猫を踏んだらどうすればいい?踏みやすい理由や仲直りの方法も紹介

猫を踏んだらどうすればいい?踏みやすい理由や仲直りの方法も紹介

マイペースな一面を持ちながら足元にすり寄ってきたり、大好きな飼い主さんの側にいたくて、ふと気づいたら隣にいた!ということは何度かあると思います。その時に猫が隣にいることに気づかずに誤って踏んだりしてしまいやすいです。場合によっては踏んだことで怪我したり、飼い主さんの事を嫌いになってしまうことも。もし猫を踏んだらどうすればいいのでしょうか。対処法や猫と仲直りできる方法も一緒にお話ししたいと思います。

踏んだ猫が骨折などをしていないか確認

カーペットの段差で爪とぎする猫

しっぽを骨折するときがある

猫との生活の中で猫を踏んだりしてしまう事故が多く、その中でもよくあるのが猫のしっぽを踏んでしまうことです。実際に私も誤って自分の猫のしっぽや足を踏んだことがあり、「ニャッ!」と痛い思いをさせてしまったことがあります。

人よりも体が小さいため踏んだことでしっぽを痛めてしまったり骨折などのトラブルが起こることもありますので、誤って猫を踏んだあとに歩き方や排泄行動などいつもと変わった様子や行動がないか注意する必要があります。

猫ふんじゃった症候群

猫のしっぽを踏んだ場合には、猫のしっぽ何らかの損傷を受けた時に様々な症状が現れる「猫ふんじゃった症候群」を招く恐れがあります。猫のしっぽには尾椎神経が通っており、しっぽだけではなく骨盤神経や下腹神経、陰部神経など下半身に繋がる重要な神経でもあります。

そのためしっぽを踏んだ激しい痛みとともに、尾骨神経やその繋がっている他の神経系にも影響が及び歩行障害や排泄障害、下半身の麻痺などが起こり後遺症を患ってしまいます。

お腹を踏んだときも注意

しっぽの他に誤って猫の体を踏んだり、一緒に寝ていた際に寝返りで踏んだことによる圧迫のケースも多いです。

猫の体を踏んだ後、ぐったりしていたり元気ないなど明らかに猫の容態が悪く異変がある場合は骨折や内臓破裂の疑いがあるため、早急に動物病院に受診してください。

特に子猫を踏んだ場合は重篤化する恐れがあり、最悪の場合は死亡することもあります。

猫は本能的に怪我していたり具合が悪くても隠してしまうため、後から容態が急変することも考えられますので、せめて猫を踏んだ2〜3日は注意深く見てあげてください。

猫を踏むことは意外とよくある

飼い主の足元にすり寄ってくる猫

わざとではないのにも関わらず、誤って猫を踏んでしまうことは猫あるあるではないでしょうか。どんなシチュエーションの時に踏みやすいのか、私の経験も含めていくつかピックアップしてみました。

後ろをついてきたとき

「ニャオーン」と高い声で鳴きながら、ひたすら大好きな飼い主さんの後ろをついてきた時や足元にピタリとまとわりつく時に、不意に猫の足を踏んだりしてしまうことがあります。

「遊んでほしい」「かまってほしい」「ご飯がほしい」などという甘えたい気持ちや欲求によるもので、鳴きながら飼い主の後をしきりについて歩いたりスリスリしてくることもあるので、一瞬の不注意で踏んだりしやすいです。

足元にスリスリしてくるとき

お家に帰ってきた時やお風呂からあがったあと、必ずといっていいほど足元にスリスリしてくるのではないでしょうか。私が飼っている猫も帰宅後は必ずといっていいほど足元にスリスリしてきます。

飼い主の足元にスリスリしてくる茶トラ猫

たまらないくらい可愛い仕草ですが、ちょっとした不注意で足や尻尾を踏んだりドアに挟めてしまいやすいです。この可愛いスリスリの行動には色んな意味が考えられますが、自分の匂いをつけるマーキング行為でもあります。

なので帰宅後やお風呂あがりは違う匂いをするため、念入りに足元にスリスリし自分の匂いを再度付け直しているので、誤って踏んだりしないように足元に注意しましょう。

猫の足音に気づかない

猫は足音をたてずに歩けるので、気づいたらいつの間か隣にいたという経験が何度があると思います。隣にいることに気づかずに踏んだり、蹴ってしまいやすいです。

猫の柔らかい肉球はクッションの役割があり高い所から飛び降りる時の衝撃を和らげたり、歩く際の音を吸収します。また猫は人と違いつま先立ちで歩くので忍び足のように足音をたてないで歩くことができるため、足元にいることに知らずに猫を踏んだ「ニャ!」という激しい鳴き声で気づき、驚いた経験があると思います。

