エリザベスカラーを使いこなせない愛猫
愛猫、手術を終える
手術は無事に終わりましたよ、と先生からの声と同時に私のもとへ帰ってきた愛猫。私は、「意外に何にも変わらないし、元気だったよ」と友人から話をきいていたため安心しきっていました。
しかし病室に連れてこられた愛猫は小さくなってブルブル震えていました。私は心配になって、いつもと状態が全然違うことは大丈夫なのか先生に尋ねました。
すると、問題ないとの返答。とくに雌猫は手術が開腹手術であるため雄猫よりも回復が遅いとのことでした。大変な手術をしたんだもの、そりゃあすぐ元気になんてなれないよね...そう自分を納得させつつも、少しの心配を胸に残したまま帰宅しました。
エリザベスカラーがボロボロ...外すことに
愛猫は薄いプラスチックで出来たエリザベスカラーをつけていました。
動物病院で頂いたものです。投稿動画などで見てみると、何もつけていないときと同じように普通に歩いたり走ったりしている猫ちゃんたちがいっぱいいました。
なので私はエリザベスカラーについては何も心配していなかったのですが、愛猫は歩くのもままならず、フラフラしては色んな所にぶつかっていました。
トイレに入るのも一苦労、うまくいかなくて諦めてしまうこともありました。最初は様子を見ていましたが、あまりにもぶつかるためエリザベスカラーはボロボロに...
そしてきっと愛猫の心もボロボロ...いてもたってもいられず私は先生に相談してエリザベスカラーを外すことにしました。
本当はエリザベスカラーをしていた方が良いのですが、あまりにも私が心配していたため先生からお許しがでました。
しかし術後の雌猫はお腹の傷を気にしてしまい、自分で糸を取ってしまう子がいて、そうすると傷が膿んだり綺麗にふさがらなくなってしまうので対策をしてくださいと先生より話がありました。
エリザベスカラーを外すと、愛猫はやはりお腹を舐めようとする仕草が見られました。これは早急に手を打たねば…
手作り術後服を作ろう!
とにかくお腹を隠すものが必要でした。それでいて愛猫がお腹を舐めることが出来ないようにするもの…どうしようかな~何かないだろうか?と思い、ふと横を見ると使わなくなったレッグウォーマーが転がっていました。
何だか愛猫と同じくらいのサイズ...これ使えるかも!ピンと閃き、レッグウォーマーで術後服を作れないか考えてみました。
レッグウォーマーで猫の術後服をDIY!
さっそく術後服製作に取りかかりました。
うまくいきますように!
用意するもの
- レッグウォーマー
- メジャーか定規
- はさみ
- 針と糸(必要であれば)
これだけで出来ちゃいます!
術後服作り方
作り方はとっても簡単です。レッグウォーマーを用意したら、少し伸ばしてみて幅が合うかを確認します。大丈夫そうだったら猫の脚と脚の間隔を図ります。
そしてその間隔に合わせてハサミを入れていき、丁度よくなるように調節します。あとは猫に着てもらうだけ!
なんとも簡単です。暴れちゃうから図れないよ、という方も安心してください。正直、適当にハサミを入れてみても後から調整していけば大抵の子は着ることが出来ます。
ただ、着ているうちにレッグウォーマーの素材によりホロホロほつれてきてしまいますので、袖口は縫っておくと確実だと思います。
術後服着せてみた結果
小さくなってうずくまっている愛猫に着せてみました。サイズはピッタリ。脚を動かすのも支障なさそう。レッグウォーマーはきつくないものが多いので愛猫も着やすそうでした。
やった!成功です!
猫にDIYしたレッグウォーマーで術後を乗り切る
レッグウォーマーの修正
術後帰宅してから抜糸までは一週間。なんとかこのレッグウォーマーで乗り切れるかな、と思っていましたがさすがに何日かすると、汚れたり糸が出てきたりしました。
なのでもう片方も同じように作り、使っていました。お手軽に誰でも何回でも作ることが出来るのでおすすめです!
抜糸に挑む
何とか抜糸までの一週間を乗り切りました。ちらっとお腹を覗くと糸は残っており、綺麗にふさがっていました。お腹をいじることはなかったようです。これであとは抜糸をしてもらうだけです。
まとめ
レッグウォーマーでDIYした術後服をご紹介させていただきました。ただ、術後の傷に対してはエリザベスカラーをつけていた方が確実ですので、できるだけ取らない方がいいようです。
うちの愛猫はエリザベスカラーを使いこなせず、外した方がいいと判断した上でDIY術後服を作りました。
皆さんも様々な事情で術後服をDIYする機会がありましたら、レッグウォーマーを使ってみてもいいかもしれません。
これからも、もっともっと素敵な術後服DIYの方法を考えていきたいと思います。