元気な猫に注意すること
1. ご飯を食べない
猫がご飯を残したり、食べなかったりすることがあります。猫の中には、偏食やお腹が空いていないなどの理由から食べないことはあります。しかし、元気でも食欲がない、お腹が空いているのに食べないのであれば、食べたくない理由があるのでしょう。
2. 遊んでくれない
遊ぶのが嫌いではない猫が、遊ばなくなると心配になります。食欲もあるし、元気もあるのに、体を動かそうとはしてくれないと言うときもあります。大好きなおもちゃを動かしてみても、目の前に差し出しても動こうとしません。
3. トイレの回数が少ない
猫は、一日に少なくても2回はトイレで排泄します。多いときは3回~4回ほどトイレに行きます。猫のトイレの回数が、急に減ってしまうことがあります。飼い主さんがトイレの掃除をしようとして、排泄物が何もないと言う場合は注意が必要です。
4. 睡眠時間が少ない
猫は一日の半分は寝て過ごしますが、起きている時間が多いこともあります。寝ているのが当たり前と思うこともあり、睡眠時間が少ないと逆に心配してしまいます。猫の場合、元気があるなしに関係なく体を休めようとしますが、睡眠できないのは原因があるのでしょう。
5. 甘えてきてくれない
いつもなら、膝の上にのってきたり、構って欲しそうにそばにきたりするのですが、飼い主さんに甘えようとしません。猫の見た感じが変わった様子はなくても、飼い主さんへの態度を変えてしまったならきっと原因があるのでしょう。
6. 体重が増えない
よく食べて、よく動くのに、体重が減っているように感じると要注意です。原因がわからないときは、食欲も旺盛で、元気があるから大丈夫と判断してしまいます。しかし、そこには大きな落とし穴があるかも知れません。
元気なのに○○しないのはどうして?
食べないのは我慢している
猫がご飯を食べないのは、食べたいのを我慢しているのでしょう。ご飯が出てくると、猫が一口食べて「ぷい」としたり、砂をかけるようにお皿をひっくり返したりするような仕草をすることがあります。
ご飯が変わったり、好きな味や匂いではなかったりという理由や、何かに対してストレスを感じている場合もあります。また食べる環境や、生活環境にも問題があるのかも知れません。
遊ばないのは遠慮している
猫が遊ばないのは、眠いなどの気分もあります。成猫になればそう言う理由も考えられます。しかし猫の中には、思うように遊べないのが理由で、躊躇してしまう場合もあります。
飼い主さんとの距離を感じてしまっていたら、猫は遊んでくれないこともあります。猫が他の猫に遠慮してしまう場合もあります。元気はあっても、遊べる環境や向上心が欠けているようです。
一人が不安だから
猫は一日で最低でも2回の排尿、1回の排便をします。猫のトイレの回数が減るのは、不安もあればストレスもあります。例えば、飼い主さんが帰宅したときに猫がトイレをしていないケースには、分離不安症の問題があります。猫は一人になるとトイレをしなくなるのです。
他にも、トイレが汚い、狭いなどのストレスから回数が減ることもあります。生活リズムが乱れるのは、猫のストレスになる原因のひとつでしょう。
緊張して落ち着かないと眠れない
子猫のときは、寝てもすぐに起きては何やかんや動いているでしょう。成猫になると、睡眠時間も増えてきます。なのに、猫が睡眠時間を削ってしまうのは、緊張したり、落ち着かない、不安になったりすることがあるのでしょう。物音が気になる、テリトリーが心配、寝床が落ち着かないなどが原因かも知れません。
飼い主へのストレス
猫は大好きな人に、構ってもらったり甘えたりしたいと思っているはずです。飼い主さんを避けるような態度になるのは、猫が拗ねている、怒っているのが原因なのでしょう。大好きな人をすぐに嫌いになることはありませんが、度が過ぎると猫も急変してしまうようです。都合よく構ったり、愛情をほかに向けてしまったりしていないでしょうか?
病気の可能性もある
「甲状腺機能亢進症」と言う病気をご存じでしょうか?この病気は、猫の食欲が増したり、動きが活発になったりする症状があり、飼い主さんが「元気だな」と反対に錯覚してしまうのです。
しかし、猫の食欲が増えても体重は減少してしまうと言う病気です。活発で元気があるように見えているのも、実は落ち着きがなくなると言う症状が含まれているからです。
病気が進行するにつれ元気がなくなり、食欲もなくなり、毛艶も悪くなります。また、多飲多尿や下痢、臓器にも影響を及ぼす病気です。元気と食欲があっても、体重が減っていくようであれば、要注意です。
まとめ
猫が元気だけどしていたことをしなくなると、注意をしないといけません。していたと言うのがポイントになり、なぜしなくなったのかと言うことに目を向けなければいけません。猫はストレスを抱えやすい動物でハートも敏感なのです。
些細なことから、しなくなることはよくあるのでしょう。飼い主さんが注意しておかなければいけないのは、元気でも食欲があっても安心できないと言うことです。