夏バテしてしまったときの症状4つ
1. 食欲がなくなる
猫が夏バテして体調が悪くなると食欲がなくなってしまいます。例えばフードを全く食べなくなる場合もあれば、いつもより少しフードを残すこともあります。好きなオヤツを珍しく食べようとしないなんてこともあったりするのです。
何日も食欲がなくなってしまうと、栄養不足になってより夏バテしやすくなりますし、病気などが原因になっている可能性もありますので、愛猫の食欲がない場合はなるべく早く病院で診てもらうことをおススメします。
猫は急激な食欲低下や全く食べない日が続くと肝臓を傷めてしまい、黄疸が出てしまうことがあります。このような状態を肝リピドーシスといいます。 食欲がないのは夏バテのせいだからと様子を見るのではなく、3日以上食べない場合は動物病院を受診しましょう。
2. 水分補給をしなくなる
猫はもともと水をあまり飲まない動物となるのですが、夏バテによって体調不良を起こしているとさらに水分補給をしなくなることが多いようです。暑さによって夏バテを引き起こしている場合は、水分補給をしないと脱水症状になることがよくあります。
もし夏バテに加えて脱水症状を起こしてしまうと、一気に体調が悪化してしまう可能性が考えられますので、愛猫の飲み水の減り具合に異変を感じた場合は、出来る限り早く夏バテ対策をする必要があるといえるでしょう。
3. 嘔吐や下痢をする
夏バテに限りませんが猫は体の調子が悪いと消化器官に悪影響が出やすく、その結果として嘔吐や下痢をすることがあります。
猫は毛玉を吐き出すために嘔吐をすることがあるので、嘔吐をしたときは夏バテで嘔吐をしているのかどうかが少し分かりにくいと思いますが、気温が高い日に何度も嘔吐をする場合は夏バテになっているかもしれないと疑った方が良いといえるでしょう。
ちなみに下痢や嘔吐を何度もしていると、脱水症状を引き起こし危険な状態になってしまう可能性がありますので、その日のうちに病院で診てもらようにしてくださいね。
4. 疲れたかのように動かず横になったままになる
夏バテを引き起こしていると猫は体に力が入らない感じでフラフラ歩いたり、疲れているかのようにずっと寝ている。といった行動を起こすことがよくあります。
また、呼びかけても無視をしたり様々なことに対して興味を持たなくなることが多いといえます。普段活発な愛猫が珍しくオモチャに反応しない。動きがゆっくりしている。そんな場合は夏バテになっているのかもしれませんね。
夏バテへの対策
1.エアコンで室内を快適な温度にする
夏バテになる原因はなんといっても『高い気温』です。猫にとって理想的な気温は20度~28度程だといわれていて、30度を超えると夏バテや熱中症になってしまう確率が高いといえます。
室内で一定の温度を保つときは、体が冷えすぎないよう約26度~28度に保つのが理想的といえるでしょう。
2.暑さ対策ができるアイテムを使う
暑さ対策ができるヒンヤリ素材を使ったアイテムを使うのもおススメです。特に寝床は夏用のベッドやマットなど快適に過ごせるものを用意してあげるようにしましょう。
3.ブラッシングやトリミングをする
愛猫が長毛タイプの猫種でしたら、少し毛を短くカットしてあげるのも良いと思いますよ。毛を短くすると毛の密度が少なくなり通気性をよくすることができます。その結果、体に熱をこもりにくくすることができますよ。
また、定期的にブラッシングをしてあげると体に残った抜け毛を取り除くことができるので、トリミングと同様体に新鮮な空気を触れさせやすくなります。ですので、スキンシップを兼ねて数日に一度はブラッシングをしてあげてくださいね。
4.暑い日は食べやすい食べ物を与える
夏バテしにくい体をつくるためには、毎日栄養抜群なご飯を食べさせることが大切といえます。気温の高い日はいつも与えているフードだけでなく追加で栄養のある食べ物を少し与えたり、水分を含んだウェットフードなどをフードにトッピングしてあげると、夏バテを予防しやすくなるといえるでしょう。
また、ウェットフードやスープ、流動食などの食べやすいものは愛猫が夏バテしてしまって食欲がないときでも食べてくれることが多いので、普段愛猫にウエットフードを食べさせていない場合でも、念のためウェットフードや栄養満点の流動食を用意しておくことをおススメします。
まとめ
今日のねこちゃんより:むー♂ / 8歳 / 雑種 / 8kg
気温が高い日は、室外でなくても愛猫が熱中症や夏バテになってしまうことがあります。
しかし、あらかじめ対策を行っておくと夏バテや熱中症を予防できるといえますので、愛猫の健康のために、日頃からできる対策は行っておくようにしておきましょう。
とても暑い夏の日でも、愛猫が快適に過ごせるように対策をとりましょう。