猫の暑さ対策としてできる11のこと

猫の暑さ対策としてできる11のこと

猫は気温があがってくる暑い季節になると「熱中症」になってしまうことがあります。そこで熱中症や脱水症状になってしまわないために飼い主ができる「暑さ対策」についてご紹介させていただきます。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

猫は体温調節が苦手

日本は寒暖の差が激しい国で夏と冬では気温が大きく違います。そんな日本で暮らす猫ですが、実は体温調節は大の苦手!猫は元々砂漠出身の動物で、暑さには比較的強いですが寒さにはとても弱い動物だと知られています。

しかし、だからといって猫が暑さに対してとっても強い!どれだけ暑くても大丈夫!ということでは決してありません。実は猫には体温調節をする汗腺がほとんどなく、肉球に存在しているのみであとは汗をかきません。では体温調節はどうしているのかというと、実は肺の中の水分を放散して、鼻にある鼻腺という分泌液を出すことで体温を調節しているのです。

しかし、それだけの機能では日本の寒暖の差を乗り越えるのは難しくなってきています。特に、現在の日本は温暖化の影響で真夏は驚くほどの猛暑を記録しています。そんな猛暑の中を、生き抜くには猫に備わった体温調節機能だけでは少々心もとないというのが現状のようです。そんな猫達に快適な生活を送ってもらうためにも、暑さ対策を行うのはとても大切だといえます。

猫にとって快適な冷房の温度

猫の暑さ対策として、冷房を利用している方は多いでしょうが設定温度によっては快適な空間どころか寒すぎる不快な空間を作り上げている可能性もあります。

猫は元々寒がりで、人間にとっては少々暑いかなと思うくらいの温度がちょうどいいと感じる温度なのです。そのため冷房をつけるときの設定温度は26~30度を目安にしましょう。人間からすれば「暑い!」と感じるくらいの温度が、猫にとっては「ちょうどいい!」と感じる温度です。ぜひ、猫に快適な空間を用意してあげたいならば、温度管理は小まめに気をつけてくださいね。

猫の暑さ対策をする時の注意点

扇風機だけを付けておく場合

エアコン嫌いな猫ちゃんや、暑いけれどまだまだエアコンをつけるほどの気温ではないと感じたとき、扇風機だけで暑さ対策を行う場合もあるでしょう。そのときに注意をしておいてほしいのが、締め切ったお部屋にするのではなく、なるべく風邪通しをよくしておきましょう。できるならば窓を開けて換気扇を回しておくなど、風が室内に流れるようにしておくと、少々の暑さでも猫は快適に過ごすことができます。

絶対にやってはいけないことが、扇風機だけを付けてお部屋を閉め切って外出することです。もし、扇風機が誤って止まってしまうと、室温が上昇し熱中症になる危険性もありますのでしっかりと注意をしておいてくださいね。

エアコンのタイマーには注意を

エアコンをつけるにしてもタイマーを設定していくという人は多いのでないでしょうか?そのときも注意をしてほしいのが、タイマーが切れたあとの暑さ対策です。エアコンのタイマーを付けていったあと、あまりの暑さに熱中症になる可能性があります。

もし可能であるならば、エアコンを付けている部屋とは別に窓を開けて扇風機を回しているお部屋を用意してあげるほか、暑さ対策に使う冷感グッズを配置してあげると、タイマーを使っても快適な環境を提供できます。 タイマーは大変便利な機能ですが、使い方を間違えると熱中症になる危険性もありますので注意をしてくださいね。

エアコンをつけて留守番をさせるときの注意点

エアコンを24時間つけっぱなしにして、常に快適な空間を用意している猫好きさんもいらっしゃるでしょうが、それでも油断は禁物です。確かにエアコンを付けていれば、快適な室温を保ってくれているため安心できるでしょうが、停電になったときや誤って電源を切ってしまったときの対策は考えておく必要があります。

また、エアコンを付けたまま部屋を閉め切ってしまうと寒いと感じたときに避難することができないため、エアコンがついていないお部屋に移動できるようにしておくことも大切です。留守番をさせているときは、猫の体長や行動を見ながら室温調整ができませんのでしっかりと注意をしてあげましょう。

猫の暑さ対策としてできる11のこと

気持ちよさそうに眠る猫

猫は人間と同じように暑い場所に居続けると「熱中症」や「脱水症状」を引き起こしてしまいます。そのようなことになってしまわないために飼い主ができる猫の暑さ対策についてご紹介させていただきます。

水は必ず置いておく

水を飲む猫

猫は暑いときに水を飲んで水分補給をします。水がいつのまにかなくなっていて飼い主が気づかず、そのままにしてしまうと猫は「熱中症」や「脱水症状」を引き起こしてしまいます。まず猫がそのようになってしまわないようにするためには「水は必ず置いておく」ようにしましょう。

