猫よけ対策①「しつけ」の概念で対策をする
猫に不快な場所だと教える事がポイント
猫よけ対策をする上で一番重要なのは、何度も何度も猫に教えるということです。猫よけ対策は、知らない猫のしつけをするという風に考えても良いでしょう。
猫よけ対策として、猫が苦手な物を置いてみる
猫が苦手なものを置くなど、猫が不快になる環境にして、「ここは不快な場所だ」「ここでオシッコやウンチをすると嫌な思いをする」と猫に教え込みむことが猫よけ対策へと繋がります。猫は何度も嫌な思いをすると記憶の中に浸透していき、学習をします。猫も嫌な思いはしたくないという気持ちを持っているので、自然と足が遠退いていきます。
猫よけ対策は猫が不快になるような環境を作ると書きましたが、あくまでも猫を虐待することなく行う事が基本です。猫の糞害やマーキング行為などが酷くても、暴力的な猫よけはしないようにしましょう。
猫の縄張りがくつろげる場所
猫は自分の縄張りで、寝るところや餌を食べるところ、遊ぶところやトイレの場所を決めます。知らない猫が車のボンネットの上に乗り、気持ち良さそうに寝ていたなんて事がありませんか?そこは、完全にその猫のくつろげる場所になっているんです。そのことも考えながら猫よけ対策を練ってみましょう。
猫は自分が気に入った場所を離れない
猫は一度決めたらそこが安心できる場所となるので、なかなかよそへは行ってくれません。その中で一番厄介なのが、自宅の庭が猫のトイレの場所となってしまった場合です。
庭がトイレ代わりに利用されるようになると、自由に外に出ている猫に頻繁に来られて、オシッコやウンチを容赦無くされてしまいます。猫の排泄物は臭いが強烈なので、それだけでもとても迷惑です。
昼夜問わず猫はトイレとして利用するために侵入してきます。こうなるともう、こちら側も猫よけの対策をするしかありません。また、この状態まで猫の糞尿被害が悪化すると、猫よけをしないと周りの住民にも迷惑がかかってしまいます。早めに対策を打ちましょう。
猫よけ対策②ネットを使う
猫よけネットの使い方
猫よけ対策の一つに、「猫よけネット」を使う方法があります。猫よけネットとは、猫がトイレとして利用する部分にネットを張り巡らせて、侵入するのを防ぐものです。庭の畑や花壇など、限られたスペースを囲むようにしてネットを張ります。猫はある程度の高さがあれば警戒し、それを乗り越えてまで入って来ることは、あまりありません。
猫よけ対策として使うネットは、猫用と限定しているものでなくても大丈夫です。カラスや動物用のネットでも使えます。ネットタイプの猫よけグッズは後に紹介するので、ぜひご参考になさってください。
猫よけネットを使うポイント
猫よけ対策としてネットを張る場合の注意点は、隙間を作らないことと、ネットを取り付ける紐は、タコ糸などの丈夫なものを使用するということです。
せっかく猫よけネットを設置したのに、ネットの下から潜り込んで来る場合があるのです。そのような隙間を作らないように、煉瓦などを使ってネットをしっかり固定しましょう。
たまに猫よけネットの紐を、猫がかじって切ってしまう場合があります。定期的にチェックして、切れそうになっていないか見る必要があります。
猫よけ対策でネットを使うことで、猫は入れないことにストレスを感じて、次第に来なくなります。時間がかかる方法ではありますが、物理的に侵入できないため、ネットでの猫よけ対策はおすすめできます。
猫よけ対策③嫌いな匂いがするものを置く
猫よけ対策で、猫の苦手な臭いが長持ちする、市販の薬品を使う手があります。
市販で売っている猫よけの薬品
猫を匂いで追い払うのであれば、市販の猫よけ用の薬品(忌避剤など)を使うことです。一度撒くと1か月近く持ち、その間雨が降っても大丈夫な散布型や、薬の入った袋を置いておくだけで、猫が嫌がって来なくなるようなものなど、猫よけしたい場所に合わせたものを使います。
薬品や忌避剤などの匂いは、主にワサビやハーブ、ペッパーなどのものが多く、どれも猫が嫌がる匂いです。そんなに高額な商品でも無いので、猫よけ対策として試してみる価値はあるでしょう。
猫が嫌いな匂い
- 柑橘類の匂い
- コーヒーの匂い
- 香水の匂い
- お米のとぎ汁の匂い
