猫にビールは少量でも致命的
ご存知の通り、ビールはアルコール飲料です。獣医師の意見によれば、猫にアルコールを「5.6ml/kg」飲ませるだけで、すでに致命的であるほど危険なのです。このように、ごくわずかな量のアルコールであっても、場合によっては呼吸機能の低下や昏睡状態を経由して死亡してしまうリスクがあるのです。
猫がビールの泡を少し舐めるだけでも危険
本当にごくごく少量であれば大丈夫だと思い、猫の可愛いしぐさを見てみたいからといってあなたの大事な猫ちゃんにビールの泡をほんの少し舐めさせてしまうだけでも実はとても危険なのです。ごくわずかなビールの泡に含まれる少量のアルコールでも、十分に猫を急性アルコール中毒に至らせる危険をはらんでいるのです。
ビールであれば1kgあたりわずか100ccでも口にしてしまうと猫にとってはすでに致死量となるのです。猫は体が小さい分、人間とは違ってほんのわずかな量のアルコールでさえほろ酔い状態をすっ飛ばして泥酔、昏迷状態に陥ってしまうリスクが十分にあるのです。
ですから、ビールは絶対に口にさせない、舐めさせてしまわないように飼い主が管理することが重要なのです。
猫がビールを誤飲した時の対処法
飼い主の管理不行き届きによって、置きっぱなしにしていた缶ビールやこぼれたビールを猫が舐めてしまってアルコールをわずかでも口にしてしまった様子があれば、ただちに嘔吐させなければいけません。
猫の口を開けさせ、指を舌の奥へ入れれば嘔吐させられるそうです。ほんの少量の場合は嘔吐物に混じる前に吸収されている可能性もあります。一刻も早く動物病院へ連れて行かなければいけません。
面白半分で猫にビールを与えるのは絶対ダメ!
猫がビールを飲む様子を黙って見ていておもしろがっている人もいるようですが、とても危険なのでやめておきましょう。ごくごくわずかなビールが致死量となるのです。
猫にマタタビもあげすぎるのも注意
猫をほろ酔い状態にさせると言われるマタタビもあげすぎはやはり危険のようです。
一時的なストレス解消には良いのですが、あげすぎると中枢神経を麻痺させてしまうために最悪の場合は死亡してしまうリスクがあるそうです。
猫にビールを与える危険性のまとめ
以上の理由から、ほんのごくわずかな量であっても猫ちゃんが口にしてしまえば命を危険にさらしてしまうのがビールです。
1滴のビールでさえも大事な猫ちゃんの口に入ってしまわないように、ビールは猫の前では飲まないようにするべきです。あるいは、ビールを飲んでいるときは猫に近づかないようにしたり、飲んだらすぐに片づけて飼い主が徹底的に自己管理することが重要ですね。
女性 百日紅
少量飲むことで命が危険な状態になってしまうかもしれないので、ビールなどのアルコールや食品の管理は徹底しないといけないとこの記事を読んで改めて思いました。
40代 女性 かえで
猫ちゃんと晩酌がしたかったといっていた飼い主さんは、猫ちゃんにふたくちビールを飲ませたところ吐き出してふらふらになり、倒れてしまったと連れてこられました。その猫ちゃんには軽く胃洗浄をして元気になり、帰られましたが飼い主さんは、厳重注意を受けていました!
猫ちゃんには食べてはいけないものもありますし、飼い主がしっかりと管理をして気をつけてあげなければなりません!連れてこられた患者さんの中には、助からなくて亡くなったねこちゃんも、いましたがなんだかかわいそすぎました。アルコール中毒は本当に怖いのでしっかりと気を付けましょう。
40代 女性 ママにゃん師走
各々生き物により消化出来る物、毒になってしまうもの等絶対に違いますし、アルコールは人間でも体重により消化の時間が変化します。猫ちゃんの体重は人間の体重の14分の1くらいでしょうか。ビールの泡を舐めるだけでも症状は出てしまいますよね。
アルコールの入った缶等、後でと思わないですぐに片付けなければと痛感いたしました。
猫ちゃんの喜ぶマタタビは今だ使ったことはありませんが、飼い主の責任で使い方や分量を守ることが大切なのだと思います。
アルコールと言えば、ウエットティッシュや除菌のジェルなどもそうですよね。
猫と生活を共にするようになってからは使用しなくなりました。
ちょうど愛息子の病院検診時にこの記事を拝見しましたので、かかりつけのお医者様に伺ってみましたら、揮発性があるので基本は全く問題ないとおっしゃってました。ただし、ジェルを手にたっぷりつけている最中に舐めてしまうのは良くないようです。好奇心おう盛な猫ちゃんですと注意が必要かもしれませんね。
改めて、身の回りを見直さなければと思いました。
40代 女性 さおり
従兄弟が昔、面白半分で猫ちゃんにビールを舐めさせたところ、昏睡状態に陥りまして、危険な状態になりました。
それからは、反省をして従兄弟自身もお酒を飲まないようになりました。
すぐに、急性アルコール中毒になってしまうので、かなり注意が必要ですね。