猫がエリザベスカラーを嫌がる時の対処法
- エリザベスカラーを透明のものにする
- エリザベスカラーを柔らかい素材のものにする
- 術後服を着せる
- クッション型のものにする
猫がエリザベスカラーを嫌がる時は、透明のものや柔らかい素材のものに変えるか、術後服を着せる、クッションのようなものにするなどの対策が考えられます。
カップ麺の使用済みカップや子供用シャンプーハット、クリアファイルで代用して作る、という手もあります。
病院で装着されたエリザベスカラーは大きくて猫の視界を遮ってしまう事があります。その場合、外周部分を少し、カットしてあげると良いでしょう。視界が広がるだけで落ち着く場合もあります。
猫にエリザベスカラーを付ける時の注意点
猫にエリザベスカラーを付ける時は、いくつか注意点があります。
物にぶつからないようにする
エリザベスカラーをしている事で、視界は狭まり行動もしずらくなります。障害物が見えず、ガンガンぶつかってしまう事もありますので、なるべく障害となりそうな家具などは、どかしておいてあげましょう。
透明なエリザベスカラーにすると視界はクリアになりますので、変えてあげるのも有効です。
食事を食べやすくする
エリザベスカラーが邪魔して食事が食べられない…そんな時は、食器の位置を高くしてあげたり、食事の時だけは外してあげたりして、食べやすいよう工夫してあげてください。
十分な栄養が摂れないと、回復にも支障が出てしまいます。エリザベスカラーのストレスによって食欲がなくなる猫もいますので、注意してあげましょう。
傷口を舐めていないかチェックする
猫は非常に体が柔らかいので、体の場所によってはエリザベスカラーをしていても、傷口を舐めてしまう可能性があります。
エリザベスカラーを付けているからといって安心せず、ときどきチェックしましょう。
猫のエリザベスカラーを手作りする方法
- カップ麺のカップ
- クリアファイル
- 子供用シャンプーハット
猫のエリザベスカラーを手作りする方法は、カップ麺のカップを使ったものが1番簡単です。カップ面は、うどんなどの少し大きめものを使いましょう。
匂いがキツイので洗って、1日干してから使います。作り方は至って簡単。底面を愛猫の首のサイズに合わせて、カッターで丸くカット。後は愛猫にうにっと被せれば良いだけです。
意外と軽くて柔らかいので、猫にも飼い主さんにも好評な事が多いです。ただ、耐久性にはそれほど優れていませんので、替えを準備しておくと良いでしょう。
その他にも、クリアファイルや100円ショップの子供用シャンプーハットを使って作る方法があります。
コスト面ではかなり安上がりで済みますが、作る手間を考えると、先ほどご紹介した商品を購入されても良いのかな、と思います。
商品によってはそれほど高価ではありませんし、愛猫のストレスを1番に考えると、しっかりと考えられて作られているものの方が、良いかもしれません。
猫のエリザベスカラーの選び方
猫になるべく負担をかけず、嫌がらないエリザベスカラーは、どのように選べば良いのでしょうか?ポイントは、以下の通りです。
- なるべく視界を遮らないもの
- 軽くて柔らかい素材
- 大き過ぎないもの
これらのポイントをクリアした商品をいくつかご紹介します。
PETBABAエリザベスカラー
半透明で軽量、ソフトな素材から作られているエリザベスカラーです。首周りにはソフトパッドが入っているので負担が軽減され、枕としても使用できます。サイズはS(首回り:13~15cm、深さ:10cm)、M(首回り:15~22cm、深さ:13cm)の2種類です。愛猫のサイズを測ってから、購入しましょう。
Alien Pet エリザベスカラー
布製でソフトスポンジが入った柔らかいエリザベスカラーです。マジックテープ式なので、着脱も楽々です。サイズはS〜XLまでの4種類、カラーは5種類から選べます。物にぶつかっても音や衝撃を吸収してくれますし、寝る時に枕がわりにする猫もいるようです。布製なので汚れやすいというデメリットはありますが、猫のストレスは大幅に軽減されるでしょう。ただ、柔らかい分体の部分によっては、舐めることが出来てしまうかもしれません。
ペットヘルスケア クインカラー25 ドット柄 ピンク SS
犬用ではありますが、猫も使うことができます。クッションのような長細い本体を首に巻き付けます。お腹を舐めて欲しくない時に、使うことができます。その他の部位は猫の場合届いてしまうので、向いていません。愛猫の行動を制限しないので、ストレス緩和になります。
full of vigor エリザベスウェア
まとめ
今回は猫がエリザベスカラーを嫌がる時の対処法についてご紹介しました。
手術などで疲れた所にエリザベスカラーと来ると、猫にとってはダブルパンチです。猫の性格により、慣れる子とどうしても嫌がる子がいるようです。
我が家の猫も、うまい具合に取ってしまっていました。なるべく愛猫に負担をかけないエリザベスカラーを、選んであげてください。