ドアを開けて入ろうとしたとき

ドアを開けて入った瞬間に目の前にいることに気づかずに踏んだり、蹴ってしまうことが日常生活で多いと思います。猫はよくドア付近の隅っこや廊下などでくつろぐため、ドアの真ん前にいると視界に入らないため思わず踏んだりしてしまいやすいです。

また猫がいる位置によっては猫を踏んだり蹴ってしまうほかに、ドアが開いたことで猫にぶつかってしまうこともあります。

猫を踏んだ後に仲直りするには

猫を抱き上げてキスする女性

私も自分の猫を不注意で踏んだりしてしまうことがあります。「ニャッ!」と激しい大きな声を発し、足速に逃げていきます。いつもなら常にベッタリと私にくっ付いてきてくれるのに、踏んだ後から私のこと嫌いになってしまったのか警戒し、距離をおくようになってしまったことがあります。

私の場合は直ぐに仲直りすることができましたが、猫の性格によっては踏んだのが何年も前の事なのに未だにずっと警戒し嫌われてしまっている人も中にはいるそうです。

私の経験上では

  • とにかく「ごめん」と謝る
  • 追いかけたり、無理矢理抱っこさせるなど猫が嫌がることをしない
  • 普段のお世話は欠かさずにおこない清潔に

猫には人の言葉は通じないと思うかもしれませんが、いつも一緒にいるだからこそちゃんと通じています。「ごめんね」と素直に伝えることがなによも大事なことです。また、その時の声のトーンや飼い主さんの表情を猫はしっかり見ています。

猫と仲直りしたい時にしてはいけない事

猫によってそれぞれ心が開くまでの時間は違うので、猫から歩みよってくるまで待ってあげてください。逆に嫌がって警戒しているのにもかかわらず追いかけたり、無理矢理抱っこや撫でたりしてしまうと更に嫌われてしまうため、我慢しましょう。

ついつい猫の目をじっと見てしまいがちですが、猫の世界では「目を合わせる=威嚇、敵意がある」という意味をもちます。そのため猫の目をじっと見てしまうことは、猫にとっては喧嘩を売られていると思ってしまいます。

必要以上に見つめないようにするか、あるいは猫と目が合った場合は「敵意ではないよ」伝えるために、ゆっくり瞬きしてからそっと目線を離しましょう。

猫を踏んだと言えばこの曲

ピアノの上にいる4匹の子猫

猫を踏んだといえば誰もが知っている「猫踏んじゃった」の曲が思いつくのではないでしょうか。「猫踏んじゃった」は日本を含め多くの国で親しまれている名曲であり、基本はピアノや独奏ととして演奏されていますが多くのアレンジ曲やバリエーション曲もあります。

日本では「猫踏んじゃった」と曲名がつけられていますがブルガリアでは「猫のマーチ」、フィンランドでは「黒猫のダンス」、ドイツ・ベルギーでは「蚤(ノミ)のワルツ」など、それぞれ国によって異なります。

その中でJean Panajotoffさんが演奏した「猫踏んじゃった」を今回紹介したいと思います。

演奏しているこの「猫踏んじゃった」はハイドンの変奏曲から蚤(ノミ)のワルツのバリエーション曲です。序盤は誰もが知っているメロディーから始まり、徐々変奏していき素敵な楽曲となっています。

「猫踏んじゃった」をつくった作曲家は不明であり、明白な楽曲がはっきり見つかっていないため色んな「猫踏んじゃった」の曲が存在するのです。この機会に自分が好きな「猫踏んじゃった」の曲を見つけてみるのもいかがでしょうか。

まとめ

ソファーに横になって猫を撫でる女の子

猫との生活の中で猫を踏んだりしてしまうトラブルが起きやすく、踏んだことによる痛みだけではなく場合によっては骨折してしまったり、神経の損傷により体の麻痺などの後遺症を患ってしまう恐れがあります。特に体がとても小さい子猫の場合は最悪の場合、命を落とすこともあります。

お家の中は安全と思いがちですが、実際は事故を起こやすい要因がたくさんあるのです。ほんのちょっとした不注意によって猫を踏んだり、蹴ってしまうこともあれば、ドアに足や尻尾を挟まれてしまい骨折したケースもあります。

本能的に猫は自分が怪我していたり、具合が悪い所を隠すため踏んだ直後では我慢して隠していることもあるため、数日間は歩き方や排泄の仕方など普段と変わりないか注意が必要です。

事故を防ぐためには足元に注意することありませんが、もし誤って猫を踏んだ後は「ごめんなさい」と素直な気持ちで謝り伝えましょう。

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