水をあちこちに置いておく

猫は暑いと熱中症になってしまわないように「あまり動きません」。そのようなときに水が置いてある場所が遠いと水分不足になってしまいがちです。そのようになってしまわないためにも水は「各部屋に置く」などと工夫をしましょう。

エアコン

部屋の気温が高いときに一番効果のあるものが「エアコン」です。エアコンがあれば、温度や風量を設定して「一定の温度に保つ」ことができるのでおすすめです。また、除湿をすることもできるのでおすすめですよ。しかし猫によっては気温が下がりすぎると体調を崩してしまったり、風が苦手な場合もありますのでそれぞれの猫に合わせて調整をしてあげましょう。また、飼い主が留守にするときもエアコンを消してしまうと気温が高くなってしまうので「弱」でつけたままにしてあげましょう。

扇風機

扇風機はつけることによって空気の循環が良くなるのでおすすめです。直接風に当たるのは苦手な猫なのですが、エアコンと併用して扇風機をつけることによって部屋が涼しく保つことができます。

部屋を解放する

猫は「涼しい場所」を見つけることが得意です。部屋を解放しておいてあげるだけで自分で温度が低い場所である

  • お風呂場
  • 玄関

などに移動することもできます。部屋は閉めきったりせずに、解放をしてあげるようにしましょう。

クールマット

ペットにおすすめなのが冷却効果のある「クールマット」です。クールマットは下に敷いて、猫が上に乗るだけで体を冷やすことができます。体が直に冷えてしまいそうで心配な場合などには布やタオルに包んで使ってあげると良いでしょう。

ペットボトルを使う

コストをかけずに冷却効果のあるおすすめのものはペットボトルです。ペットボトルに水を入れ、冷凍庫で凍らします。これらを扇風機にビニール紐でくくりつけることで扇風機から冷たい風がでます。また、水筒袋に入れにいれて猫のそばに置くだけでも冷気がでるので良いでしょう。

遮光カーテン

カーテン越しに外をみる猫

部屋の気温が上がるのはそとから差し込む「太陽の光」が原因ですよね。太陽の光によって気温の上昇を防ぐためにおすすめなのが「遮光カーテン」です。遮光カーテンを窓に取り付け、閉めているだけで気温の上昇を防いでくれるのでおすすめです。

ねこ鍋

鍋の中でくつろぐ猫

猫は狭い場所が大好きですよね。そんな狭い場所が快適に過ごせる「冷たい場所」だと夏にはさらにぴったしです。そのなかで「ねこ鍋」はこの2つの条件を満たしています。ねこ鍋に入るだけで体全体を冷やすことができるので良いですね。

ペットハウス

ペットハウスは年中使える猫の居場所にもなるのでおすすめです。暑い時期にはファンを使って冷却効果を高めることもできます。クールマットなどと併用して使うとさらに体を冷やすことができるので良いですね。

すだれ

すだれは、遮光カーテンと同じように外から入ってくる太陽の光を減らすことができます。どこでも手に入れることができて、簡単に取り付けることができますので是非窓際に取り付けてみてくださいね。

猫の暑さ対策で使えるおすすめグッズ

マルカン ひんやりクール猫鍋ジャンボ

暑さ対策 ネコナベ ねこなべ マルカン
3,080円(税込)

猫といえば猫鍋!そんなイメージがある方におすすめしたいグッズがこちらの猫鍋です。アルミ素材を使用しているこちらの猫鍋は触るとひんやりしていて、体温を急速に下げてくれます。電気も使わないのでエコであるのと同時に、洗いやすく素材も軽いため清潔さを保てます。箱が大好き!ひんやり暑さ対策グッズを探しているという方はぜひ検討されてみてはいかがでしょうか?

魔法の天然石ひんやりマット

ペットさん大喜び♪ 魔法の天然石ひんやりマットG400-P01J
3,780円(税込)

最近話題になっているのが、こちらのひんやりマット。このマットの素材は天然石!そのため、従来の冷却マットのようにイタズラをされて中の液が漏れる心配もありませんし、石なので掃除も楽々!自然のひんやりとした感触が猫ちゃんの間で大好評な一品です。

ペットハウス「オアシス 縦置き型」

ペットハウス「オアシス 縦置き型
30,500円(税込)

暑い夏でもペットハウスに入ってのんびりくつろぎたい猫ちゃんにおすすめのペットハウスがこちら。なんと冷暖房完備のプライベートルームが実現しちゃうのです。とはいっても、中にエアコンが付いているわけではなく、専用のトレーに保冷材をセットするだけですから電気代も必要なくとってもエコ!エアコン嫌いな猫ちゃんの暑さ対策としてぜひおすすめしたいグッズです。

まとめ

お腹を出して眠る仔猫

猫は暑いと、人間と同じように「熱中症」や「脱水症状」を引き起こしてしまいます。夏場は飼い主を基準にせずに猫の過ごしやすさを考えてエアコンや扇風機などで調整をしてみましょう。他にも暑さ対策としてできることをご紹介していますので参考にしてみてくださいね。

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