猫が嫌がる匂いは色々あり、柑橘系やコーヒーの匂い、フレグランスやお米のとぎ汁の匂いなど、挙げていくと意外とキリが無いくらいあります。猫よけ対策としてそれらの匂いを撒いてみても持続性が無く、雨が降ったら一からやり直しです。
また、猫によっては全く効き目の無い匂いもあるので、苦手な匂いを探し猫よけ対策をするとなると、相当な時間も掛かってしまいます。
猫よけ対策④道具や装置を使う
センサー付きの猫よけ装置を使ってみよう
猫よけ対策を色々やってみたけれど、なかなか成功しない、猫の侵入を阻止できないとしたら、猫よけ用の装置を試してみましょう。少々費用はかかりますが、センサー付きの撃退装置が非常に便利です。24時間猫よけ対策をするのであれば、最強のアイテムと言っても良いかもしれません。
猫よけ装置 ガーデンバリア
商品情報
・猫を感知すると超音波が出る
・超音波の波長を変化させて猫の慣れを防止する
・配線の必要なし
・夜だけ使用できるように切り替えが出来る
・猫を傷つけることなく撃退できる
「ガーデンバリア」は、猫が侵入すると赤外線センサーで感知して、超音波を放射して猫に不快感を与えます。猫が慣れてしまわないように、波長も変化させることができますし、乾電池を使用するので、配線の必要もありません。24時間作動させることもできますが、夜間のみ使用できる切り替え付きです。猫を傷つける心配も無く、人にも環境にも優しいので安全です。
「ネコ・犬・鳥防除器」は、猫よけ対策以外にも、カラスなどの害鳥や犬にも効果を発揮する装置です。赤外線センサーで動物を感知すると、LEDフラッシュが作動し、同時に超音波を放射します。乾電池式なので、どこにでも置くことができ、24時間体制の猫よけ対策ができます。
ガーデンバリア含め、これらの猫よけ装置は5000円から1万円ほどが相場です。1台でもかなりの効力がありますが、敷地が広い場合は複数台購入して設置することで、猫よけ対策の効果がより高まります。
では、他の猫よけグッズを種類別に見ていきましょう。
超音波タイプの猫よけ対策グッズ
超音波式 番人くん
商品情報
・超音波タイプの猫よけグッズ
・ガーデニング等の糞尿被害を抑える
・かわいいデザイン
「番人くん」は超音波を発生させる猫よけグッズです。その効果を実感している方は多く、10日ほどで猫を寄せ付けなくなったとのレビューが見られ、さらには即日効果が出たという購入者もいます。他にも「猫の糞被害が改善した!」「猫の姿を全く見なくなった」などの高評価口コミも多いです。他の超音波対タイプの猫よけグッズよりかはお値段が高いので、お財布と相談しながら検討しましょう。
インテリムジャパン アニマルバリア ブラックミニ
商品情報
・デザイン性の高い超音波タイプの猫よけグッズ
・毎回違う周波数を発生させる
・乾電池式
クールなデザインの「アニマルバリア ブラックミニ」も、おすすめの超音波猫よけグッズです。猫が侵入してくる敷地内の見た目を崩したくない方におすすめと言えます。また、安心の日本製ですので、商品自体の欠陥等は少ないと思います。
玄関前で猫が集会を開いてしまう方なども効果を実感しており、他商品と併用したら退治できた、などのレビューも散見できます。
ビックリさせる猫よけ対策グッズ
フマキラー 猫まわれ右
商品情報
・赤外線センサーで猫を感知
・自動でスプレーを噴射
・猫の聴覚や視覚を刺激して撃退
フマキラーが販売している「猫まわれ右」は、赤外線センサーで猫の動きを感知し、スプレーを噴射するというグッズであり、猫を傷つけずに退治できます。猫をびっくりさせる、かつスプレーを掛けるというダブルの対策で相乗効果を生んでいますので、猫は「嫌な体験」をし、徐々に来なくなるようになります。「猫まわれ右」の効果を実感している方も多いため、猫が特定の場所で糞尿してしまうことがありましたら試してみるのもいいと思います。
ビーストバスター4 太陽光ソーラータイプ
商品情報
・猫よけ用のスプリンクラー
・ソーラーパネルで電池やコンセント要らず
・防水設計
・水と音で猫を追い払う
こちらは、猫よけ用のスプリンクラーになります。猫がスプリンクラーの赤外線範囲内に入ったら作動し、水を噴射させる猫撃退グッズです。ただの水を噴射するだけなので、猫が怪我をすることはもちろんありませんし、水を嫌う猫はかなり多いので期待できるかと思います。また、広範囲をカバーできるため、猫が入ってきてしまう敷地が広い方は、より効果を実感することでしょう。
