い始めて7日ぐらいで帰宅時間を覚えて玄関まで迎えに来る様になった。
④飼い始めて4日目から、朝の起床時間になると起こしてくれる様になった。
エサが欲しくて。
生後2週間ぐらいで3歳児並みの知能。
⑤毎日遊んであげた結果、1ヶ月後には、遊んで欲しい時にはヒモ❗️ネズミのオモチャ❗️を咥えて来て遊んでの行動。
⑥生後2ヶ月後には、車でドライブに行った帰りに自宅近くになると膝の上に乗る行動。
景色で識別できる。
ドライブと病院行く道の識別は生後1年頃から理解していた。
⑦生後6ヶ月ぐらいで、飼主が体調不良で悪化する事が予測?可能能力が有る。
風邪程度なら無視され、適当に遊んでいる。
しかし、持病発作が起こりそうな時は異様な鳴き声で心配してくれる。
⑧生後2年ぐらい、家族の者が仕事の都合で1年間不在後に帰宅したら顔を覚えていた。
顔?匂い?声?
⑨色々な言葉を理解している。感じ?
出勤準備すると玄関に先回りする行動。
小学生並みの知能。
50代以上 女性 匿名
40代 男性 タケ
転居の都合で会いに行けなくなり
1年ぶりに会ったら、覚えててくれて
すぐ飛んで来てくれました。
記憶力良いですよ
40代 女性 ここね
私たちが言い聞かせていることも、理解していますし、理解しようとします。
具合が悪いときも、察してか自分のおもちゃを持ってきて慰めてくれたりもします。
ほんとに、可愛いなと思います。わんちゃんに負けないくらい賢いですね。
30代 女性 みきこ
IQも思っていたよりも数値が高くて驚きました!犬よりは劣るものの少ししか変わりませんし、猫ちゃんによってはもっと賢いなっと感じる子もいますよね。我が家の猫ちゃんは、言葉をよくわかっていて実家に帰るときには必ず、二匹をつれていくので、用意をする前に「実家に行くよ!」と、声をかけると喜んで自らケースに入ってくれます。そのときには、必ず自分の好きなおもちゃをくわえてケースに入っています。なんだか、子供みたいでかわいいです。
実家でも可愛がられるのでだんだん、人のことも見分けるようになり、遊んでくれない父には知らんぷりをします。
40代 女性 匿名
猫は『お手』や『お座り』も教えれば覚えるし出来るようになります。現にうちの子は2匹とも出来ますから。
あと「駄目!」というのも理解しているらしく「駄目」と言うと、やろうとしていた行動を止めます。
あと人の言葉の声音を真似します。「おはよう」「ちょーだい」「ご飯」などを覚えて真似て鳴きます。飼い主の言葉のイントネーションを真似する感じですね。
注意深く聞いていると判りますよ。