こちらの猫よけグッズには「ソーラーパネル」が装着されており、コンセントや電池の入れ替えは必要ありません。1日の水道料金もリーズナブルな価格になっています。
マットタイプの猫よけ対策グッズ
第一ビニール「ここダメシート」
商品情報
・植物を守る猫よけマット
・トゲトゲ構造で猫の侵入を防ぐ
・猫を傷つけずに退治できる
「ここダメシート」は、トゲトゲしたマットを敷くことにより退治ができる猫よけグッズです。人間でも少し痛いくらいの固い素材ですので、猫よけにはある程度の効果を見込めます。また、割れにくい素材を使用しているので、劣化の心配はあまりしなくてもいいでしょう。ガーデニングをしているけれど野良猫の被害に遭って困っている、柔らかい土などに猫の糞尿が巻き散らかされて大変、という悩みもこのトゲトゲの猫よけマットで解決できるかもしれません。
害獣よけとげマット とげピー
こちらも上記同様、トゲトゲを施した猫よけ用のマットになります。猫に入ってほしくない場所の侵入経路をふさぐように並べて、入りにくくするというものです。両面テープで張るだけの簡単設置ですので、手を掛けずに猫よけをしたい人におすすめです。しかし、猫よけマットだけでは猫の糞害等を防げないというレビューも多いため、超音波タイプや忌避剤なども併用して利用するのが良いようです。相乗効果を利用して猫を撃退したいかたは、ぜひ検討してみてください。
ネットタイプの猫よけ対策グッズ
マルソル アニマルフェンスネット
「アニマルフェンスネット」は、ネット(網)で猫の侵入を防ぐグッズです。網目もしっかりとしており、頑丈なので猫に破壊される心配はあまりないでしょう。また、価格は非常にリーズナブルです。網状の壁を作ることによって、物理的に猫が侵入できないようにすることも可能です。また、室内猫の脱走・逃走用に使用することもできますし、DIYやスポーツの練習などの用途にも活躍するので、「万能な猫よけグッズ」と言えます。ただし、大きなグリーンのネットですので、インテリアにこだわりがある方は注意が必要です。
BetterLife ゴミネット
こちらは特定の部分をネットで囲い、侵入を防ぐ猫よけグッズです。ゴミ袋を猫が漁ってしまうとき等に使用します。ネットの網目がとても細かいので、猫が隙間からゴミを漁る心配もありません。しかし、サイズが意外に大きく重たい(縦2メートル 横3メートル)ので、女性やお年寄りには不向きかもしれません。大きくて重いのはしっかりしている証拠でもあるので、猫よけグッズを長く使いたいかたにはおすすめです。
猫よけに効果のある忌避剤
中島商事 トヨチュー 熟成木酢原液
猫にとって嫌な臭いを放つ忌避剤を使うのも、猫よけ対策の一つです。忌避剤は猫を侵入させたくない箇所に吹きかけ、徐々に来させなくするという定番の猫よけグッズです。猫がマーキングをしてしまう時や糞害が酷いときには、試しに使ってみましょう。
猫よけ用の忌避剤は、「雨が降ったら効果が落ちる」「猫が慣れてしまったら意味が無い」といった声も多く見られます。この「熟成木酢原液」はその中でも効果を実感している方が多いので、他の猫よけ対策と併用してみるのはいかがでしょうか。
まとめ
猫よけ対策が成功するまでには、時間がかかります。猫が、ここに来てはいけないことを学習するまで、時間がかかるからです。さらに、猫にもそれぞれ性格があるので、「これが猫よけ対策」という決定打はありません。その猫にとって不快に感じることを探し当てた時に、初めて猫よけ対策が成功します。
30代 女性 元動物病院勤務
40代 女性 なめちゃん
30代 女性 はなこ
我が家の近所は、みんなが理解しあって外猫ちゃんを受け入れて生活しています。
おしっこやうんちをする場所はちゃんとしつけて場所を決めました。世話したいと言う人達で、トイレの掃除もしています。猫ちゃんに入られては困る場所にはネットを張ることにしています!
今のところは、平和に過ごせています。
猫ちゃんのことが好きな人もそうでない人もいる近所の範囲内で平和に飼うにはいろんな方たちの理解が必要ですね。さらに、猫ちゃんに対する理解を深めてもらうために活動していきたいと思います。